熱帯魚を飼っておりますと熱帯魚自体がカラフルで奇抜な姿をしており、現在流通している種類は5,000種類とも6,000種類とも言われ、淡水魚と別の魅力も手伝って色々な種類の熱帯魚を飼いたいと思うはずです。

飼いたい熱帯魚は大型で肉食の魚もあれば、小型の魚を沢山飼うといった好みもあると思います。ただ、最初から大型の魚を飼うということはあまりないのではと思います。それは大型であれば、おのずと購入コストも高額になりますし、大型の設備が必要になります。飼育ノウハウもないので、いきなり死なせてしまっては、熱帯魚が何より可哀想ですし、人間側も財布が痛むはずです。

そこで最初は小型で比較的安価な熱帯魚を飼う方が多いと思います。

そして、いざ小型の熱帯魚を購入して飼い始めますと、水槽の中に数多くの種類の熱帯魚が泳いでいるのを見るのは、とても楽しいですし見飽きないと思います。

よくよく水槽を見ると、上層、中層、下層にわけると、中層にはカラシン(テトラ等)やコイ(ラスボラ等)、下層にはローチやコリドラス、エビ、シュリンプが大体の方は泳いでいると思います。

こうなると、上層、特に水面で泳ぐ熱帯魚を何か飼いたくなると欲がでてくる方もいると思います。また、ちょっと奇抜な感じの熱帯魚を飼いたいななんて、さらにプラスで思う方もいると思います(もちろん私もその類です)。

もちろん、熱帯魚で上層に泳ぐ魚もおります。小型の魚と混泳することも可能です。

ただし、初心者ではちょっと飼い方が難しい種が多いような気がします。

そんな人間側の欲を解決してくれる貴重な熱帯魚が「ハチェット」です。

「ハチェット」は上層を泳いでくれて、ユーモラスな姿で泳いでくれます。

❖ハチェット

「ハチェット」は南米原産の小型カラシン類で、お腹がアーチのように ”
ぼっこり” 出っ張った体型が特徴の淡水魚の総称です。名前の由来としてはハチェット(Hatchet)=小型の手斧という意味でつけられています。
水槽上面を良く群れて泳ぎ、その様子は編隊飛行をしているようです。エサを与えるときや、驚いたときや大型の魚の捕食から逃れる為などに水面をジャンプする様子が見られ、自然下では水面に落ちた虫などを主食にしています。

IMG_2277

❖ハチェットを飼うのことによる注意事項

 ・上層部(水面)で泳ぐ熱帯魚ですので、浮上性のエサしか食べません。
 ・下層部(水底)に沈んだエサは食べませんので、ローチやコリドラスなど下層部に棲む熱帯魚を購入して食べてもらう必要があります。
 ・飛び出し死が多いので、蓋や水面を低くするなどの対策が必要です。
 ・ネット販売でもなかなか販売されていないので、見つけたらすぐに購入することをオススメします。
 ・ハチェット同士も混泳は可能ですが、小型のハチェットは単体で飼うのをオススメします。

「ハチェット」は種類が多いのですが、以下の4種類が多く販売されておりますので、ご紹介します。

レヴィス・ハチェット
ブラジル、アマゾン川下流域原産のハチェットです。商業的なブリードに成功した唯一のハチェットとして流通されています。「シルバーハチェット」に良く似た外見をもち、体側には細かなスポット状の模様を持ちます。海外では「シルバーハチェット」と呼ばれること多く、国内で「シルバーハチェット」と呼ばれる種類はリバーハチェットと呼ばれています。

◆基本情報
名称   : レヴィス・ハチェット
最大全長 : 6cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹600~800円
寿命   : 3~5年
水温   : 22~27℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度はとても高く事実上無理(卵生)
棲息場所 : 水面
餌    : 人工飼料(浮上性)

レヴィス・ハチェットです(いい写真がない)。
IMG_6819

❖レヴィス・ハチェットを飼ってみて

 飛び出し死が非常に多い種です。逆にいいますと飛び出し死を防げば、非常に長く生きる種ということになります。また、食欲も旺盛で元気に動き廻る種です。水面にぴったりと張り付いて常にエサが水面に浮かぶのを巡回して待っています。

干からびてしまったレヴィス・ハチェットです。
DSC_0182




マーサ・ハチェット
ペルー原産のハチェットです。ハチェットの中ではかなり小さい部類に入ります。

◆基本情報
名称   : マーサ・ハチェット
最大全長 : 3cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹800~900円
寿命   : 3~5年
水温   : 22~27℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度はとても高く事実上無理(卵生)
棲息場所 : 水面
餌    : 人工飼料(浮上性)

マーサ・ハチェットは飼育期間が短かったのもあり泳いでいる姿の写真がとれてませんでした(撮っていたかと..。)。
No Image(写真は準備中です)

❖マーサ・ハチェットを飼ってみて

 他のハチェットと比べるとちょっと弱い感じがします。弱いというのはマーサハチェットと他のハチェットとの混泳であり、エサの取り合いや陣地取りが他のハチェットに負けてしまうことがあるので注意が必要です。レヴィス・ハチェットほどではありませんが、飛び出し死が多い種です。他のハチェットと混泳を避けて飛び出し死を防げば、非常に長く生きる種ということになります。また、何匹かで群泳する姿も見れました。




マーブル・ハチェット
アマゾン川原産のハチェットです。コロンビアやペルー原産もおり産地によって模様が違う「亜種」が存在します。

※「種」は生物分類上の基本的な単位で、通常は同じ種の個体間でしか繁殖しない。 一方、同じ種でも分布する地域により色や形に違いがみられ、地域間で異なる集団と認められる場合、これらを「亜種」という。

◆基本情報
名称   : マーブル・ハチェット
最大全長 : 4cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹700~800円
寿命   : 3~5年
水温   : 24~28℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度はとても高く事実上無理(卵生)
棲息場所 : 水面
餌    : 人工飼料(浮上性)

ちっさい写真ですが、マーブル・ハチェットです。
IMG_4916

❖マーブル・ハチェットを飼ってみて

 他のハチェットと比べますと水温や水質にやや弱い感じがあり、ヒーターが故障ぎみになり水温が下がった時に他のハチェットは元気でしたが死んでしまいました。また水質が悪くなった場合、一番先に死んでしまいました。水質や水温を注意すれば、非常に長く生きる種ということになります。また、何匹かで群泳する姿も見れました。また、飛び出し死はしない方の種です。




トラコカラックス・ハチェット
アマゾン川やオリノコ川(ベネズエラ、コロンビア)原産の大型になる部類のハチェットです。

◆基本情報
名称   : トラコカラックス・ハチェット
最大全長 : 8cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹800~900円
寿命   : 3~5年
水温   : 24~28℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度はとても高く事実上無理(卵生)
棲息場所 : 水面
餌    : 人工飼料(浮上性)

トラコカラックス・ハチェットです。まだ小さいです。
IMG_2268

❖トラコカラックス・ハチェットを飼ってみて

 他のハチェットは上層で泳いでおりますが、本種は中層を泳いでいることがあります。そして下層にあるエサを食べる姿を何度か目撃することがありました。ただ、基本的に他のハチェットと同様、水面にあるエサを食べます。群泳はしない方の種であり、飛び出し死をする方の種であると思います。値段はやや高価ですが、レヴィス・ハチェットとともに飛び出し死を防げば、非常に長く生きる種ということになります。

飛び出し死のトラコカラックス・ハチェットです。
IMG_0390




❖飛び出し防止策
 ハチェット系とエビが水槽からの飛び出しにより死なせてしまうことが多かったので蓋を購入しました。蓋により飛び出しによる事故を防ぐことができました。


【熱帯魚水槽】飛び出し防止の蓋(カバー)を購入する、の巻


❖おわりに

 如何でしょうか。ちょっと面白くてユーモラスな動きをするハチェットは、上層部を泳いでもらい、楽しませてくれるのに最適な熱帯魚かと思います。
 ハチェットをご検討されている方に、ご参考になれば幸いです。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク