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本日も秋空がきれいでいい天気でした。ただ風が冷たいので、厚着をして動くと暑いですし、動かないと風にさらされて寒いですので、服装調整が難しい日ではありました。

この先は水曜日までは秋晴れが続き、木金曜日は雨や風が強いとのことですので、うまく服装調整をしないとコロナウィルスでなく風邪にやられてしまいそうですので注意ですね。

寒くなってきますと、いよいよ生き物たちの冬越し準備となり無事に来年春まで過ごしてくれるように飼育者として準備を行うことになりますが、特に冬越しの必要がない生き物たちがいるのも事実であります。

その中にヒメタニシ(オオタニシ、マルタニシもそうです)が当てはまりまして、ヒメタニシには越冬準備がいりません。ヒメタニシは冬の間は底床の泥などの用土に潜ってじっと春まで冬眠しておりますので、飼育者からは姿が見えなくなりますが、春に暖かくなりますと姿を現して無事であることが確認できます。

越冬準備が全く必要でなく、越冬中でもエサを与える必要は全くありません。何もしなくてよいので飼育者側から見れば、とても楽ではあります。

底床ありきの話をしておりますが、底床があったほうがいいとは思いますが、必須ではありません。底砂がない場合は、レイアウトの岩や流木付近、水草にくっついておりますし、それらもなければ底でじっとしていると思います。

もし底床を入れるのであれば、底砂の大磯砂や田砂などより底土である荒木田土か赤玉土の方がいいとは思います。野生のタニシが棲んでいるのは田んぼや池や沼などですので、その環境に近い用土を入れてあげるのがいいと思います。

冬の暖かい日であれば、タニシも動いてエサを摂取すると思いますが、人間がエサを与えてはいけません。まず、冬の暖かい時間はそう長くなく、すぐに寒くなってエサを完食することが難しいと思われます。そうなるとエサの残りによって水質が汚染されていきます。

特にメダカやミナミヌマエビなどの混泳している生き物がいても、メダカは冬眠状態になっておりますし、ミナミヌマエビも活動範囲が0℃~30℃ですので、ある程度は食べてくれるとは思いますが、シーズン中に比べると消費量は少ないです。




◆タニシが越冬で生き残る、生き残らないの分かれ目
タニシが越冬で生き残る、生き残らないの分かれ目はすでにシーズン中(4月~10月)にすで決まっているといってもいいです。

シーズン中にタニシが繁殖して、生まれた稚貝とともにシーズン始まりより個体数が増えている環境であれば、エサが豊富にあり栄養満点ですのでタニシは無事に越冬できますし、途中に暖かい日があってエサを多少なりとも補給できる状態と考えられますので春まで生き残ると思います。

逆にシーズン中にタニシが繁殖はするものの、生まれた稚貝とともに徐々に個体数が減っていき、シーズン始まりより個体数が減っている環境でありますと、エサも少なく栄養状態も悪いと考えれますので、そのまま冬に突入しても餓死で死んでしまい、数匹、もしくはたった1、2匹が生き残り、春の水替えでは「空の貝殻」が沢山でてくることになります。


タニシもクマみたいなもので、シーズン中にしっかりと栄養をとって越冬できる体力をつけて、寒い冬は体内に蓄えたエネルギーを使わない冬眠状態であるのが望ましいのです。これはタニシだけでなく、ドジョウなどもあてはまります。


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エサに群がるヒメタニシたちです。
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※最後に
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