◆末永くメダカを飼うには?
メダカ(小さな淡水魚)

❖作成日:2018/09/18
❖更新日:2021/03/28
※モバイルデバイス対応済
※リッチリンク不具合回避対応済
※追加を追記に変更
※目次へ戻るを付けました(2021/03/02)
※2021.11.21更新(過剰広告カット)
※2022.05.02更新(旧題:【初心者向け】これなら失敗しない!屋外でのメダカの飼い方(簡易マニュアル)失敗談付き)
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.05.29更新(旧題:
【初心者向け】屋外でのメダカの飼い方(失敗や苦労の連続から語る))
 やっぱり戻す(迷走)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
メダカを飼おうと思っている方に問います。

・メダカを飼いたいけど、何をどう準備したらわからない。
・メダカを増やしたい。
・メダカをどのように世話したらいいかわからない。

初めは賑やかに泳いでいたメダカは、少しずつ減っていき、最後にはいなくなる..。

実はメダカの飼育は奥が深くて意外に難しいんです。

そのような結果にならない為にも、失敗談交えて少しでも参考になればと思い

この記事を書きましたので、覗いてみてください。

 
興味本位からメダカを飼い始めて、かなりの年月が経ちました。これからメダカを飼い始める人が失敗しない為に少しでも役立つ情報を書いていきたいと思います。


日向ぼっこをしている白メダカたち。
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◆注意点
屋外飼育、プログタイトル通りにベランダで飼う時の飼い方を載せています。
屋内飼育をしたい方は他の方々のプログを参考にしてください。

◆メダカ飼育を検討している方へ
メダカはこれから魚を飼いたい人には最適な魚です。体が小さいのであまり大きい容器を必要とせず、よく店で見かける一般的な4種(黒メダカ、ヒメダカ、白メダカ、青メダカ)であれば購入金額も安いです。屋外であれば、設備(ろ過機、エアレーション、照明、ヒーター)費用も必要ありません。

何といっても群れで泳いでいる姿を見ると時間を忘れます。私が特に夏の朝や夕暮れに涼しげに泳いでいる姿が大好きです。


◆メダカの飼育は奥が深い!
しかしながら、メダカは簡単に購入できますが、飼育はそんなに簡単ではありません。他の方のプログを見てどう感じましたか?

飼育するにあたってやることがいっぱいあると思いませんか?準備も沢山のものを考えて揃えないといけないと思いませんでしたか?そうなんです。なかなか奥が深く難しい魚でもあるのです。

メダカは強い生命力のある魚ですが、きちんと飼ってこそ真価を発揮します。水替えや水草のメンテナンス、エサやり、産卵と稚魚の飼育など、しっかり世話をしないとメダカはあっと言う間に死んでしまいます。

ただ容器に入れてほったらかしで飼育してもある程度は生きていますが、その内いなくなるはずです。私は子供の頃の思い出そのまま、無知なまま飼メダカの飼育を始めてしまったので失敗の連続でした。

◆メダカを死なせてしまう飼育
そして何もいなくなった。屋外メダカの飼い方


1.メダカ飼育の準備

飼育を始める前に以下の4つを準備しましょう。

◆メダカの飼育に準備するもの
・容器
 メダカの飼育容器、水深が深いものより泳ぐスペースが広いものを選ぶ
・水草
 マツモ、アナカリスなどの沈水性植物を選ぶ
・用土
 赤玉土、荒木田土、水生植物の培養土を選ぶ
・エサ
 アカムシなどの生餌やメダカのエサ、プレコなどの市販のものでよい
・飼育水
 水道水を半日程度汲み置きしたものか、中和剤を入れてカルキを抜いたものを入れる


◆容器
 メダカの飼育容器です。水深が深いものより泳ぐスペースが広いものを選びます。容器は睡蓮鉢やプランター、植木鉢(底穴なし)でいいです。

 繁殖をさせるので親メダカを育てる容器とは別に卵から孵化した子メダカを育てる容器も必要です。

容器に適した個体数の目安は、30cmで10匹、60cmで20匹、90cmで30匹程度です。容器が大きい方が水量が多く、水温と水質が安定しやすくメダカが体長不良や死ぬリスクが低くなります。

 睡蓮鉢は陶器のものやFRPという軽い繊維強化プラスチックもあります。左官屋さんが使用しているプラ船、トロ船も広くて育てやすいです。また耐久性を考えないなら発砲スチロールでも構いません。


我が家で一番大きい容器。
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◆水草
 メダカの隠れ家と産卵する場所になります。メダカが産卵した卵や孵化した稚魚が他のメダカに食べられることを防いでくれます。

 他にも水質浄化に役立ちますし、エサの残りや糞などからなる有害な物質を水草が綺麗にしてくれます。

 マツモアナカリスなどの沈水性植物、産卵床としてなら浮遊性植物のホテイがメダカと相性のいい水草です。マツモやアナカリスは越冬もできる多年草で、ホテイ草は越冬は厳しい(※)一年草です。

 マツモ、アナカリスは600円ぐらいから、ホテイ草は300円ぐらいから購入できます。

※室内などの暖かく日が当たる環境で育てれば可能です。

◆水草を間引く
【2020.05.31】追記
 マツモやアナカリスなどの成長は早く、水中で繁茂する分にはいいのですが、水面で繁茂している場合はメダカの泳ぐスペースを徐々に奪っていき、ストレスで弱ってしまう、死んでしまうことはあります。

必ず、水草は間引きましょう。毎日観察して、メダカの泳ぐスペースがなくなってきたなぁと感じたら、間引くで構いません。

明日やろう、週末にやろう、とすると、あっという間にメダカの泳ぐスペースを奪ってしまいますので
「思い立ったら吉日」の精神で行いましょう。

★失敗談
 水草は自分が好きなもの、育てたいものを植えるのが一番だと思います。
 メダカと共に日に日に大きく育っていく様子が楽しいですし、花が咲く種類の水草であれば鑑賞としても楽しむこともできます。

 しかしながら、あれこれ植えてしまうと最終的にメダカの泳ぐスペースが少なくなってしまい死んでしまいます。

 また、直植えをした場合は用土が根だらけになって土が盛り上がってメダカが泳ぐスペースがなくなり死んでしまいます。

マツモ。メダカの子供が泳いでいる。
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◆用土
 赤玉土は色鮮やかで綺麗です。濁りが少なく水棲生物が観察し易いのも利点です。ただ水生植物も育ちますが栄養はないので育ちがよくありません。

 粒は大玉、中玉、小玉がありますが好みでよいと思います。玉の形は一年で崩れてしまいます。

 水生植物の培養土も選択肢の一つです。栄養価が高いので、水生植物を植えれば大きく育ちます。ただし栄養があるのでコケや藻が発生します。

 荒木田土は田んぼで使用されているような土です。メダカは田んぼの魚として昔から身近にいた魚です。よって田んぼに近い用土を使用することはメダカには田んぼ近い環境で飼育していることになります。

 砂利や石はメンテナンスできるし、毎年使いまわせるのが利点です。ただし水質を浄化してくれるバクテリアが定着しないのが難点です。

 荒木田土も赤玉土も2L300円程度で購入できます。

◆用土は荒木田土はいいかも?
【2019.05.18】追記

 用土は荒木田土をオススメしたいです。やはり、メダカが棲息している場所は田んぼや田んぼ脇の流れの緩い小川などの止水域であり、いずれも用土の豊富な環境です。

 この用土に微生物やプランクトンなどのエサも発生する為、メダカにはエサが豊富に供給されることになります。

 ただ、泥が舞い上がるので観賞用に向かないのと、荒木田土の中の養分があり、水が富栄養化してコケなど藻類が繁茂してしまうことになりかねません。

 田んぼでは稲が養分を吸収してくれますが、よく見るとアオコやコケがそこらかしこに繁茂しています。また、川や池のように綺麗に水質を浄化してくれるわけではありません。

 それでも荒木田土をオススメしたいです。

 やはり、メダカの死亡率が低いのと、メダカの代表的な病気『痩せ細り病』の発症率が抑えられるからです。泥が舞い上がるのは、赤玉土を重ねてあげれば問題ありません。

 効果もあれば、副作用もある荒木田土ですが、検討してみてもいいかと思います。






★そもそも用土はいれるべきか?
【2020.05.29】修正
 用土を入れるのは自然のろ過のような働きはせず、用土に住み着くバクテリアが浄化しますが、用土自体に養分により水質は浄化するどころか悪化するので不要との話もあります。

 綺麗に澄んだ水で育てたいなら砂利や石でいいのです。

 しかしながら、糞やゴミなどが溜まっていき、用土に住み着くバクテリアが少なく分解もされずらい欠点もあります。

 また、ベアタンクと呼ばれる底床に用土も何も使用せず メンテナンス優先の育て方もあります。

 ただし、糞やゴミなどが溜まっていき、用土に住み着くバクテリアがなく分解もされない欠点もありますので、ろ過機を入れて水質ろ過を補助します。

 どちらがいいという答えはないと思います。

◆エサ
 メダカのエサは色々な種類を試しましたが、現在はメダカのエサとプレコを使用しています。特にプレコはメダカだけでなく、ミナミヌマエビやヒメタニシなど他の水棲生物もよく食べてくれて、特にヒメタニシの食料であるコケ不足を補ってくれて非常にヒメタニシの生存率が高くなりました。

 これを食べない生き物を見たことがない!屋外メダカ、エビ、タニシの飼育で万能のエサ







◆飼育水【2019.04.08追記】
 水道水を半日程度汲み置きしたものか、中和剤を入れてカルキを抜いたものを入れます。

 中和剤を入れればカルキはすぐに抜けますが、水温の違いがあり、その後すぐにメダカを入れるのはオススメできません。半日程度おいてからメダカを入れましょう。

 バクテリアは汚れを分解して水を綺麗にしてくれますが、立ち上げ当初はバクテリアはいません。

 この状態でメダカに餌を与えた場合は、残飯や糞により水が汚れていきますし、アンモニアにより生物ろ過が間に合わずに悪いバクテリアが増えていきます。

 このような仕組みで、水が白く濁ってしまうことがあるのです。


 エサを与えるのを極力抑えて、酷い場合は水替えも必要ですが、全替えしてもバクテリアのいない環境に戻るだけですので、ひたすら良いバクテリアが増えるのを待ちます。

2.メダカの種類

【2020.05.29】修正
メダカの種類は500種類以上です。品種改良によって毎日のように新しい種が生まれてきていると言っても過言ではありません。値段もピンからキリまで、鑑賞用としてとても価値のあるレアな品種は軽く1匹1万円を超えまし、中には100万円もする種もあります。特にこだわらないのであれば以下の定番の4種類の中から選ぶと安く購入できます。

◆メダカの種類

・黒メダカ

【2020.05.29】修正
 日本各地で生息している原種に近いメダカです。採れるメダカは大きくわけて2種類で北日本のキタノメダカと南日本のミナミメダカです。黒メダカはあくまで改良品種です。ただ、野生のメダカは絶滅危惧種に指定されており、都会の川や池で採れるのは、外来種のカダヤシがほとんどだと思います。

※カダヤシ
北アメリカ原産の外来種です。見た目は黒メダカに似ています。ただ、メスが6cm程度に大きくなるので、捕まえるとわかると思います。カダヤシは環境汚染などで住処を追われたメダカの後に侵入してきて棲息しています。外来外来生物として指定されており罰則規定があり、違反した場合は
個人は懲役3年以下、または300万円以下の罰金、法人なら1億円以下の罰金となっています。持って帰ることも飼育することもできません。

・ヒメダカ

 メダカと言えばヒメダカを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。黒メダカより市民権を得ているメダカです。

・白メダカ

 定番の中では容器で飼うと一番見栄えする綺麗な品種のメダカです。しかし黒メダカやヒメダカに比べると遺伝的に弱いのか飼育するのが難しい品種です。

・青メダカ

 青メダカは一見白メダカを判別がつきにくいですが、よく見ると青みがかっているので判別がつきます。白メダカと同様に遺伝的に弱いのか飼育するのが難しい品種です。


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★生命力が強い順は?
4種類の中で生命力が強い順は以下のとおりです。

黒メダカ > ヒメダカ > 白メダカ > 青メダカ



グリーンウォーターで泳いでいるヒメダカたち。
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3.メダカとの混泳できる生き物

【2021.03.28】追記
メダカを飼育するとなったら、もちろんメダカだけでもいいのですが一緒に飼いたいタンクメイトも考えてもいいと思います。いろいろな生き物を眺められるのはとても楽しいですし、タンクメイトは水質浄化やコケや藻、エサの食べ残しや死骸などを取り除いてくれる役目もしてくれます。

※タンクメイトとは、魚を容器内で飼育する場合に、メインの魚に随伴して飼育する魚やその他の水生生物をいう。水槽内に視覚的な変化をもたらす他、餌の食べ残し、死骸、コケや藻などを食べて取り除く役目も担う。
タンクメイトを選択する条件として、おとなしくメインの魚と争わないこと、弱すぎず餌とならないこと、遊泳域が重ならないことなどがある。

このタンクメイトですが、「どれを入れようかな~」と考えるのは楽しいのですが、基本的に考えなくてはいけないことは、メダカと一緒に飼育しても、メダカを襲わない、またメダカに襲われない、エサをメダカと一緒のエサ、別でも他の生き物と一緒に食べれるもので問題ないこと(専用のエサをあげないといけない生き物が多いと、エサの量が必然的に増えて水質が汚れやすくなる為)が条件です。

そうなると、野生のメダカの棲んでいる田んぼや河川、沼や池などに一緒に棲んでいる生き物が一番いいと思います。


★タンクメイト一覧

・ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビは、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種です。産卵も淡水中で行い、一生を淡水域で過ごす陸封型(内陸の湖や沼、池や河川で成長、繁殖して一生を終える)のヌマエビです。卵生で5~10月で一度に30~100個の卵を産み、抱卵して稚エビになってから親から離れていきます。
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・ヒメタニシ
日本全国(北海道除く)に生息するタニシです。沼、小川、水田の用水路などの浅いところに一般的に見られ、石に付着している藻やコケを主食としています。
卵胎生で5~10月にかけて稚貝を生みます。水質浄化に役立つことが知られ、水槽やビオの鉢内の植物プランクトンの大発生を抑え、汚泥を積極的に摂食してくれます。
基本的には夜行性で、日中は水面付近に集まったり、砂の中に潜ったりしていることが多いです。
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・シマドジョウ
シマドジョウは、コイ目ドジョウ科に属する淡水魚です。同属には、スジシマドジョウなど似た種類が多い。また、地域によっては亜種があり、見分けは困難です。下の写真のシマドジョウもどの亜種かはよくわかりません。シマドジョウの繁殖は難しく、自家製繁殖は不可能といわれています。

マドジョウはオススメしません。マドジョウは雑食性が強く、シーズン中はエサをもらっているのでまだいいのですが、冬の飢餓状態に陥ったときにメダカやミナミヌマエビを捕食します。
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4.メダカの飼育環境

メダカを飼育する上で重要となってくる飼育環境です。飼育環境が悪い場合は丈夫なメダカは育ちませんし、逆に病気になったり死んでしまったりします。

◆メダカの環境に重要なもの
・日光☀
 
日光、これが一番重要です。メダカは日光にあたることでビタミンDを作り出して丈夫な骨や筋肉を形成するからです。また1日に12時間程度日光にあたっていないと産卵しません。

・水
 飼育水は水道水で結構です。ただし、水道水には塩素(カルキ)が入っていてメダカなどの水棲生物にとっては有害な物質なのでカルキ抜きをします。

◆日光
 
メダカの飼育環境の中で一番重要です。日光が当たることによって丈夫なメダカが育っていきます。一番いいと言われる日当たり環境は午前中に日が当たり、午後は徐々に日陰になっていく環境とのことです。

 我が家は真逆の環境で午前中に日陰で、正午ごろから日が当たりはじめ西日が強烈に当たります。

 一番よくない日当たり環境は、1日中直射日光が当たる場所か1日中日陰の場所です。ただし夏の直射日光には気を付けましょう。

 容器の水が煮立ってメダカが死んでしまうこともあります。この場合は容器を日陰に移動する、すだれをかけて日蔭を作るなどしましょう。

◆飼育水
 メダカは田んぼや小川、池や沼などの流れのない、いやゆる止水域に生息している魚です。水量は多ければ多いほどいいですが、1匹1Lが目安といわれています。

 水温は5℃から28℃で活動でき、30℃を超えると動きが鈍くなり、水温が高すぎると死んでしまうこともあります。逆に5℃以下になるとエサを全く食べなくなり冬眠状態になります。

 植物プランクトンが豊富なグリーンウォーターを目指すのが、メダカを長生きさせる近道になります。

水棲生物の飼育で水が汚れる、濁る、緑色になる、臭い、油がでるなどの水の状態まとめ

5.メダカのライフサイクル

メダカの一生における活動です。飼育するにあたって覚えておいて損はないでしょう。

◆メダカのことをよく知りましょう

・メダカの寿命
 1年~2年と短い寿命です。

・メダカの1年

   3月 冬眠から目覚めてエサを食べます
   4月 産卵を始めます
   6月 産卵がさかんになります
 10月 産卵を終ります
 12月 冬眠します

・メダカの産卵

 産卵は15℃以上になると産卵を開始します。メダカは産卵時期になると抱卵します。

 1日の日照時間が12時間程度になると産卵可能になります。一度に産卵する卵の数は10個~30個前後ですが個体差もあります。

◆産卵
 産卵は15℃以上になると産卵を開始します。メダカは産卵時期になると抱卵します。1日の日照時間が12時間程度になると産卵可能になります。

 一度に産卵する卵の数は10個~50個前後ですが個体差もあります。産卵は専用の産卵床を用意するか、ホテイ草などの水草を浮かべて産卵させます。産卵したら、親メダカが食べてしまうので隔離します。

 産卵床や水草ごと、別の容器に入れるか、産み付けた卵を一つ一つ指でつまんで採取して容器の底に沈めておけばやがて孵化します。指でつまんでも有精卵は潰れないので問題ありません。

 隔離容器に入れる水道水のカルキがあっても大丈夫です。水道水のカルキがメダカの卵に付着しているカビ菌を殺菌してくれる効果があるので、水道水をそのまま使用した方がメリットがあるのです。

 ただし、隔離容器に水道水をそのまま入れるのは最初だけです。卵は累積で250℃になると孵化します。25℃であれば10日の計算になります。

★卵の隔離を怠ると
メダカの卵の隔離を行うとほぼ孵化する前に食べられてしまいます。生き延びてマツモやアナカリスなどの水草に隠れていても、ほぼ生き延びられないと思ったほうがいいです。

これは容器という狭い世界では親メダカから逃げられずに食べられてしまうからです。私も自然に増えるもんだと思いこみ、卵を隔離することはせずにほったらかしにしてしまい、当然の結果ですがメダカは全く増えませんでした。

誰でもわかるメダカの卵の採取方法(画像付き)



抱卵している白メダカです。【2020.05.29】追記
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産卵床に産み付けられたメダカの卵。
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孵化したばかりのメダカの稚魚。
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6.メダカの飼育サイクル

メダカの飼育は3月~11月にかけて行います。

【2020.05.29】修正
 3月 飼育容器の水の入れ替え、水生植物の植え替え、
     エサを与え始める※1
 4月 産卵した卵の隔離、稚魚の世話(~10月)
 5月 増えすぎた水生植物のメンテナンス(~10月)
 7月 暑さ対策を行う(~9月)
  10月 枯れてきた水生植物の除去、親メダカと子メダカを一緒の容器に入れる
  11月 エサを与えるのを終える
  12月~翌年2月 何もしない※2
    (メダカは冬眠中)

※1
 【2020.09.27】訂正
 メダカのエサはシーズン中は週に2日程度、朝と夕方に与えます。
 ただ夏場の日中暑い時にエサを与えると体調不良になるので水温の低い朝に与えるようにします。

※2
 冬の間は特に乾燥しますので、足し水はしてください。


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7.メダカの病気(痩せ細り病)

【2020.07.02】追加
メダカ飼育をしていますと、必ず悩むことになるのが「痩せ細り病」です。「痩せ細り病」は餓死ではなく、エサを与え続けても最後には痩せ細って死んでしまう病気です。いろいろな諸説ありますが、原因がはっきりしておりません。そんな「痩せ細り病」ですが、ある程度は防止することができます。



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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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