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※2022.05.03更新(旧題:決してひとりでは見ないでください、メダカや金魚などのアンモニア中毒死。)

ビオトープの春の水替え、植え替えで2週間が経過しました。毎年春には1年間でのヘドロ化した底床の用土の入れ替えや根が張りつめている鉢の水生植物の植え替え、また容器や流木などのレイアウトの掃除や水の入れ替えを行い、今シーズンの1年間を水棲生物や水生植物が元気に生きていけるような環境に整えてあげるわけです。

この春のビオトープの水替え、植え替えでは、どうしてもリスクが発生してしまうのです。

それは水質の問題で、水替えでは全部の水を入れ替えずに水棲生物たちが元棲んでいた水は保存しておきます。それは水の中にはバクテリアが生きており1年間かけて水棲生物たちが快適に住める水になっているからです。

ただ、この快適という言葉で容器の大掃除をした後に、水を全部戻してしまえばいいかというとそうではなく、水の中にはアンモニアや亜硝酸が混じっていますし、水生植物の枯れ葉や水棲生物の排泄物などのゴミも混じっております。

従いまして、そのまま元の水を全て戻すことはなく大体半分程度戻して、どうしても新しい水としてカルキ抜きをした水道水を半分程度足して容器を水で満杯にします。

その時点で大事なバクテリアが減ってしまう為、排泄物やエサの食べ残しにより水棲生物にとって猛毒なアンモニアが発生してもなかなか分解がすすみません。その間、アンモニアが分解待ちとなり堆積していくわけです。

そんな猛毒なアンモニアはバクテリアによって水棲生物にとって有害な亜硝酸に分解してくれるわけですが、これでもまだ有害なわけでして、バクテリアによる分解待ちとなり堆積していきます。

猛毒なアンモニアや有害な亜硝酸塩は水棲生物にとって猛毒な物質であり、水棲生物たちの許容量を超えてしまうと耐えきれずに死んでしまします。

水棲生物にとって無害な硝酸塩に分解してくれるまでは安心できません。

他にもコケや藻、バクテリアが少なくなってしまうことで水棲生物にとって一時的に食料が少なくなるので餓死してしまうこともあります。

それを補うために。エサを与えすぎると結果的に猛毒なアンモニアが増えることになりますし、エサを与えないと餓死することになりますので、ビオトープにとっては悩ましい季節になります。

水替えからバクテリアが増えるまでの1ヶ月程度は飼育者にとって耐え忍ぶ期間となり『何とか、みんな、元気でいてくれ!』となるのですが、その願いは叶わずにここにきて水棲生物を死なせてしまうことが多くなりました。何年やっても難しい季節であります。





金魚が死んでしまいました。生きてるかと思いましたが死んでおりました。
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オオタニシが死んでしまいました。これで2匹目です。他はオオタニシは元気ですが、オオタニシはやはりで死んでしまいやすいです。ちなみにヒメタニシは1匹も死んでおらず強いです。
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あちゃー。白メダカが死んでしまいました。今シーズン初めてです。やはり白メダカは弱いですね。黒メダカと緋メダカは一匹も死んでおりません。
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我が家では、白メダカやミナミヌマエビなど水質変化に弱い生体から死なせてしまうことが多いです。

いわゆる弱い生体には、あれこれと気を使って色々と対策しているつもりですが、何年経っても難しいというのが現状です。

ただ、1年経験するごとに死なせてしまう生体が少なくなっているのも事実で、春先を越えて何とか元気で夏を迎える方法がないか模索しており、また来年も思案して実行していきます。



※最後に
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