※モバイルデバイス対応済(不要)
※アドセンス再設定対応済

毎年春を迎えると、水棲生物を取り出し生存を確認して、水生植物を取り出して枯れた部分や成長しずぎて根詰まりを起こしている根を取り除く。我が家の水生植物は全て多年草なので毎年繰り返しをなるのだが、たまに冬の間に力尽きて春に芽がでてこないことがある。

毎年のように目にとまった水生植物をいろいろ購入して植えていた時期があった。インターネットで『おすすめ水草』『初心者向け水草』『育てやすい水草』からおもしろそうな植物を見つけだして購入していた。しかしながら、おすすめで水生植物を購入して、そのままでほったらかしでいいかというと、しっかり世話はしてあげないといけない。

『ビオトープ』という言葉を発見してから、どんなものなのか?やり方はどうなのか?といった事をインターネットや本など資料を読み漁った時に、水生植物に関しては購入後の植え方や越冬時の管理方法などがたくさん紹介されているけれど、途中のメンテナンス部分は、『たまに間引いてあげましょう!』『肥料を時々与えてあげましょう!』ぐらいしか載っていないので、実際にビオトープを立ち上げ時に気にせず好きな水生植物を購入したが、世話をしないと徐々に絶妙な狭い空間でバランスを保っていた環境が徐々に壊れていき、水生植物はおろか水棲生物に影響を受けるということになる。

よく考えたら当然なんだけれど、この世話をする部分があまり語られてないので水生植物は好きな人は、水生植物たくさん植えたのはいいけれど、その後爆発的に増えてひどい状態なるなんてことが結構あるんではないだろうか。

メダカでいうと産卵や孵化を上手にされている方は、あまり水生植物を植えていないし全く水生植物を植えていない方もいる。上手な方のプログをよく見ると画像にあまり水生植物がでてこないし、むしろエアレーションやろ過機がでてくる。

ただ水生植物を水棲生物の両方を楽しみたいこともあり、水生植物を購入して植えた後もしくは春のリセット後の苦労点だけを書いてみる。今回はナガバオモダカを取り上げる。


◆ナガバオモダカ
よくホームセンターやインターネットで『メダカが喜ぶ~セット』で売っているが、あの状態は束の間であり、あっと言う間に爆発的に増えていく。生命力は最強の部類であり、日蔭でも水の中でも、土に植えなくても増えていく。屋外に放たれたら、あっという間に在来種を駆逐するだろう。
IMG_4664

◆生育環境
 ・千葉県
 ・マンション5階南西のベランダ(屋外)
 ・日照時間は5月では6時間40分程度
 ・海から1.4キロ程度
 ・強風かなり多い

◆春(3~4月)
根はパンパンに成長して根詰まりしているので鉢からとりだすのに苦労する。ランナー(地下茎)で増えていくタイプなので、鉢に植えていても近くにある鉢にランナーを伸ばして他の水生植物を駆逐する勢いで増えている。また水中でランナーを伸ばして水中でも増えているので、引っ張り上げると水中にあるナガバオモダカのほうが大きいということがある。根はほとんどなくてもいいぐらい大胆にカット、ランナーも全部カットして1株に切り離してから植えなおす。冬は地上部の葉や茎は枯れるというが、ほとんど枯れずに成長が止まるだけである。3月にはすでに花を咲かせている。

◆最盛期(6~8月)
ランナーを伸ばして爆発的に増える。近くにある鉢にランナーを伸ばして定着して植えている他の水生植物を駆逐しようとする。近くの鉢にランナーを伸ばしている時点でカットしていく。ここでカットしないと容器がナガバオモダカだけの状態になっていく。

◆秋(11月)
最盛期(6~8月)と変わらずにランナーを伸ばして増え続けるがペースは少し遅い。

◆冬(12月~翌年2月)
地上部の葉や茎は枯れるというが、ほとんど枯れずに成長が止まるだけである。その間、水中でランナーを伸ばして徐々に増えていく。春には水中はナガバオモダカだらけになる。

◆他
メダカの隠れ家など言われているが隠れ家にはならない。爆発的に増えた後の冬の水中では、いろいろな水棲生物が越冬する為の隠れ家になる。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク