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ミナミヌマエビが死んでしまう...。

ビオトープ歴はもう9年目になります。今でこそミナミヌマエビは無尽蔵に増えてくれておりますが、ビオトープを始めた頃は、せっかく購入したミナミヌマエビを死なせてしまうことが多々ありました。

ビオトープを始めるにあたり「ミナミヌマエビぐらいなら簡単に増えるだろう!難しくないだろう!」と、子供の頃に飼っていた記憶を頼り(子供の頃にしっかり飼えていたのかは微妙です)に飼育を始めました。

ビオトープにはメダカと共にミナミヌマエビを入れましたが、ミナミヌマエビたちはあっという間に死んでしまいました。

失敗に懲りずに試行錯誤して何度も飼育環境を変えてミナミヌマエビを迎い入れましたが、すぐに死んでしまいました。

今思えば本当にいろいろやったと思います。水草の種類変更、ミナミヌマエビだけを飼う、水の量を増やす・減らす、容器の変更、エサの間隔を長くする・短くする、水替えの頻度を多くする・少なくする、設置場所の変更などなど、いろいろ試してみましたが上手くいきません。

全滅までとは行きませんが、春先に迎い入れたミナミヌマエビは産卵して、夏前までに稚エビたちを増やしていきます。ここまではうまくいくんです。

しかしながら夏を迎えてから徐々に個体数が減っていき秋には少数となります。そして寒い冬を越すと最後にはわずかな生き残りがいるだけになりますので翌年春に新たなミナミヌマエビを迎い入れる(追加購入)といったことを毎年繰り返しておりました。

メダカビオトープを始める時に、メダカ、タニシ、ドジョウ、そしてミナミヌマエビを一緒にいれることが多いと思います。私がそうでした。ただ、その中でもっとも水質などの環境の影響を受けやすい、そして死んでしまいやすいのがミナミヌマエビなのです。

ミナミヌマエビは特に水質に関しては敏感でバクテリアを増やす水質浄化剤を入れただけで一晩で全滅してしまったこともあります。

ミナミヌマエビは「水質の指標となる生き物」でして、ミナミヌマエビが生きられない環境ではメダカもタニシも徐々に減っていってしまう環境なのです。




試行錯誤していた或る日突然わかりましたが、その時はミナミヌマエビをいろいろな容器で育てており、うまくいく容器があれば、うまくいかない容器があることがわかりました。

うまく育っている容器は日当たりのよい場所でマツモ、アナカリスなどの水草が繁茂している環境です。メダカもタニシも、ドジョウ(シマドジョウなどの小型ドジョウ)も混泳しております。

あれだけ試行錯誤していたのに、うまくいった容器は何もしないでも秋にはミナミヌマエビは増えております。そして増えたミナミヌマエビを他の容器に入れて他の容器もうまくいった環境と同じ飼育環境にしてみることで、ミナミヌマエビを迎い入れることなく(追加購入)、増やす事ができて現在に至ります。

飼育してみた経験から言いますと、ミナミヌマエビは飼育環境を変えられることに敏感であり、特に飼育水を入れ替えることが苦手な性格ということがわかりました。

そこで屋外の容器は完全水換えをするのは春のみとして、シーズン中は水が減ってきたら足し水するだけにしています。今までは長くても半年ほどで死なせてしまったミナミヌマエビを越冬させて春から再び繁殖と1年以上飼育することができて大量に殖やすことができております。

ただし、完全水替えする春だけは容器で育てている弱点なのかもしれませんが、春の水替えと植え替えによって環境が著しく変化することにより一部のミナミヌマエビはどうしても死なせてしまいます。ただし、再び繁殖してすぐに増えていくので全滅してしまうことはありません。

夏は豊富な水草や岩、流木などに隠れていることが多い為、夏の直射日光による高温に耐えることもできますし寒い冬も水底でじっとしており、真冬(我が家は千葉県です)でも日光が当たる天気ではミナミヌマエビが泳いでいる姿を見ることもできます。

また、ミナミヌマエビが元気に育つ環境、繁殖する環境は、メダカやタニシにとっても良い環境であってメダカやタニシも死んでしまうことがなくなりましたし繁殖するようになりました。

まとめますと、日当たりのよい環境で水草など隠れる場所があり天敵がおらず、水質が安定している場所であれば、ミナミヌマエビは元気に生きて繁殖します。
ミナミヌマエビとタニシの稚貝です。
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夜のビオトープです。稚エビとともにミナミヌマエビが出てきております。
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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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