我が家のベランダでメダカを飼い始めた頃、飼育方法が適当であるため、よく死なせていました。今思えば可愛そうなことをしました。飼育方法をひとくくりに言うのは簡単ですが、「水が汚れたからだろう。」「寿命が短いから寿命で死んだんだろう。」「過密飼育なのかもしれない。」「水草入れすぎかも。」などと、確かに間違ってはいないのですが、勝手に想像して、メダカの弱らせてしまった時、死なせてしまった時の様子をしっかり観察したことはなかったと思います。

また、『痩せ細る』なんてことも知らなかったので「寿命で薄っぺらくなったんだな。」なんて勝手に思っていたものです。それでも何とかメダカ飼育を続けていたのですが、メダカが死んでいく場合、かなりの確率で薄っぺらくなっていて死んでいくのです。痩せ細っていく=餓死を連想してしまい、「エサは結構入れているのに、それでも少ないのかな?」なんて思いまして、エサの量をこれでもか!ぐらいに増やして入れるのですが、メダカはエサを食べても食べてもやせ細っていくのです。ここに至って、ようやく、何かおかしい!何かが起きている!と気づいて調べて、よく言われている『痩せ細り病』を知ることになったのです。

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この『痩せ細り病』は、先に結論から言うと、この『痩せ細り病』の原因は、はっきりと判っておりませんし、対処方法も確立している訳ではありません。

色々な説や推測があり、自分の飼育環境に当てはめて、原因を推定して、試行錯誤して対処していくのが、実情だと思います。

『これが解決方法だ!』というものはありません。しかしながら、痩せ細っていった状況を考えて、対処すれば、この『痩せ細り病』は多少なりとも予防できるのです。

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◆エサのやり過ぎ
エサのやり過ぎと思われる原因は圧倒的に多かったと思います。何故そう思ったか?ですが、そのカギは冬にありました。越冬した春に無事に元気に越冬できたのかメダカの状態を見ると、メダカは丸々と太っているのです。春から夏にかけて、細くなってしまったメダカも太くなっているのです。冬の間はメダカは基本的には冬眠状態でして、晴れた日に日向ぼっこで水面に浮かんでくるぐらいです。冬の間はメダカは活性が落ちますのでエサを与えても消化不良で死んでしまいます。従ってエサを与えずに春まで過ごしてもらうのです。春から夏と、冬の間で何が違うのかというと、やはり「エサ」に辿り着いてしまうのです。それでは春になってから、エサを与えなくていいのではと思いますが、そうではありません。メダカの活性も上がっていますし、繁殖活動にも入りますので、エサは与えなくてはなりません。ここが難しいところですが、エサを与えますと、エサの残りや糞尿などで水が汚れていきます。容器の中のタニシやエビ、微生物や水生植物などの小さくて絶妙な生態系で水質を綺麗にしてくれますが、それには限界があります。水質の汚れ⇒メダカの痩せ細りが一つの要因かと思います。メダカのシーズンではエサの分量やサイクルを考えて与えていく必要があります。

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◆日照時間不足
我が家は南西に位置しているものの、日が当たるのが正午ごろからでして、日の入りが19時あらだとすると、日照時間は7時間しかありません。それでもメダカは通常12時間程度と言われている産卵もしてくれて、繁殖は問題ありません。稚魚は成長してくれて、立派に親メダカになってくれます。しかしながら、容器に設置場所によって『痩せ細り病』になる確率が大きく違うのです。ベランダの奥まった所、つまり窓際に置きますと、元々日照時間が短いのに更に日蔭の時間が長くなり、『痩せ細り病』により死なせてしまうことが多々ありました。逆に一番外側(現在の置き場所)に置いていますと、確率はグーンと下がります。日照時間だけは家の立地場所によりますので、どうしようもないことではありますが、できるだけ日当たりのよい所をオススメしたいです。

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◆微生物、植物プランクトン不足(水が綺麗すぎる)
以前、我が家は底床に「石」や「砂利」を使用しておりましたが、やはり『痩せ細り病』になることが多々ありました。そこで底床を「赤玉土」や「水生植物用培養土」に切替えたのですが、やはり「石」や「砂利」を使用していた頃よりも、メダカが元気で長生きしましたし、ヒメタニシやミナミヌマエビなどの繁殖が盛んになったりとプラスアルファの部分もありました。しかしながら、『痩せ細り病』は、「石」や「砂利」よりも少なくなったものの発生してしまうことはありました。そこで『荒木田土』に切り替えました。この『荒木田土』は田んぼの土ですが、この栄養豊富な田んぼの土は微生物を発生させてくれます。もちろん、「赤玉土」や「水生植物用培養土」も微生物は発生しますが、やはり田んぼの土だけあって、微生物が発生する量は違います。メダカも何も入れないでそのまま置いておけば目視できるぐらいに増えていきます。メダカは、その微生物を食べて育ちますし、微生物が水質を綺麗にしてくれる一端を担います。『荒木田土』は栄養が豊富ですので、コケやアオコが多く発生しないようにしなければいけませんし、土が舞い上がりやすく常に濁った状態になりますので、『荒木田土』の上に「赤玉土」を被せると土が舞い上がるのを抑えることができますし、水草を植えて栄養素を吸収してくれるようにしないといけませんが、それでもオススメしたい用土です。

しかしながら、シーズンを通していくと、メダカの活性による食欲に追い付かずに、また、エビやタニシも微生物を食しますので、足りなくなると思われます。そこで人工飼料で補えるかというとそうではありません。コケやアオコが発生しないようにはいけませんが、綺麗な水であればいい訳ではありません。メダカは川の上流や、湧き水など、とても綺麗な水を好むわけではなく、田んぼや用水路、沼や池などの比較的に止水域で暮らしており、決してとても綺麗な水で住んでいる訳ではありません。汚いドブみたいな場所にはとても暮らせませんが、決して綺麗な場所で暮らしている訳ではありません。しかしながら、どの場所でも豊富な微生物のいる場所であり、メダカには必要不可欠な環境なのです。話しを戻しますと、容器の水が綺麗であればいいのではありません。足りない部分は自然のように作れませんので、別の手段で何かしら微生物を供給してやる必要があります。我が家ではグリーンウォーターを別の容器で作って、それを供給しております。人工飼料とグリーンウォーターを織り交ぜて飼育しておりますが、メダカはすこぶる元気に泳いでおります。



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◆こんな時はやはり回復は難しい:購入時から『痩せ細っている』
購入時から『痩せ細っている』メダカの回復は難しいです。すでに『痩せ細り病』であるか、『病気で食欲がない』など、理由は色々あると思います。このようなメダカの場合、病状が進んでいるので、家に迎い入れた後に、治療を行っても回復しないことが多いです。やはり、最初はできるだけ状態がいいメダカを迎い入れたいですね。

こんな時はやはり回復は難しい:先天性の内臓疾患
生まれつきのものですので非常に難しいと思います。残念ながらメダカの住みやすい環境を整えてあげて、少しでも長生きさせてあげればと思います。


◆まとめ
以下の対処をすれば、飼育環境にもよりますので、必ずではありませんが、『痩せ細り病』を予防、または回復させることができると思います。
  ・十分な太陽光()に当てる
  ・荒木田土(🌾)を使用
  ・バクテリアの豊富な飼育水()で育てる



※最後に
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