※2021.07.09更新

カブトムシが羽化して4日ほど経ちます。今年は10日程度早く羽化しました関係上からか、夜のカブトムシ成虫のいつもの賑やかな物音はまだしませんが、梅雨が明けてくれば、少しは賑やかになるのかなと思っています。

カブトムシたちは毎日しっかりゼリーをたいらげておりますので心配はしておりませんが、やや気になっております。カブトムシの幼虫がひとたび蛹になりますと、マットの動きがなくなりますので、そこをついてコバエが大量発生したり、また、成虫になるまではしっかり観察しておかないと、せっかく羽化して地上にでてきたカブトムシをエサ不足やマットでひっくり返ったりと死なせてしまいかねません。

カブトムシは、どちらかといいますと世話をあまりしなくてもいい昆虫ですが、蛹になった時だけが立派な成虫に羽化するだろうか?と唯一心配になる期間でもあります。ようやく成虫が地上に出てきた時は、もちろん嬉しい気持ちになりますが「よく出てきてくれた」とホッとした気持ちになります。そんな蛹について、まとめてみました。




蛹になったカブトムシ
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蛹になる時期
屋外で育てている場合は、5月中旬から6月上旬に蛹になります。毎年、代替わりで育てていても、大体同じ時期に蛹になります。飼育している人は「そろそろかな?」と蛹になる時期を掴むことができます。

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蛹の期間(幼虫と成虫の前後)
カブトムシの幼虫は蛹(さなぎ)になる準備を始めて2週間以内に蛹になります。そして、蛹になってから、3週間ほどで蛹の殻を破り羽化して成虫になります。羽化後、成虫は体が固まるのを待って1週間~10日程度で地上に出てきます。従いまして、蛹になった後に、1ヶ月程度で成虫になって地上に出てきます。

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蛹になる前兆(タイミング)
カブトムシの幼虫は蛹になる為の場所を探しますが、これを見るのはほぼ不可能だと思います。蛹になるための部屋を作ります。これを蛹室(ようしつ)といいます。

蛹室は幼虫自身が入ることはもちろん、羽化し易いように空間を少し設けて作られますので、飼育ケースの横からか、下から見ると、空間ができていることが多いです。

飼育下では、基本的には飼育ケースの奥底に蛹室を作ることが多いので、飼育ケースを上げて見ると、蛹室の空間を見ることができます。

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蛹が動かない
基本的に蛹は動きません。幼虫から蛹になり成虫になりますが、カブトムシは腐葉土を食べている幼虫から樹液を吸う成虫に大きく姿を変えます。このように大きく形態を変えることを『完全形態』といいます。

蛹になって体の構造を蛹の内部で大きく変えますので基本的に動きません。

幼虫から蛹になりました初期は内部は幼虫の構造に近い為に幼虫のように動くことができます。
蛹も中期になりますと、体の内部構造を大きく変えますので、まったく動かなくなります。
蛹も後期になり、体の構造が出来上がってくると羽化に向けて動くようになります。

飼育ケースをゆすったり、蛹室から取り出して触ったりすると、蛹の内部で大きく体の内部を変更している時期ですので、うまくいかずに死なせてしまう場合があります。そっとしておいてあげるのが一番いいかと思います。

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蛹の育て方(羽化だけ注意)
蛹になった後は特にありません。そのままにして、何もせずに羽化して成虫が地上にでてくるまで待ちます。蛹になってから1ヶ月程度で成虫が地上にでてきますので、しっかり毎日観察しておきます。

成虫は夜間に活動しますので、夜に地上に出ているかを確認してください。日中がマットに潜っていますので、まだ羽化していないと思いがちです。

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蛹が黒くなった
何らかの理由で蛹が死んでしまったと思われます。カブトムシは腐葉土を食べている幼虫から樹液を吸う成虫に大きく姿を変える『完全形態』ですので、蛹の内部で体の構造を変えている大変な時期ですので、上手く行かずに死んでしまうことがあります。特に外的要因で蛹室を壊してしまったという場合に多いです。

蛹が死んでしまった場合は、徐々に黒ずんできます。それは羽化する前にも同じように黒くなりますが、蛹にカビが生えてきた場合は、死んでいると判断していいと思います。

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地上で蛹になる(マットの上に蛹がいる)
稀に地上で蛹になる個体がいます。それには理由があります。

・過密飼育
  これが一番多い理由になります。過密飼育で蛹室を作るスペースがない時には地上に出て蛹になる場合があります。過密飼育の定義は飼育ケースの大きさによりますので難しいところがありますが、飼育ケースで飼っていて糞がやたら多くマット替えが頻繁な場合は過密飼育なのかと思います。

幼虫のうちに分散させて飼育することをオススメますが、すでにマットで蛹になってしまっていますので、卵のケースなどで人工蛹室を作ってあげて蛹を置いてあげます。そのまま蛹を置いておきますと、マットの雑菌によって蛹が侵されてしまい死んでしまいますので、この場合は人工蛹室という雑菌のいない場所に置いてあげましょう。置いたら、静かに見守ってあげましょう。

・マットが発酵して熱い、息苦しい
  もうひとつがマットが発酵してマット自体が熱くなっていて、幼虫が地上にでてきてしまう場合があります。新しいマットを入れた時によく発生する事象ですが、蛹になる時期は高温多湿なので、発酵してしまう場合もあります。

発酵すると熱くなりますので、これでも幼虫が地上にでてきてしまう場合があります。本来なら、マットを取り出して天日干しでもしてガス抜きしてから戻すのがいいかと思いますが、他の幼虫で熱さに耐えて地中に蛹室を作って蛹になっている個体もありますので、マット替えはできません。

そのまま蛹を置いておきますと、マットの雑菌によって蛹が侵されてしまい死んでしまいますので、この場合は人工蛹室という雑菌のいない場所に置いてあげましょう。置いたら、静かに見守ってあげましょう。

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蛹室が壊れてしまったら?
【2021.07.09】追記
園芸用吸水スポンジ(オアシス)で人工蛹室を作ります。ホームセンターや100円ショップで販売されているので購入できます。
蛹の2倍程度の大きさが目安として、お尻の部分を深く掘り、頭の部分を高くして傾きを付けて穴を開けることです。傾き角度は15℃から25℃程度ですが大体で構いません。
そしてオアシスに水を吸わせてから蛹を人工蛹室に置きます。蛹の乾燥を防ぐ為です。
そして、蛹を移動させる時は素手で持たずに手袋して移動します。そして羽化するまで動かさすに待ちます。

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※最後に
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