オオクワガタの羽化が、1ヶ月前ぐらいに終わり、その後1ヶ月経ちましたが地上に出てくる気配がありません。
上記写真でもわかりますが、菌糸ビンの片方(右側)が、なんだか様子がおかしいので、地上に出てくるのを待たずに掘り出してみることにしました。
菌糸ビンの蓋を取ってみますと、表面が黒く変色しており、腐っている感じがします。嫌な予感です。
菌糸ビンを掘り進んでいくと、蛹室に辿り着きましたが成虫はでてきません。すると、何だか液体のようなものがでてきました。
蛹がでてきましたが、残念なことに半分溶けてドロドロとしておりました。うまく成虫になれなかったのです。蛹から成虫になるのが失敗に終わるのは、カブトムシでは経験していたのですが、オオクワガタでは初めての経験になります。失敗することがなかったので、なんで失敗したのか原因がわかりません。
蛹が死んでしまう原因はいくつかありますが、主な理由は以下の通りです。
①極端な高温低温によるもの
②ガスの溜まりやすい瓶上部に蛹室を作ったこと
③脱皮・蛹化不全によるもの
④水分過多、乾燥、酸欠、雑菌感染などの環境劣悪
①極端な高温低温によるもの
②ガスの溜まりやすい瓶上部に蛹室を作ったこと
③脱皮・蛹化不全によるもの
④水分過多、乾燥、酸欠、雑菌感染などの環境劣悪
②か④あたりが可能性が高いです。
幼虫が掘り進んだり、蛹室を作った時に切断した菌糸を再生しようと菌床が活動します。
そのときに出るガスが幼虫を苦しめて死亡させたりします。
また、湿気が多くて蛹室に水が溜まってしまい、カビなどが発生して死亡したりもします。
また、湿気が多くて蛹室に水が溜まってしまい、カビなどが発生して死亡したりもします。
気を取り直して次の菌糸ビンを開けます。蓋を開けると菌糸がしっかりと表面を覆っておりました。
菌糸ビンを掘り進んでいきますと、蛹室は地上近くにありましたので、すぐに蛹室に辿り着きました。蛹室には成虫になったオオクワガタのオスがおりました。こちらはうまく成虫になれたのです。
まぁまぁの大きさのオオクワガタのオスです。昨年はメスばかり羽化(小さいオスは羽化してました)したので、久しぶりの立派なオスになります。
※最後に
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