近所、歩いて5分ぐらいでいける川の近くにある排水溝には、外来種がはびこっている。外来種の『3種の神器』が正しい言い方ではないかも知れないが、カダヤシ、アメリカザリガニ、ウシガエルのオタマジャクシである。実はもう一種、ミシシッピアカミミガメも住んでおり、しっかり繁殖までしているの排水溝なのである。

外来種とは..。
もともとその生息場所にいなかったが人間によって他の場所から運ばれてきた生物のこと

◆カダヤシ
アメリカから蚊退治用として日本に持ち込まれた。 ボウフラをよく食べることから、”蚊を絶やす”すなわちカダヤシと呼ばれているが実際は食べない。1970年ごろ からボウフラ駆除のため日本各地に放流され、現在では各地の池や沼、水路に生息している。水質汚染に強く繁殖力も高いためにメダカを駆逐している。生態系に与える影響が大きいために無許可の飼育・譲渡・運搬・放流等は外来生物法で禁止されている。

◆アメリカザリガニ
アメリカからウシガエル養殖用のエサとして日本に持ち込まれた。日本には天敵がおらず、二ホンザリガニを駆逐している。各地の川や沼、水田などに生息域を拡大。在来の生物を食べつくし、水草なども刈って生態系を破壊。一度池などに侵入すると水草を根こそぎ刈って何もない死の池になる。

◆ウシガエル
アメリカから食用として持ち込まれた。動くもので口に入るものは何でも捕食対象となる。このことから「水辺のギャング」とも言われている。各地の河川、池沼、湖、湿地などに生息する。一度侵入すると、その辺りの小動物や昆虫が何もいなくなる。

◆ミシシッピアカミミガメ
別名ミドリガメ。アメリカからペットとして持ち込まれた。小さなころは綺麗な緑色をしているが、大きくなるとともに、その鮮やかな色が失われていき凶暴になる。肉食傾向が強く、親になると小動物まで捕食対象となる。2020年に特定外来生物に指定されることが決定。


  人間が持ち込んで、人間が本来ある生態系を破壊したのです。



唯一在来種で捕れるのがヌマエビなので捕りにいくのだが、よけいな外来種ばかり捕れる。カダヤシは無許可の飼育・譲渡・運搬・放流等は外来生物法で禁止されているので絶対に持って帰ったりしないですぐに捨てるのだが、最初はメダカが捕れたのかと思ってうれしかったことも覚えているがよくよく見ると尻びれでカダヤシだとわかった時はガッカリしたのも覚えている。

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この排水溝であるが、排水溝自体は川に沿って長いのであるが所々で石で堰き止められており、水が流れるという感じのものでなく、むしろ止水領域となっている。実は今まで排水溝の先に沼があり、そこからそこで生命を育んでいたのであろうが、2年前に埋め立てられてしまい排水溝で生きながらえている。

なお、富栄養化しているので微生物は豊富そうなので、おそらくカダヤシやウシガエルのオタマジャクシは微生物などを食べて生きており、それをアメリカザリガニが捕食、さらに先の2種に加えてアメリカザリガニをミシシッピアカミミガメが捕食する構図なのであろう。うまくバランスが取れている。

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この排水溝は水が流入しないので雨水が頼りとなる。大雨が降ると溢れて小さな沼みたいな感じにであるが雨が降らないと水がなくなり死んでいくのである。

今年は何といっても猛暑襲来の年であり、排水溝の水がなくなるのは時間の問題である。マラソンのコースなので通るたびに排水溝の様子を見ているだが、いよいよ排水溝の水がなくなってきた。外来種なのでこれらを救うことはないのだが、これらの生き物に罪はなく命は命なので、何とも言いようがない切ない気持ちにもなる。『外来種なんだ』と言い聞かせてその場を立ち去ったのだった。

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水位が減って水温が上がって耐えきれなくなった死んだカダヤシとアメリカザリガニ。
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アメリカザリガニ。大きい個体が死んでいる。
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ウシガエルのオタマジャクシ。こちらも逃げられずに死んでいる。
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カダヤシが大量死している。
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これは何だろう。モロコ?
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カニも暑くて水を求めている。
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これは6月頃に網にかかったミシシッピアカミミガメの赤ん坊。うちにはアイドルのミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』がいるのですぐに元の排水溝に戻した。
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ここでは親のミシシッピアカミミガメ(40センチぐらい)がいるのを何度も目撃したことがあり、毎年子供が産まれているのを目撃している。
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※最後に
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