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昨年であるが、我がマンションは大規模改修工事を行った。

6ヶ月間にわたり、ベランダ、バルコニーにあるものは工事の邪魔になるので撤去し指定場所(1階の広場)に置かなくてはならない。

ベランダビオを行っている者としては大きな難題に直面することになった。生体と水生植物が入っている容器、それも水が入っているのでかなり重く、これを運ぶのか?と思うだけで気が遠くなりそうであった。


何とか1階の指定場所に運んだが、やはりベランダビオをやっている人間なんて自分一人であった。

最初に運んだ指定場所は屋外の広場であったが棟と棟の間にあるような場所で日当たりは決してよくなく、最初の2週間ぐらいでメダカがあっという間に死んでいった。

いくつか鉢置き場は確保されていたのだが、最初にできた置き場所に管理人さんのご厚意で最初に置かせてもらえたというわけだが、これが逆に失敗の序章になる。

どうしても人間様の目線で見てしまい、以下のことが気になり、水生生物の目線で見れなくなっていた。

 ・奥まった場所に置かれて、
  世話(水の追加・餌やり・トリミング)が
  できずに困る
 ・近くに水道があり、容易に水の確保が
  できる場所


本当は、日当たりのよい場所に置かせてもらえばよかったのだ。

8月のそのころは、ゲリラ豪雨が頻繁に発生して発生する度に傘をさして容器の状態の確認をしに1階に降りて行ったことも思い出す。

また1階に降りてつらいことは以下の事だ。ベランダビオの利点が全くない。

 ・ゲリラ豪雨(タオルをかけて溢れそうに
  なった水を吸いだすことは処置済み)時の
  見廻り確認
 ・水の追加・餌やり・トリミングなどが
  簡単にできなくなった事
 ・ご近所さんの目、マンションの廊下沿いに
  あるこの広場で作業をしていると
  ビオトープが珍しいみたいで、
  ジロジロみられること


しばらく世話をしていたのだが数週間後に容器はすべて突如エントランスホールに置かれていた。

ゲリラ豪雨が続いたことにより管理人さんが気をきかせて移動したのだ。

しかしながら、エントランスホールは屋内であり日当たり半日蔭になってしまい水生生物にとっては最悪な状態になった。また、そのころには水生生物は弱りはじめていたが、ここでも人間様の目線でしか見れなかった。

 ・雨のことを考えなくてすむ
 ・近くに水道があり、容易に水の確保ができる
 ・夜も灯りがともっており、
  水生生物の状態がみれる


急変した環境でミナミヌマエビが大量にダイブしてエントランスホールで死んでいたこともあった。朝かなり早い出社だったから誰もいないので慌ててひろって廻った。

水生生物にとっては、かわいそうな5ヶ月間であったろうと思う。本当に後悔しか残らない。

その後もエントランスホールでは次々に水生生物はやられていったが、強い生命力のものは生き残った。【続く...。】



※最後に
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