ヒメタニシの繁殖

ヒメタニシの繁殖自体は簡単です。オスメス1匹ずつヒメタニシを入れておけば、

いずれ、ヒメタニシの赤ちゃんがたくさん生まれて賑やかになるでしょう。

しかしながら、いつの間にか、賑やかだったタニシたちは徐々に少なくなり、

最後には、すべてのヒメタニシはいなくなります。

このような状況にならない為の方法を記事にしてみました。

もし、興味があれば、もう少しお付き合いください。


ヒメタニシは主に本州に生息するタニシです。沼、小川、水田などに見られ、エサとしてはコケや藻を食べています。卵胎生で6~8月にかけて稚貝を生みます。水質浄化に役立つことが知られ、水槽やビオトープ容器の植物プランクトンの大発生を抑えてくれます。基本的には夜行性で、昼間は水面付近に集まったり、砂の中に潜ったりしていることが多く、硬度の高い水質の方が繁殖します。ビオトープの容器では水質浄化とコケなどの藻類の除去をしてくれるタンクメイトです。

最近、ヒメタニシの赤ちゃんが、あちこちの容器でたくさん産まれています。ヒメタニシは例年たくさん産まれていまして夏までは賑やかなのですが、夏を過ぎると徐々に数が少なくなっていき、秋から冬にかけて、うまく育たずにさらに数を減らして翌年の春を迎えてしまいます。翌年の春に水替えと水生植物の植え替えをするとタニシの死骸の殻の多いこと、多いこと。少なくなったヒメタニシを追加で購入するのが毎年の恒例行事でした。


スイレンの容器でも赤ちゃんタニシが育っている。
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振り返ると、おそらくヒメタニシのエサであるコケなどの藻類が不足している、また、越冬する為の用土が少ない環境であったと思われます。以前は低床に石や砂利を使用しており、ヒメタニシは用土に潜って冬眠できない、ヒメタニシにとって生活しづらい環境であったと思われます。

ヒメタニシを通年できるだけ死なさずに元気に育てるヒントとなったのは、昨年のハスの容器による飼育の経験です。ハス容器の環境はというと、用土は『水生植物の土』を使用していました。また、ハスを元気に育てるのに『水生生物の土』の中に肥料を埋め込んでいたのですが、残念ながらハスは枯れてしまいました。ハスは枯れてしまいしたが、肥料の残り、水を富栄養化してコケがよく生えてしまう環境でした。このような環境でヒメタニシは一匹も死なずに無事に越冬したのです。

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そこで今年は低床に『水生植物の土』を使用し、ヒメタニシが用土に潜れる環境、またコケなどの藻類が生えやすい環境にしました。それでもヒメタニシがコケなどの藻類を食べつくして、食料が不足し餓死することも想定して、補助として『プレコ』を与えています。『プレコ』はドジョウもエビも貝も食べる万能なエサであると評判であり、半信半疑で使用してみたところ、予想以上にマドジョウもミナミヌマエビはもちろん、ヒメタニシも『プレコ』を食べており、もう沈下性のエサは『プレコ』以外に考えられません。

しかしながら、『プレコ』は与える数を注意しないと水が富栄養化しがちになる高カロリーなエサであり、富栄養化するとコケなどの藻類が増えてしまいます。ヒメタニシには適した環境になりますが、逆にメダカやエビには水質悪化した状態で生きていくことになりますので、水質の悪化が進むと最悪死んでしまうといったことになりかねません。ハスを植えていると、栄養をかなり吸収してくれますので、水がギリギリのところで汚れ過ぎませんし、メダカもエビも貝も何とか生きていけてるので最適な環境なのですが、それでも与えすぎないように注意しなくてはいけません。


◆ヒメタニシの食べるエサは?
 ・ザリガニのエサ
  ヒメタニシは食べません。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールは
  大好物らしく、群がって食べます。
 ・メダカのエサ(浮揚性)
  ヒメタニシは食べません。サカマキガイは大好物らしく、浮いているエサを水面を
  逆さに這うように泳いでいき、エサを食べます。
 ・プレコ
  ヒメタニシは大好物です。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールも
  大好物です。群がって食べます。

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うまくいけば、賑やかだったヒメタニシたちは、そのまま数を減らさずに、翌年春を迎えることができます。毎年購入するのも、財布にやさしくありませんので、うまく累代飼育ができればと思います。


赤ちゃんタニシにプレコを与えると集まってくる。
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熱帯魚水槽からハスの容器に移動したタニシの赤ちゃん。
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あちこちの容器で産まれているタニシの赤ちゃんたち。
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一か所に集まるタニシの赤ちゃんたち。
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※最後に
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