屋外でメダカを飼おうと思った時、まず最初にメダカの種類や個体数を決めると思います。その次に容器の種類や大きさ、またデザインにこだわる方は設置後を思い描いてデザインも検討すると思います。次に容器が決まったら、容器内に設置するレイアウト用品、流木や石、の大きさや形を決めていくと思います。またどんな種類の用土を底床として検討するかと思います。

そして、その中で重要な位置を占めるのが水草や植物たちです。水草や植物を入れないのも選択肢としてもちろんあります。メダカだけが好きな方やブリードする方は、水草や植物は邪魔なだけの存在でしょう。メダカだけでは殺風景なレイアウトではなく華やかな感じのレイアウトでが好きな方やメダカを育てるのと同時に水草や植物も育ててみたいという方は購入するかと思います。

では、実際に入れたい水草や植物は何がいいでしょうか。基本的には自分の好きな水草や植物を入れた方が育てるのが楽しくなりますし、毎日観察したくなります。しかしながら、あれもこれもとついつい欲張ってしまったり、自分の意図する景観を達成する為に、多く入れがちになりかねませんし、多く入れた結果、本来メダカの隠れ家や産卵させる為の水草や植物が、逆にメダカの泳ぐスペースがなくなってしまうことなる皮肉な結果になってしまうことにもなります。

いろいろと水草や植物を入れてみましたが、メダカを飼うには最終的には1種類、あるいは2種類でまであり、いわゆる”定番もの”がいいことがわかりました。他の水草や植物が悪いとかいうわけではないのですが、メダカが産卵を行い、水質浄化の一助になる、そして混泳するエビやタニシの隠れ家などにもなるのは、ごくわずかな水草や植物です。我が家の失敗した歴史を振り返ってみますので、ご参考までに覗いていってください。

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※注意事項
この記事は、過去のメダカとメダカの容器に入れた水草や植物を育てた経験の話ですが、この当時の経験や知識に乏しく、好きな植物を適当に入れて育てていたので、生体と水草、植物をバランスよく飼育することができておりませんでした。必ずしもメダカと水草、植物同士の相性が悪くて、うまく飼育できなかったという話ではありませんで、その点をご注意いただければと存じます。また南西の環境であり、日照が正午ぐらいから日が当たり始めて、日の入りが19時だとしても7時間しか日照時間がない特殊な環境であることも付け加えておきます。またその時は失敗して枯らしてしまったのですが、再チャレンジして現在は元気に育てている植物もあります。過去の飼育経験を棚卸してみて思ったのは、「やたら沢山入れてるなぁ~。」と率直に感じました。なお、「何で、この組み合わせなの?」は突っ込まないでください。


◆アサザ、姫スイレン、コガマ、ウォーターバコパ、ナガバオモダカ
最初の植物は、ラインナップを見るとわかりますが無茶苦茶でした。全て一目見て気に入った植物を購入しました。浮葉性のアサザ、姫スイレンは住み分けでダブっておりますし、抽水性のナガバオモダカ、ウォーターバコパ、湿地性のコガマなど全てが生命力が強く、ナガバオモダカとコガマはランナーを出して爆発的に増えていきますし、アサザと姫スイレンは浮き葉を増やして水面を覆っていきます。その間をぬってウォーターバコパが茎をのばして脇芽を出して増えていきます。さらに全て直植えをしたので完全に『カオス』な状態になり、用土は植物たちの根で盛り上がり、水面はアサザと姫スイレンの浮き葉で水面が覆われて、コガマとナガバオモダカとウォーターバコパで繁茂して雑草のように容器を覆い尽くして、当然のごとく水棲生物たちを死なせてしまいました。姫スイレンはこのような環境では花は咲きませんでした。

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◆ウォーターバコパ、セリ、姫スイレン、アサザ、ウィローモス
前回の失敗に懲りなりないのか、再度、浮葉性の姫スイレンとアサザを植えました。植物は全て直植えでした。姫スイレンとアサザでは、どちらかというとアサザの方が成長力が強いので、水面はアサザの葉で覆われていきます。アサザに関しては葉の間引きを行ってましたが、何故か溶けて枯れてしまいました。セリはあまり元気がなく、生命力の強いウォーターバコパに駆逐されてしまいました。ウィローモスは少しずつですが徐々に増えていきましたが、最初流木に付着していたウィローモスは流木から離れた場所で繁茂していきました。用土は根で盛り上がり、水棲生物が棲む場所が少なくなりました。

◆アナカリス、カボンバ、ウィローモス、ぷちホテイ草、ヒメトクサ、マルバオモダカ、ヒメホタルイ
メダカが増えないので産卵してもらおうと沈水性の植物中心に育てました。直植えです。沈水性のアナカリス、カモンバ、ウィローモスは、どちらも繁茂して勢力を拡大して、水中でメダカの泳ぐスペースやエビや貝の暮らしていくエリアがなくなってしまいました。ウィローモスは底で育成する水草ですので、アナカリスとカモンバに日光を妨げられて消滅してしまいました。浮遊性のぷちホテイ草、抽水性のヒメトクサ、ヒメホタルイなどの草丈の低いこれらの植物は、日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。ぷちホテイ草は通常の大きさのホテイ草のように生命力が思ったほど強くなく増殖しませんでした。抽水性のマルバオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。

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◆ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリス
◆ミニマッシュルーム、コブラグラス、ウォーターローズ、グロッソスティグマ
相変わらず直植えです。抽水性のミニマッシュルーム以外は、ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリス、コブラグラス、ウォーターローズ、グロッソスティグマと沈水性の水草です。屋外にいながら、熱帯魚水槽に入れる水草を育てようとしたわけです。ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリスは日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。コブラグラスとグロッソスティグマは成長がとても遅くて、なかなか増えませんので、熱帯魚水槽のように絨毯のようになるには相当の時間が必要と思われます。ウォーターローズ、グロッソスティグマはなんとか冬を迎えましたが、冬の間で枯れてしまい、春に生き残ったのはコブラグラスだけでした。ただ、コブラグラスもかなり冬の間に弱ってしまい、枯れかけている状態でした。ミニマッシュルームだけが繁茂した状態でした。

◆サンショウモ、シラサギカヤツリ、ヨコシマフトイ、水芭蕉(ミズバショウ)、ミズギク
直植えです。浮遊性のサンショウモは徐々に増えていきました。抽水性のヨコシマフトイも元気に育ちました。しかし抽水性のシラサギヤツリは日照時間が少なかったことが原因で徐々に弱っていき枯れてしまいました。湿地性のミズギクは抽水状態で育てようとしたので枯れてしまいました。水芭蕉ですが、当時何で購入してしまったのか?わかりません。水芭蕉は暑さは苦手でありまして、寒冷地以外は日照りの強い6~9月は半日陰の涼しい場所で育てないといけませんし、綺麗な沢の冷たい水でないと育ちません。当然、すぐに溶けるように枯れてしまいました。

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◆シロバナサクラタデ、ウォーターバコパ、アコルス・バリエゲイタス
◆ルドウィジア フローティングプラント、ウォーターミント
いずれも抽水性のシロバナサクラタデ、ウォーターバコパ、アコルス・バリエゲイタス、ウォーターミントですが、ルドウィジア フローティングプラント以外は元気に育ちました。アコルス・バリエゲイタスは成長するのがとても遅いのですが、丈夫で冬も常緑の植物です。シロバナサクラタデは色々な水生植物を育ててみて初めて害虫(芋虫)のついた水生植物でしたが、元気に育ちました。花は白い花を咲かしますが、花が枯れると舞い散るので掃除が大変でした。あと葉が脂っぽいのも特徴です。ウォーターバコパは生命力がとても強く脇芽からどんどん勢力を拡大しますので、間引きを常にしないといけませんでした。ルドウィジア フローティングプラントは日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。ウォーターミントはその名の通り、ミントの香りがかなりしますので、香りが苦手な人は避けたほうがいいと思います。

◆アサザ、ヌマトラノオ、ハンゲショウ、カンナ フローレンスボーガン
◆ウォーターバコパ、サジオモダカ
浮葉性のアサザは前回と同様に溶けて枯れてしまいました。湿地性のヌマトラノオも抽水性の環境ではうまく育たずに枯れてしまいました。ハンゲショウも直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。抽水性のカンナ フローレンスボーガンは大きく育ち花の綺麗なものとして購入したのですが、繁茂しすぎてしまうところが難点です。花も思ったより綺麗ではありませんでした。抽水性のウォーターバコパとサジオモダカは元気に育ちました。サジオモダカはアブラムシがつきやすく悩まされましたが、オモダカの中ではナガバオモダカと同様に生命力が強く、どんな環境でも元気に育ってくれるオモダカです。

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◆ドワーフフロッグビット、カボンバ、サジオモダカ、ミニシペルス、ヤエオモダカ
浮遊性のドワーフフロッグビットはランナーを伸ばして徐々に増えていきます。冬でも常緑で丈夫な浮草です。沈水性のカボンバは生命力が強いので間引きをしないといけませんでした。サジオモダカははアブラムシがつきやすく悩まされましたが、オモダカの中ではナガバオモダカと同様に生命力が強く、どんな環境でも元気に育ってくれるオモダカです。ヤエオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。ミニシペルスはとても丈夫な抽水性植物のひとつです。冬でも常緑で見栄えもよいので、冬は多年草でも地上部が枯れてしまい殺風景になるのですが、ミニシペルスのおかげで冬でビオトープの植物たちが生きていることを実感します。

◆ルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)、トウゴクヘラオモダカ
◆ヘラオモダカ、ウォーターバコパ、ハンゲショウ
沈水性のルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)ですが、溶けて枯れてしまいました。抽水性のトウゴクヘラオモダカとヘラオモダカも直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。抽水性のウォーターバコパは生命力がとても強く脇芽からどんどん勢力を拡大しますので、間引きを常にしないといけませんでした。ハンゲショウは元気に育ちました。

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◆ニホンハッカ、トクサ、イボクサ、シラサギカヤツリ、ヘラオモダカ
湿地性のニホンハッカは、あっという間に枯れてしまいました。抽水性のトクサは元気に育ちました。同じく抽水性のイボクサは勢力を拡大するので間引きしないといけませんでした。抽水性のシラサギカヤツリは日照時間が少なかったことが原因で徐々に弱っていき枯れてしまいました。前回と同様に抽水性のヘラオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。


◆まとめ
数々の失敗を得て、現在は水生植物を枯らすことはなくなりました。我が家は多年草の水生植物ばかり育てておりますので、春のビオトープシーズンになったら新たに購入というようなことはなく、以前に比べたら水生植物の購入はとても少なくなりました。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。