ここ最近、気温が低くなり寒くなり始めましたので、白菜が丸くなってきました。白菜が丸くなり始める現象を「結球」と言います。
白菜・レタス・キャベツなどの葉物野菜は、球状に丸くなる性質を持っています。
白菜が丸くなる理由は、成長する過程で葉が中心に向かって重なり合い、外側から内側に巻かれていくからです。具体的には、白菜は寒さに耐えながら成長するため、外側の葉が自然に内側を保護するように覆いかぶさり、巻き込むように成長します。これにより、寒さや乾燥から内側の柔らかい葉を守る効果があり、白菜全体が丸い形にまとまります。
また、丸くなるのは光や気温の影響も大きいです。特に冷え込みが強くなると、成長の過程で葉がより密集して丸くなりやすくなります。この構造が、白菜の甘みやシャキシャキ感を保つのに役立っています。
白菜がうまく結球しない主な原因は、温度管理の失敗、害虫被害、肥料の過不足などがあげられます。昨年は遅くタネを撒きすぎて、結球しませんでした。
白菜の生育適温は18~20℃ですが、結球適温はやや低く、13~14℃とされています。 ただし、結球するための最低適温は4~5℃で、これ以上の温度であれば、冬の間でも徐々に結球します。 高温には比較的弱く、22~23℃以上になると生育が鈍り、結球もしにくくなります。
白菜は結球を始めてから通常30日~40日程度で収穫できます。ただし、収穫までの日数は品種や栽培条件によって異なり、結球の状態や外葉の色、葉の厚みなどで収穫のタイミングを見極めるのが一般的です。
今年はうまくこのまま結球して球が大きくなるといいです。冬は白菜の鍋を食べたいものです。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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