◆荒木田土でぽっちゃりメダカになる理由
荒木田土でぽっちゃりメダカ、屋外飼育で痩せ細り病を防止する、の巻

◆冬場にメダカがふっくらしている理由
冬場にメダカがふっくらして、痩せ細らない理由

◆冬場にメダカが痩せ細らない理由
冬場にメダカがふっくらして、痩せ細らない理由

❖作成日:2018/09/02
❖更新日:2020/03/02
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※目次を付けました(2021/03/02)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/02)
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※2022.05.02更新(旧題:メダカの痩せ細り病対策(荒木田土に変更))
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.05.29更新(旧題:【初心者向け】不治の病?メダカの痩せ細り病対策や治療方法を紹介)
 やっぱり戻す(迷走)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)


◆はじめに
我が家のメダカたちですが、つい最近までメダカは寿命で突然死んでしまっているものと思っておりました。

しかしながら、これはメダカの様子をきちんと見ることを怠っていたのかもしれません。
よく見てみると、メダカは徐々に痩せ細っていき、死んでしまうことがわかりました。

俗に言う『痩せ細り病』にかかって死んでいくメダカの何と多いことか!

先に結論から言うと、この『痩せ細り病』の原因は、はっきりと判っておりませんし、対処方法も確立している訳ではありません。

色々な説や推測があり、自分の飼育環境に当てはめて、原因を推定して、試行錯誤して対処していくのが、実情だと思います。

この『痩せ細り病』に対処に対して失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。




◆我が家の『痩せ細り病』

最近ようやく気が付きましたがメダカが死んでしまう時は、その兆候として体が徐々に痩せ細っていき最後に死んでしまっているようです。

何度か続いているのでインターネットで『メダカ 痩せる』で調べてみると『痩せ細り病』という病気があることがわかりました。この病気の原因については残念ながらはっきりと解明されていない模様です。

原因について所説がある中でプログの皆様達は知恵を絞って涙ぐましい努力で何とかこの病気を克服しようとしているようです。我が家の場合はどれが当てはまるのでしょうか?

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◆痩せ細り病とは

名前のとおりに何らかの原因で徐々に痩せ細っていき、最後には体がペラペラになり死んでいく病気です。

メダカは普通に食欲があり、エサを食べ続けます。しかしながら、食べても食べても体は痩せていってしまいます。

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◆痩せ細り病の原因は?

・寿命説
 メダカは寿命が1~2年の生き物なので徐々に弱っていき食欲が落ちる。
・ストレス説
 止水域で生息しているメダカはには水流が強すぎて泳ぎ疲れる。
・遺伝説
 近親交配により遺伝子的に弱いメダカであった。
・水質汚染説
 バクテリアが機能しておらず、浄化がすすんでいない。
・内臓疾患説
 生まれながらに内臓疾患であり、元気なメダカではなかった。
・寄生虫説
 寄生虫に感染している。どんな種類でどこに寄生しているのか不明。


◆水質汚染の理由は?【2019.06.03】追加

水質汚染になる原因は、エサのやりすぎによる残飯や過密飼育による糞尿、またバクテリアが少ないことによる有害物質が分解されないといった事が挙げられます。

また混泳している生体が死んだことによる腐敗もあります。メダカやエビなどは死んだことが水上から判りますが、タニシを入れていますと死んだ場合はわかりません。

特にヒメタニシなら殻高も3cmと小さいのですが、オオタニシの場合ですと殻高も8cmと大きいので、死んだ場合は腐敗が凄く、1匹死んだだけで水質が汚染されることもあります。


◆内臓疾患説でも..。【2019.06.03】追加

内臓疾患の場合は細菌や寄生虫、先天性の内臓疾患にわけられます。
菌や寄生虫だった場合は換水や塩水浴、薬浴で治る場合もあります。先天性の疾患の場合は恐らく持って生まれた体質だと考えられますし、病気ではないので治せません。


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◆我が家の『痩せ細り病』で有力な原因は?

一番有力なのは水質汚染説でしょうか。色々な方のプログを参考させていただきましたが、どれもしっくりきません。しかしながら痩せ細り病の治療で屋外でイネを育てている容器により隔離治療していて痩せ細り病から回復している事例がありました。

メダカたちは『荒木田土』をつついており、泥の中にいる微生物やミネラルを摂取しているのか?と思えるものでした。我が家のメダカの飼育容器の低床はメンテナンスのし易さから『きんぎょめだかの河石』をここ数年は使用しており、この為にバクテリアがうまく発生していないのではないかと思いました。

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◆対処方法はこんな感じ

・バクテリアが繁殖している飼育水
 (簡単に作れる環境ではないです)
・エアーポンプまたは濾過器などで酸素供給
・各種ミネラルやビタミンたっぷりの飼育水
 (簡単に作れる環境ではないです)
・荒木田土
・稚魚のエサを与える
・十分な太陽光

上記5つがよく言われている対処ですが、我が家で対応できるのは荒木田土ぐらいです。



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◆我が家の『痩せ細り病』の対処は?

先にもう一度言いますとたしかに根拠がないものです。今回も飼育の経験・実績・カンを頼りに対処していきたいと思います。

以前より我が家では底床に「石」や「砂利」を使用している飼育容器より『荒木田土』や「赤玉土」、「水生植物用培養土」を使用してい時がメダカが元気で長生きしただけではなく、ヒメタニシやミナミヌマエビなどの繁殖が盛んになったりとプラスアルファの部分もありました。

特に『荒木田土』は過去に使用していまして、『メダカが生き残る』実績は高かったのですが、「石」や「砂利」をを使用した方が水替え時にメンテナンスが楽であることと、『荒木田土』は濁り易い用土であり、観察がしにくいことで使用するのを止めてしまいました。

なお、実はシーズン途中で底床をリセットは今までしたことがありません。大きく環境が変わることで、メダカやヒメタニシ、ミナミヌマエビなどがストレスを受けて死んでしまうリスクがあります。

今回それでも用土を変えることに踏み切ったのは底床に『荒木田土』を使用している他の容器では水棲生物が元気に生き残っていたからです。もちろん『荒木田土』に変更して、うまく行くとは思わないのですが『溺れる者は藁をもつかむ』の心境なのです。

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◆『痩せ細り病』の再発するメダカは?【2019.06.08】追記

『痩せ細り病』になり、うまく治療が成功して、ふっくらとした体躯を取り戻したとして、通常の生活に戻って、また『痩せ細り病』をを繰り返すメダカは治療をしても結局死んでしまいます。おそらくその場合は先天性の疾患か、老化なので完治で難しいと思います。

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◆『痩せ細り病』は伝染するのか?【2019.08.01】追記

痩せ細り病は伝染するのでしょうか?結論から言いますと伝染しません。実際に伝染する病気に罹って衰弱していき、痩せていくので、そのように見えるのかもしれません。痩せ細り病とは言っても病気ではないのですから、この病気自体で感染することはありません。

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◆まとめ

以下の対処をすれば、飼育環境にもよりますので、必ずではありませんが、『痩せ細り病』を予防、または回復させることができると思います。

・十分な太陽光()に当てる
・荒木田土(🌾)を使用
・バクテリアの豊富な飼育水()で育てる


◆バクテリアの豊富な飼育水とは⇒グリーンウォーター【2019.05.27】追記

底床に荒木田土を使用して、十分な太陽光のある場所に設置しました。残るはバクテリアの豊富な飼育水だと思います。バクテリアの豊富な環境、すなわちグリーンウォーターが最適だと思います。

しかしながら、このグリーンウォーターを作るのは我が家では難しいのです。ヒメタニシを一緒に入れているので、ヒメタニシに水質浄化能力でグリーンウォータにならないですし、マツモやアナカリスなどの沈水性の水草、ドワーフフロッグビットやホテイ草などの浮遊性の水草により、水の富栄養化は抑えられているので、グリーンウォーターにならないのです。

よって、我が家では別の容器でグリーンウォーターを作り出して、それを週に1回、柄杓で2、3杯入れております。特に人工飼料のエサのやり過ぎで、水の状態がよくない時は、エサの代わりになりますし、水の汚染が抑えられます。

また、グリーンウォーターの正体は植物プランクトンですので、メダカもヒメタニシもミナミヌマエビもエサにして、すこぶる元気なような感じがします。

◆エアレーションもひとつの方法【2019.06.03】追記

投げ込み式フィルター(=ろ過フィルター付きのエアーレーション)もひとつの回避方策です。ろ過材入りの上部からエアーが出る市販のろ過機です。

ろ過材の掃除の時はきれいに掃除せずにのではなくすこし汚れを残してください。この汚れはバクテリアの塊であり、このバクテリアで水の浄化を倍増させる『力』があります





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◆他の原因と対処方法をまとめてみました【2019.06.08】追記

インターネットや書籍を調べると、沢山の原因と対処方法を知ることができます。どれが自分の家の『痩せ細り病』への対策か、検討してみるのもいいと思います。

・トリコジナ症
 トリコジナと言う小さな微生物に寄生されて発症する病気です。トリコジナは0.1mm程度の円盤型の寄生生物です。症状のひとつに食欲不振があるので『痩せ細り病』に見えると思います。0.3~1%塩浴で1週間程度の治療となります。
・カラムナリス病
 カラムナリス病菌という細菌が原因で発病します。水槽に常に存在する菌で、水質の悪化など水槽のバランスが崩れた場合や魚の抵抗力が衰えた場合に魚体へ感染して発病します。
 症状のひとつに食欲不振があるので『痩せ細り病』に見えると思います。薬浴(グリーンFゴールド顆粒)での治療となります。

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◆スパルタ!?【2019.06.16】追記

こんな方法もあるようです。
痩せ細り病に罹ったメダカに対して体の小さいメダカを1~2匹混泳させます。

絶食させながら、このまま数日様子を見ます。小さいメダカを追い廻すと元気になるホルモンが分泌されて治るかもしれません。
ただし、追いかけ廻されますので小さいメダカは死んでしまうかもしれません。

絶食の意味は、胃の中にいる寄生虫がメダカの食べたエサの栄養分を搾取しており、この寄生虫や菌を体外に排出する為の行為です。1週間抜くと健康な子でも体力がなくなってしまいますので、様子を見ながら最低3日程度をメドにしてみましょう。

治療中にメダカした糞は寄生虫や菌が入っていますので綺麗に取り除きます。エサが無いメダカが食べてる可能性がありますので、小まめに速やかに行います。

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今回底床を変更する容器。我が家で一番大きい容器です。

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白メダカとヒメダカが泳いでいます。
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掬い上げてみたメダカ。全員痩せ細り病に罹っている感じがします。
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底床に荒木田土を使用することにしました。
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水を抜いた容器。『きんぎょめだかの河石』が見えてきました。
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底にあるのはウィローモス。ミナミヌマエビが歩いています。
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カワニナは4匹生きていました。死んでいるカワニナと生き残っているカワニナです。
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底を泳いでいるヒドジョウを6匹(内、アルビノヒドジョウ1匹)を確認できました。
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荒木田土を敷き詰めたところです。
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水を入れたましたが、かなり濁っています。
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※最後に
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