屋外でメダカを飼っていますと、ポックリ死んでしまうことが多いです。

メダカは、本来丈夫な魚 です。メダカの棲める環境であれば適応する能力は高く、高水温や低水温、水質汚染にも強く、病気や細菌感染などになりにくい魚です。

ただ、屋内飼育下で、自然の太陽光、そして外気にさらされていない非自然は環境では病気になる可能性が高くなります。屋外飼育下ですと、こうはなりません。

太陽光や外気にさらされて、水質をろ過してくれる微生物が育ちやすいですし、太陽光はメダカを健康な体を作ってくれます。何故かと言いますと、太陽光の紫外線があたることによって、ビタミンAとビタミンDが生成され、免疫力を高めたり、丈夫な骨を形成してくれます。

屋内の照明でも代替が可能ですが、紫外線を出す蛍光灯やLEDも販売されております。しかしながら、照明でなく太陽光の方がいい理由は、紫外線を出す蛍光灯やLEDでは、太陽光の波長を全てカバーしてるためではないためです。

屋外でメダカを順調に飼っていれば、病気や感染症にかかったメダカを見ることは、まずありません。死んでしまう前日までにいつもと変わらずに元気に泳いでおり、翌日に見ると死んでしまっている、ということです。

メダカのかかりやすい病気は「白点病」「水カビ病」「尾ぐされ病」の3つです。

「白点病」は「白点虫」に寄生されて、体に白い点のようなものが付く病気です。
この状態を放置しているとどんどん増えて全身白い点まみれになります。また「白点虫」に寄生されることでメダカはかゆみを感じるのか、しきりに流木や岩・底砂に体をこすりつけるような行動をとるようになります。「白点病」を発症したら 薬浴で治療しますが再発することが多い病気です。

「水カビ病」は頭部や口先、ヒレなどに白い線のようなカビが付く病気です。
「水カビ」が免疫力の低下したメダカの傷や体の表面で繁殖する病気で、健康なメダカが感染することはないと言われています。「水カビ病」を発症したら 薬浴で治療しますが免疫力が低下して衰弱しているので回復が難しい病気です。

「尾ぐされ病」は「カラムナリス菌」という病原菌に感染することで起こる病気で、ヒレがささくれたり、溶けたりします。メダカに強いストレスがあったり、水質悪化などが原因でかかることが多いです。「尾ぐされ病」を発症したら 薬浴で治療しますが体が大分やられて衰弱しているので回復が難しい病気です。

屋外メダカで病気にかからずに元気に飼育できていたとして、それでも死んでしまう理由で多いのは「アンモニア中毒」「暑さによる水温の上昇」「環境の悪化と急変」かと思います。

「アンモニア中毒」は、水質悪化によりアンモニアが堆積して、その中でメダカが泳ぐことで中毒にかかり、ポックリ死んでしまうものです。水質悪化の原因を緊急の水替えなどで取り除く、または生体の数を抑える、エサの量を抑える、水草を植えてろ過能力を高めるなどで予防することです。

「暑さによる水温の上昇」ですが、夏の暑さ(猛暑日)により死んでしまうことです。ただし、水温36℃程度までなら生き残ることができます。夏の暑さで死ぬというよりは、暑さでメダカの呼吸量が増えて、水中の酸素が少なくなり酸欠で死んでしまうことが多いです。

「環境の悪化と急変」は、容器の水替えなどにより、水質と水温が変化して死んでしまうことです。これは人間側の過失ですので水替えを慎重に行うことで回避できます。水替えの水を少なくする(元の水をできるだけ残す)、替える水は、汲み置きして半日から1日置いた水を使用するなどで回避できます。

上記の死んでしまう理由は、あまりないものです。メダカを本やプログなどに載っている飼育方法をしっかり実践して育てていれば(自分なりの飼育方法を確立する必要はあります)、まず遭遇するものではありません。メダカは長生きすることができます。



※最後に
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