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今日は2025年7月15日。あと僅かで夏休みとなりました。

夏休みといえば、海や川、山などのレジャー、夏しか体験できないことをして貴重な思い出となります。

その中でカブトムシ、クワガタを飼うのも夏の楽しみの一つと言えます。

最近はペットショップやホームセンターだけでなく、イオンなどのスーパーにも販売していますので、見かけたら欲しくなると思います。

購入するときに悩むのが、国産か外国産かもあるのですが、やはりカブトムシかクワガタかで悩むところでしょう。

『虫の王様』と言われるカブトムシですが、クワガタも負けずおとらずの人気です。ちなみにクワガタは、クワガタの大きくて鋭い「アゴ」が、まるで刀や槍のようで勇ましいため『武士』と呼ばれているそうな(でも聞いたことない・・・)。

国産一択で、クワガタはノコギリクワガタ一択
初めての人が、外国産を購入するとなると、日本の国産のように単純に夏場は成虫、冬場は幼虫、そして、国産のほったらかし飼育のようなこともできません。

外国産のカブトムシ、クワガタは、世界中の熱帯〜温帯地域に広く分布しており、生息環境も熱帯雨林、高温多湿の場所、標高のある森林や涼しい気候を好むものなど様々であり、飼う種類ごとに飼育方法が違います。国産のカブトムシ、クワガタのように夏に飼うというわけではありませんので、オススメいたしません。

そこで、ここでは国産で話となりますが、クワガタであれば、ノコギリクワガタが第一候補になるでしょう。

まず、オオクワガタは、昔は『黒い宝石』と言われて何万、何十万しましたが、無血統であれば、ペアで4,000円と安くなりました。ただ、それでもカブトムシに比べて高価であることは間違いありません。

次にヒラタクワガタですが、オオクワガタよりも安価であるものの、オオクワガタ、ヒラタクワガタともも越冬して3年程度生きますので、「夏の思い出」というわけにはいきません。

次にミヤマクワガタですが、まずはあまり販売していないことが挙げられます。また、涼しい気候を好むので、暑くても問題ないカブトムシと一緒に飼うのは適当ではありません。

最後のコクワガタですが、『昆虫の王様』の体格に、見劣りしてしまい、一緒の飼う醍醐味はないでしょう。

その点、ノコギリクワガタは体格でもカブトムシに見劣りしません。そして「ギザギザしたノコギリ状の大アゴとワイルドな風貌」でかっこいいです。
そして、特徴としてノコギリクワガタは夏のシーズンだけしか生きることができません。カブトムシと同じシーズンを過ごして生命期間を全うするのです。

カブトムシとノコギリクワガタは一緒飼えるが喧嘩で死んでしまうことは避けられない
カブトムシとノコギリクワガタは一緒に飼えるのは不可能だ、難しいという情報が多いと思いますが、たしかに双方とも攻撃的ではありますし、もしかしたら、喧嘩で致命傷を負い死んでしまうこともあるかもしれません。

その理由は、どちらも縄張り意識が強く、ケンカしやすいからです。

カブトムシは力で押すタイプ(角で持ち上げて投げる)であり、ノコギリクワガタはアゴで挟むタイプ(攻撃力が高い)です。

よくテレビなどの映像で見ることがあると思いますが、同じエサ場(昆虫ゼリー)や樹皮に集まるとぶつかり合ってケガをする可能性があります。

特にノコギリクワガタは攻撃性が強く、カブトムシの脚や関節を傷つけることがありますし、カブトムシがひっくり返されて動けなくなり、死んでしまうこともあります。

カブトムシとノコギリクワガタを一緒に飼う条件
しかしながら、カブトムシとノコギリクワガタを一緒に飼えないことはありません。

どうしても一緒のケースで観察したいときは、以下の条件を整える必要があります。

とにかくカブトムシとノコギリクワガタを接触させないことです。

前提条件として、ペアで入れるのは避けましょう。ペアでいると、メスを守ろうとしてオスはより攻撃的になります。カブトムシのオスがノコギリクワガタのメスと、ノコギリクワガタのオスがカブトムシのメスを死なせてしまう可能性も高いです。カブトムシもノコギリクワガタもオス同士入れるのが望ましいです。

まず、1つめとして広い飼育ケースで飼うことです。容器が広ければ、昆虫ゼリーや木を複数置いて接触を減らすことができます。

次にエサのゼリーなど分散して配置することです。エサ場を2〜3か所に分けることによって、縄張り争いによる喧嘩を避けることができます。

そして、隠れ場所を用意することです。最悪、カブトムシとノコギリクワガタが接触して喧嘩が勃発した場合で、どちらかが優勢になった場合、劣勢の方は樹皮やコルクで逃げ場をつくることで喧嘩から逃げることができます。

でも、それでもリスクはあります。

カブトムシとノコギリクワガタは活動時間帯が同じ夜行性なので、接触しやすいし喧嘩が勃発しやすいのです。さらに注意を払いたいなら、日中だけ一緒のケースで観察して、夜は分けるなどの工夫も必要なのかもしれません。
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※最後に
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