※モバイルデバイス対応済
※アドセンス再設定対応済
※2021.07.15更新(リニューアル)

うまく咲いた場合のハスの花
IMG_3605

8月21日にハスの花が咲きましたが、あっという間に花びらが落ちてしまいました。蕾が咲かないままに枯れてしまいました。ハスの花びらが散ると、花托「かたく」(実がなる部分)と呼ばれます部分が残ります。なお、この花托は蜂の巣の形に似ていることから「はちす」と呼ばれています。

もう一つ蕾があり、こちらも楽しみにしていたのですが、本日見ますと蕾が枯れているのがわかりました。開花を楽しみにしておりましたのでショックです。

この原因として考えられるのが「日照不足」です。この蕾が出てきてからは、ちょうど天気が悪い日、雨や曇りの日が続きました。

我が家の日照環境は特別でして、晴れの日でも日光が当たるのが正午頃からです。元々日照時間が少ない上に、さらに天気が悪いと植物や生物の育成に大きな影響がある環境なのです。

次に考えられる原因は「水不足」です。少しの水不足で蕾どころかハス自体に変調をきたしてしまい、最悪の場合、枯れてしまいます。

まず、葉の端からシワシワになっていき、そのうちにシワシワ部分から葉が枯れてきます。そして蕾自体も大きくならずに枯れてしまいます。これが全体に波及していくのです。夏の水の管理は重要でして、最低15~20cmの水位を保ちたいところです。

我が家の水位はしっかりと20cm程度は保っており、ここに関しては問題はないと思っております。

もう一つ考えられる原因は「リン酸の不足」になります。特にリン酸が不足すると蕾の生育が悪くなり立ち枯れを誘引するのと、苦土(酸化マグネシウムの俗称)不足が見られるようになり、このまま にしておくと腐敗病を発症いたします。

対処としては追肥を行います。それでも葉は十分に育っているにもかかわらずハスの蕾が出てこない、蕾のまま花が咲かない場合があります。それはやはり肥料不足の影響と考えられます。その場合は回復難しく、その年のシーズンは諦めることも必要かと思います(来年に期待!)。

我が家は、春の植え替え時にハスの専用土を使用して肥料は与えず、そのままにしていきました。何故、肥料を与えていなかったといいますと、肥料を与えると水の富栄養化が発生し、コケや藻が大量発生して水棲生物に影響を与えます。メダカが泳ぐスペースがなくなりますし、水底に光が届かなくなり、水が腐敗していきます。

本当はハスの容器で生物を飼うのは薦められていないのですが、我が家ではメダカやコリドラス・パレアタス(青コリ)などを飼っておりまして、コケや藻を発生させずに、ハスに肥料を与える量がなかなか難しいので、ここ2年は春だけで肥料を与えておりません。

とはいえ、ハスの花も見たいので、来年は再考してみようと思います。

◆現在(2021年)は?

 ハスの容器の中で一緒に水棲生物は飼育し続けておりまして肥料も与えております。コケや藻は若干生えるものの、水棲生物を脅かすまでの繁茂状態は見られないような形で肥料を与えております。どうしても少なめになりますので、やや蕾のつきは悪いです。


ハスの花托「かたく」です。
IMG_0352

こちらの蕾は枯れてしまいました。
IMG_0354



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク