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◆はじめに
  ビオトープのシーズンは冬になりました。メダカやミナミヌマエビ、タニシやドジョウなどの水棲生物や、スイレンやハス、マツモやアナカリスなどの水生植物など、やがてやってくる春に向けて長い長い眠りにつきます。
  しばらく、ビオトープの鑑賞やメンテナンスなどの楽しみはお預けとなりますが、この時期は、いろいろ振り返ったり、次シーズンに向けて構想を練ったりと楽しみはあります。
  今回は水生植物を振り返ってみます。

多年草とは...。
 2年以上生存を続ける草本植物のことを示して、冬になると地上部が枯死してしまうものでも、地下部などが越冬すれば多年生の性質をもつ。

◆多年草のメリット・デメリット
 ・メリット
   -毎年買わなくてすむ
   -前年で栽培のノウハウを習得できているので楽に育てられる
   -タネからでないので新芽が枯れるリスクが少ない

 ・デメリット
   -総じて生命力が強いので、他の植物を駆逐する可能性がある

◆生育環境
 ・千葉県
 ・マンション5階南西のベランダ(屋外)
 ・日照時間は午後11時から日光が当たる
 ・海から1.4キロ程度
 ・強風かなり多い
 ・鉢植え栽培


<姫スイレン>

スイレンはスイレン科の多年草です。日本ではヒツジグサ(未草)の1種類のみで日本全国の池・沼に広く分布して自生しています。

スイレンの種類は熱帯スイレン、温帯性スイレンがあり、姫スイレンは、温帯性スイレンと呼ばれており、日本の寒さにも強く育てやすいスイレンです。小型の品種で株から4,5輪の2~3cmの花を咲かせ、1シーズンで何回も花を楽しむ事が出来ます。


我が家の姫スイレン。日光が足りないと花が咲かない。
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◆基本情報
【分類】浮揚性植物
【草丈】葉の大きさは5cm~10cm 程度
【分布地】日本を含む東アジア
【開花期】5月~8月
【冬場】冬は地上部は枯れる
【繁殖】地下部でランナーを伸ばして芽を出す
【水管理】鉢植えの場合は鉢ごと水につけ、株元が必ず水につかる水位で生育
     株元の水深が10cm~20cm程度になるように調整する
     水が汚れると株元に日光があたらない冷たい水は株が死んでしまいます
【日当たり】半日以上、直射日光があたるところに置く
      株元までに日光が届くようにしないと花が咲かない
【用土】水生生物の土、赤玉土、荒木田土、水生生物の土は特に生育が良い
【肥料】緩効性の化成肥料を土に埋める
【シーズン】3~11月
【鉢のサイズ】直径15cm(5号)以上


※注意事項
 姫スイレンは春から夏に掛けての葉がたくさん生えてきますが、葉が多いと株元に日があたらなくなる為に花芽が出ずに花が咲かなくなります。

 葉は根元から間引いた方がいいです。我が家は日光が当たりずらい環境であり、間引きを怠ると、はっきり結果として表れます。


◆我が家の1年の飼育まとめ
 3月 地中から芽がでてくる。
    春の植え替え。地中は根がパンパンで土が盛り上がっている。
    鉢から取り出すのに一苦労。
    ドジョウが土に入り込んでたりするので注意しながら取り除きます。
    特に腐ってきている根の部分はカットします。
    新しい株が増えているので、1株ごとに分けてしまいます。
 4月 葉がどんどん増えてくる。
    肥料をあげる。
 6月 葉がどんどん増えてくるが、大きな葉がでてくる。
    間引き開始。
    株元に日光が当たるように維持すること。

 7月 花芽がでて花が咲く。間引きの間隔が短くなってくる。
    肥料をあげる。
 8月 花がたくさん咲く。
    お盆過ぎぐらいからは肥料をあげない。
 9月 花は咲かなくなる。
    葉に栄養がいき、たくさん出てくるので間引き。
10月 葉が少しずつでてこなくなる。
12月 地上部(茎や葉)が枯れてくる。
    地上部はカットします。
    地上部をカットしても
    翌年春には芽が出てきます。
12月

 2月 株元までに水に浸けた状態で管理します。

◆メダカやエビなどの水棲生物との相性
 特にないです。メダカやエビが隠れ家や休憩所のように利用にします。メダカは水草のように卵も産まないですが、稚魚や稚エビが隠れ家に利用します。また時々、葉の上でメダカやエビが休んでいるところを見かけます。

 スイレンの魅力はやはり何といっても花なのではないでしょうか。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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