◆はじめに
何か生き物を飼いたい。

メダカやエビや貝などの水棲生物はどうだろうか?寿命が短くて、うまく育てても1~2年で死んでしまう。よって、繁殖させないといずれいなくなってしまう。

カブトムシ、オオクワガタ、コオロギや鈴虫の昆虫も1年サイクルだし、成虫の姿が
見れるのは夏の間だけしかない。こちらも繁殖がさせないといなくなってしまう。

犬や猫はどうだろう?愛情を注いでスキンシップを行い家族のように一緒に過ごす。
しかし、ある程度広い生活環境が必要になるし、鳴き声や足音などがり隣近所の迷惑に
なる可能性もあるし、出張や旅行に連れていきずらい。かといって一匹にしておけない。

何か一匹でいいから自然体で長きにわたり付き合えるパートナーはいないだろうか?

いろいろと探してカメ。そして『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのです。

何故、カメの中の『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのかお話しさせてください。

我が家にミシシッピニオイガメを迎えてから1年半が経ちました。もし、カメを飼ってみたいという方には、このミシシッピニオイガメを是非オススメしたいと思います。

♠ミシシッピニオイガメ
 ドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメ。流れの弱い浅場に生息しており夜行性。飼育になれると昼行性のライフスタイルにもなる水棲傾向が高いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はあまりしません。
“ニオイガメ”という名前から、“くさい”といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとにおいは変わらないです。カナダ南部からアメリカ南部のフロリダ州(熱帯域)まで広く棲息しています。有名な湿地帯、エバーグレーズにもいるのでしょうか?ペット入門種として輸入されており、現地ファームの繁殖個体(FH)であり、メス(我が家の『ミッピーちゃん』もメスです)です。

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我が家のアイドル『ミッピーちゃん』。
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♣ミシシッピニオイガメのここがいい!
 ・とにかく人懐っこい。
   -水槽の近寄ると、岩穴の中で寝ていても『ヒョッコリ』と顔を出してくれます。
     また、泳いで近寄ってきてくれます。エサが欲しい時の「クレクレダンス」では
     なく、純粋に近寄ってくれます。
 ・犬のように人に優先順位をつける。
   -エサを与える人、水槽の掃除をする人(私)をはっきりと認識していて、
     エサを与える人が一番優先順位が高く、見かけると近寄ってきます。
     水槽を掃除する人(私)は、目があっても一瞥して泳いでいます。
 ・温和である。
   -凶暴なカメだと手で掴んだだけで噛みついたり、爪で引っかいたりといたいもので
     あるが、噛みつかないし、手で持っても逃げようともがくだけで引っかいたり
     しません。
 ・大人になっても小さい。
   -大人になっても12~13cm位なので、片手で持てるコンパクトサイズです。
     ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように大人になると40~50㎝と
     大きくなり過ぎてもて余すことがないです。
     小さければ水槽自体は小さいもので生活できますし、水槽の水は汚れずらいので
     水替えの回数も減らせます。


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♥ミシシッピニオイガメの飼育環境


  ・水槽
    -水槽の大きさは45cm水槽で十分です。60cm水槽のほうが広くていいですが、
      水替えを頻繁に行いますので、特に水槽を持ち運んで洗うにはコンパクトな
      45cm水槽のほうがよいかと思います。子供のころは30cm水槽で十分ですが、
      大きくなると、手狭になります。45cm水槽だと終生利用できます。
  ・バスキングライト ・・・ 不要
    -カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を
     促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。
     そこで太陽のように紫外線と熱を照射バスキンングライトです。もちろん完全に
     暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない
     半日蔭でも問題ありません。
  ・陸場 ・・・ 不要
    -陸場はカメが甲羅を干す為に完全に乾き、容易に滑らず登れる所です。
      カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を
      浴びて体温を上げないと活動できませんが、陸場がなくても調子を落とすことは
      ありません。特に繁殖を考えてなければ不要です。
   ・ろ過機、フィルター
    -カメは水をとても汚します。エサは丸呑みせずに噛み砕くので必ず食べ残しが
      できますし、糞尿もすごいので汚れは早いです。よって、水をろ過するろ過機は
      必須です。設置しなくでも水替えを頻繁に行えば済みますが、忙しい現代人には
      なかなか難しいかと思います。水替えをしないと病気になる場合があります。
   ・用土 ・・・ 不要
    -カメは水をよく汚しますので頻繁に水替えを行わなくてはなりません。
      用土があると水槽を洗う時に手間がかなり違います。
      気にならないのであれば、ベアタンク(用土なし)飼育でいいと思います。
   ・ヒーター
    -冬場は必要です。大人であれば屋外で冬眠させることができますし、
      繁殖をするのであれば、冬眠が必要ですが、屋内で飼う分にはヒーターをつけて
      水温を上げて冬でも元気に泳がせてあげましょう。
   ・クーラー/冷却ファン
    -夏場は必要です。暑くても体調を崩さない限界は30℃位までです。
      クーラーで水温を下げるか、屋内の部屋自体の温度を下げましょう。
      他に夏場は屋外の日蔭で飼育してあげる手もあります。
      我が家は『避暑地』を用意して、夏場はそこで過ごしてもらいました。
   ・隠れ家
     -絶対必要です。臆病な性格なので隠れ家がないとストレスを感じます。
      隠れ家がないと落ち着かなくなります。野生であれば、大きな魚や鳥、
      小動物などから小さな体を隠す場所が必要ですので、ここは野生と同様に
      隠れ家を用意してあげます。

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♦ミシシッピニオイガメの基本情報


【名称】
ミシシッピニオイガメ

【原産国】
 北米大陸(ミシシッピではない模様)

【全長】
12~13cm

【寿命】
25~30年(まだ日本では30年飼育した人はいないのでは?)

【水温】
22~30度(15℃以下になると冬眠状態になってくる)
冬は26℃前後に設定すると冬でも元気に活動します。

【値段】
2,000~4,000円が妥当な値段だと思います。

現在は通信販売で購入することはできません。

2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

なお、下記に当たる場合は発送することも可能だそうです。
①事前に対面による現物確認および説明を受けている場合
②動物取扱業を所得している方。

ミシシッピニオイガメを気に入ってパートナーとして暮らしたい方なら、販売店を探して販売店に出向くぐらいは苦にならないと思います。


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【エサ】
・市販のエサで問題ない(我が家は乾燥エビが大好き、小魚パンも食べる)。
・雑食なので生餌、人工飼料、冷凍飼料、野菜類など、いろいろ食べる。
・同じものを与え続けると飽きてくる(食べなくなる)ので、別のエサを与える。
・1日2回(朝・夜)与える。

【活動期】
基本的に夜行性。飼育下では昼行性になる。

【水質】
・水の流れのあった環境のほうがよい。
・屋外でも越冬する(冬は水底で過ごす)が親ガメでないと凍死する確率が高い。
・水質はあまり敏感ではなく、多少の汚れであってでも平気で生き延びる。
・水は水道水でカルキ抜きしなくても問題ない。
・水替えは週1回(ろ過機設置あり)、ろ過機なしは2日に1回(1日1回なら尚可)。

【繁殖】
・単独飼育なので、細かくわかりません。
・調べると、オス3歳、メス5歳程度で繁殖可能です。
 前提条件で冬眠は重要で自然下での温度変化を擬似体感させて繁殖機能を
 活性化させるそうです。
 冬眠から眼覚めて1ヶ月後位から産卵を始め、4個程度の卵を30日ほどの周期で
 年に2~5回産卵します。産卵期は4月~9月とのことです。

◆むやみに繁殖はさせない
 ミシシッピニオイガメは25年~30年の寿命があります。私にとって最初で最後の
 カメ飼育になると思います。産まれた子供も当然25年~30年生きるわけですから
 もし自分が死んでしまったら誰が面倒見るのでしょうか?他人に譲るとかならまだしも、
 子孫の最後まで面倒を見るのは難しいと思います。結局、面倒見切れなくて自然に
 放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。私には『ミッピー』が最後です。

【混泳】
雑食なので、メダカなどの小魚、タニシなどの貝、エビは食べられてしまいます。
ただ、臆病な面もあるので、いきなり1日で全ての魚や貝、エビが食べられてしまうことは
ありません。現に我が家の『ミッピーちゃん』はエビに驚いて、しばらく逃げて
いましたし、エビがいる間は落ち着かないようで、なかなかエビが減らないので、
水槽掃除時にエビを取り除こうとした時に、隠れ家である岩穴に沢山のエビが
隠れており、エビたちに占領された状態でした。ただ、長い目で見えると混泳は
難しいと思います。
また、カメは雑食と書きましたが、水を汚しますので水替えが頻繁に発生します。
よって、魚やエビたちの生活環境は安定しません。水替えで死んでしまう可能性が
高いです。

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♦【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと


ミシシッピニオイガメに名前で呼びかけ、手を振ったりとスキンシップをする。
 -毎日というより、毎回、名前で呼びかけて『元気?』『お腹減った?』など
   愛情を持って声をかけてあげてください。個人を認識してくれて近寄ってくれたり、
   エサをねだったり、可愛い目で見つめてくれます。

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♦ミシシッピニオイガメの都市伝説?


  ・寿命が30年、長いと50年!
   ⇒ミシシッピニオイガメが輸入されてから、30年は誰も飼っていないんでは
     ないかと思います。10年、20年と飼育されている方はプログなどで発表されて
     いないので実績はあるかもしれませんが、プログレベルだと10年ぐらいが
     最長でした。

  ・臭う(ミシシッピ ”ニオイ” ガメなので)
   ⇒腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で
     刺激臭を出すことはほとんどありません。

  ・溺れる
   ⇒水棲カメは肺呼吸しますので、水面に顔を出して呼吸します。その際に足場と
     なる岩場や流木などがないと肺呼吸するのに苦労します。
     ただし、水棲カメなので、溺れて死ぬようなことはないです。
     小さいうちは泳ぎながら吸いますし、ろ過機などの器具に足を引っかけて
     呼吸を行います。大人になるとよほど水深が深くなければ2本足で立ち上がって
     水面に顔を出して呼吸するようになります。

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♦ミシシッピニオイガメの注意事項


  ・水温
   ⇒割と水温に敏感です。20℃近くになってくると食欲がなくなってきます。
     ヒータの導入がポイントになりますが、秋になると朝夕気温が下がってきます。
     日中が暑いからと言って導入をためらわないほうがいいです。
     朝夕の寒さが22℃位であれば、早めに導入して水温を安定させてあげたいです。

  ・サルモネラ菌(人間側)
   ⇒カメはサルモネラ菌を保有している可能性がありますので、素手で持つのを
     避けるか、素手で持ったら手をよく洗ったほうがよいと思います。

  ・野生に放ってはいけない
   ⇒外来種ですので、野に放たれたら在来種を駆逐するかもしれません。

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♦ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準


ミシシッピニオイガメを飼いたいと思う方は下記のことが大丈夫か自問自答してください。
・犬や猫のように愛情表現はしてくれないので不満ではないか?
 人懐っこいんですが、犬や猫にようにじゃれたり、抱きしめたりとスキンシップができる
 わけではありません。
・水が汚れるので、頻繁に水替えできるか?
 食べ残しや糞尿でかなり水が汚れます。ろ過機を入れていてもせいぜい1週間です。
 頻繁に水替えしなくてはいけないので、これが苦痛なら飼わない方がいいです。
・寿命30年一緒に暮らしていけるか?
 寿命は30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。
 その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化して
 いきます。果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?


『ミッピーちゃん』写真集


春。一番古いミッピーちゃんの写真。この頃は低床に石を入れていた。
屋外で飼育しており、ろ過機などの施設もなく、プランターで暮らしてもらっていた。
水替えは毎日実施していた。
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秋。水槽に移動させた写真。この頃は浮島を浮かべていた。
浮島の乗っているミッピーちゃんで貴重な1枚である。
その後は、まったく興味を示さなかったので、撤去となった。
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夏。避暑地のベビーバスに移動。広いのでスイスイと泳いでいた。
ベビーバスは、水替えが簡単なので、とても楽であった。
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フワフワと泳いでいるミッピーちゃん。
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水替え時についに脱走した記念すべき日。腕力が強く登り切った。
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脱出直後の写真。固まっている。世界が広すぎる?
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岩穴を一回り大きくした後のミッピーちゃん。入口が狭く引っかかるので削った。
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温泉のような感じで水に浸かっているミッピーちゃん。
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「あ~。気持ちいい~。」いう声が聞こえてきそう。
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生餌(スジエビ、シジミ)を投入した直後のミッピーちゃん。怖がっている。
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秋。ついに大きくなった『ミッピーちゃん』はテラコッタから水槽から脱走成功!
テラコッタはこの日から横置きになる。
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乾いて甲羅が白くなっている。この後に水に入れてもなかなか治らなかった。
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🌙終わりに


ミシシッピニオイガメの魅力が少しでも伝えられたらと思い書きました。ミシシッピニオイガメ1匹しか飼っておりませんが、カメを飼うなら是非検討していただきたい種です。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。