前日に菌糸ビンからオオクワガタのメスの成虫が地上に出てきたので、もう1つの菌糸ビンの蛹室も掘り出してみることにしました。

2匹とも同じ頃に生まれましたし、最後に菌糸ビンを交換した時も、同じような大きさでしたので、蛹になる時期も成虫になる時期も同じかと思いましたので、もう成虫になっているかと思ったのです。

菌糸ビンには外から見ると蛹室があるのがわかりますが、ただ、蛹なのか成虫になっているかの状態はわかりません。
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菌糸ビンを掘り返してみますと、少し穴が開いた時に少し動いた感じがしましたので、成虫になっているんだなと思い、さらに掘り返してみました。

すると白い生き物が動いたように感じました。白いということは、まだ羽化したばかりで羽が白くて体が固まっていないのかな?と思い、さらに掘り返してみますと、何とまだ、成虫どころか蛹の状態でして、当分成虫になるような状態ではないことがはっきりとわかりました。
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蛹を見た瞬間、『あちゃー!』と思いましたが、掘り返してしまったものはしょうがありません。蛹室を元に戻すことができません。そのままで細菌に侵されてしまい、蛹が死んでしまいます。

ここは作ったことはありませんが、人工蛹室を作って、そこで羽化して成虫になってもらうしかありません。

そこで人工蛹室を作ってみることにしました。

急遽となりましたので、材料はありません。手持ちのもので作れるかを調べてみますと、カップとティッシュペーパーがあれば作れるとのことですので、早速作ってみました。

保水性や加工のし易さから、園芸用の吸水スポンジで作成するのがいいようなんですが、手軽にできるのは、ティッシュペーパーを使用した人工蛹室なのかもしれません。

人工蛹室の作り方は簡単でティッシュペーパーで適度に湿らせて固めて蛹室を作ってあげます。ティッシュペーパーは多めに7枚ぐらい使用しました。2~3枚だと薄いので厚めに敷いてあげます。
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人工蛹室に蛹を入れます。果たして無事に成虫になってくれるか見守っていきたいと思います。
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※最後に
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