屋外でメダカなどの水棲生物を飼っていて冬になりますと、シーズン中は水面で泳いでいたり、水草や流木などの近くで休んでいたり、そしてエサをよく食べるところなど、元気な姿を見せてくれます。

これが冬に突入しますと、すっかりと姿を見せなくなり、そんなに大きな容器でもないのに何処に隠れているんだというぐらいに見えなくなりますが、よーく見てみますと、水草の葉が茎が絡まって密集している場所に隠れているのがわかります。

それは、メダカだけでなく、ミナミヌマエビやヒメタニシ、カワニナも水草の近くで冬眠状態でじっと動かずに春を待っているのです。

我が家のメダカ容器には、一つはアナカリス、一つはマツモをメダカやミナミヌマエビの隠れ家として入れています。何故2種類の沈水性の水草を入れているのか?といいますと、水棲生物と一緒に入れるオススメ水草に必ず登場するからです。

どちらも甲乙つけがたい水草でありまして、メダカと一緒に入れれば、どちらでも隠れ家にもなり、産卵床(ホテイ草には敵いません)にもなります。ミナミヌマエビは隠れ家として利用していますし、カワニナ、ヒメタニシは非常食としても重宝しています。

冬に関していえば、アナカリスの方が寒さに強く、真冬でもしっかりと成長します。冬前に間引きしないと春になるころに容器がアナカリスだらけになってしまいます。

それでも冬の間は間引きすると、冬眠状態の水棲生物を起こしてしまい、死んでしまいかねませんので、春までは間引きしません。アナカリスは冬前の状態を見て、ちょっと間引きしすぎたかなぐらいが丁度いいです。

一方、マツモは若干、冬に弱く、水温が下がると縮んでしまいます。ただし、縮むだけで枯れるわけではありません。従って、縮むのを見越して間引きしすぎないようにします。マツモは冬前までは繁茂して、メダカの泳ぐスペースが少なくなってしまいますので「間引き」はするのですが、間引きの量がなかなか難しいです。

冬でも元気に育つアナカリスです。アナカリスが密集しているところにメダカが隠れているのです。
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マツモは冬になると縮んでしまいます。間引きしすぎると水底が見えてしまいます。
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※最後に
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