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※題名を『アベニーパファーを飼う。その魚凶暴につき!』から『アベニーパファーの飼い方。その魚凶暴につき!』に変更いたしました(2020.04.29)。
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その魚。凶暴につき..。

アベニーパファー4匹を12月16日に我が家に迎い入れました。4匹ですので30cm水槽で広さは十分ですし、40cm水槽に引っ越しましたが、もともと熱帯魚たち入っていた水槽、ろ過機やヒーター、水草や流木など環境は整っていますので環境については問題ないと思っておりましたが、当初2つの懸念がありました。

◆アベニーパファーを知る
【特徴】
インド・スリランカ原産の世界最小のフグです。アベニーパファーは水質に塩分が必要な「ミドリフグ」や「ハチノジフグ」とは違い、純淡水で飼育することが可能なことで、フグの中で飼育が容易にできて人気のある種です。

【性格】
臆病で凶暴な一面がありますので、混泳に不向きな魚です。同種、多種問わずに攻撃を行います。鋭い歯をもっていますので、ヒレをかじられてしまう魚もいますし、小さなエビや貝などは捕食されてしまいます(大きいと大丈夫です)。

【観葉魚として】
泳ぐ姿が可愛らしく、ヒレをパタパタと動かしながら水中をゆっくり移動します。ゆっくり泳いでいたかと思うと、突然早くに移動したりします。慣れてくるとエサをあげる時に『エサくれ』と寄ってきます。


◆基本情報
和名  :アベニーパファー
体長  :2~3cm
寿命  :2~3年
温度  :22~26℃
餌   :人工飼料、生餌
     ※生餌はアカムシ
     ※人工飼料はJUNクリルグラニュール
値段  :300円~500円
混泳  :非常に攻撃性が高く同種、多種問わずにかじって攻撃します。
     十分なスペースと隠れ家を用意する必要があります。
     動きの遅い魚はヒレなどを噛まれる可能性があります。
環境  :水質の悪化と高水温に注意が必要です。





◆懸念1:エサ(人工飼料を食べない)

解決策:JUN クリルグラニュール購入

1つ目の懸念は、エサです。本来は生餌が好きとのことで、人工飼料も食べますが慣れるまで時間がかかるとの事でした。長きにわたり家にいてもらうのに、保存などの観点から最初から人工飼料でと考えておりましたので、うまくいくかが1つの分かれ目でした。

これはアベニーパファーに一番最初にエサを与えるタイミングを少し後ろにずらして、空腹にさせてから与える作戦にしました。

また、エサの与え方も重要らしく、アベニーパファーは一旦、底についたエサを食べないという話をききました。

しかしながら、アベニーパファーの人工飼料として、オススメされているエサ(実際に購入)は沈下性なのです。沈下性なので、どこかに引っかかれば食べてくれると思いました。30cm水槽には水草、特に一番いいのはモス付き流木の上に落とすのがよいと思いました。

落としやすいのと、モス付き流木周辺をテリトリーにしているようでしたので、ここが一番いいポイントだと思いました。

我が家に迎い入れてから2日後でしょうか。最初のエサを与えることにしました。エサをモス付き流木の上に落ちるように与えます。パラパラと落ちていき、モスの上にうまくのりました。アベニーパファーはモスの上にあるエサをすぐに食べ始めました。よかった。成功です。

その後も人工飼料を与えるとすぐに食べてくれます。しかしながら、やはり底に落ちたエサは食べないようです。そこにエサはコリドラスを入れないと綺麗になりません。

当初は迎い入れる予定はありませんでしたが、お掃除役として3匹を迎い入れました。また、30cm水槽は水が富栄養化してしまいやすいので、お掃除役としてヤマトヌマエビ5匹とカノコ貝3匹を迎い入れました。




懸念2:性格(凶暴!)

解決策:十分なスペースと隠れ場を作ってあげれば混泳可能

もう1つの懸念は、その性格です。見た目が愛らしく泳ぐ姿がユーモラスなアベニーパファーですが、見た目とは裏腹に、凶暴な性格らしく、混泳している他の魚の襲ったり、貝類を好んで食します。

この為、単独で飼育しないといけない熱帯魚なのです。お掃除役として、迎い入れた、ヤマトヌマエビ、カノコ貝、コリドラスですが、コリドラスが2匹死んでしまい1匹になりました。

ヤマトヌマエビもカノコ貝も頭数が少なかった為、アベニーパファーの標的になりやすかったと思います。普段は水草や用土に潜ったりと隠れることが多くなってしまい、コケが生えてきてしまいました。

そこで援軍ということでヤマトヌマエビ10匹、石巻貝11匹、コリドラス3匹を新たに迎い入れて『沢山いれて標的そらす作戦』を決行しました。これは上手くいきましたが、やはりアベニーパファーの凶暴さにより、コリドラスは襲われることは少なくなったものの、アベニーパファーが近づくと素早く逃げてしまいます。

次に、水草を多く入れて『隠れ家を増やす作戦』を実行しました。水草があると、コリドラスもヤマトヌマエビも隠れることができて、あまり襲われなくなりました。あまりというのは、どうしても狭い水槽内ですので、完全に逃げれるわけではありません。出会い頭にという意味です。

ただ、この『隠れ家を増やす作戦』では、個体数が少なくなってもアベニーパファーに襲われることがない利点が後でわかりました。【2020.04.29】追記

カノコ貝は夜に活動することが多いです。夜はアベニーパファーは底に着陸?して動かなくなるからです。石巻貝ですが、カノコ貝より小さいので、アベニーパファーに襲われることが多くひっくり返されていることがあります。

ただ『隠れ家を増やす作戦』で、カノコ貝も石巻貝もガラス面を掃除してくれる姿をみることが多くなりました。ヤマトヌマエビは個体差があり、臆病なものは日中はミクロソリウムの上の方に隠れており、夜になると活動する模様です。

一つ付け加えますと、全部が全部臆病ではなく個体によるみたいで、アベニーパファーを恐れないもの(コリドラス、ヤマトヌマエビ)は、日中でも、アベニーパファーのテリトリーであるモス付き流木に登って、コケなどのエサをひたすら食べております。

◆単独飼育がいいのか?
アベニーパファーですが、臆病で凶暴な性格から、単独飼育がオススメとなっています。しかしながら、十分なスペースと隠れ家があれば混泳は十分に可能です。

水草は30cm水槽で4匹、45cm水槽で6匹、60cm水槽で8匹が目安ですが、あくまで目安ですので前後しても問題なく飼育できます。

混泳は低層を泳ぐコリドラス、コケ取り部隊のヤマトヌマエビ(ミナミヌマエビは小さすぎるのでオススメしません)、カノコ貝なども混泳可能です。

また、アベニーパファーより、すこし大きな体長の魚なら混泳可能です。我が家はエンドラーズグッピーのメス、キンブナ(※)、ゴールデンプリステラが混泳しています。

※ギンブナは屋外飼育で真冬に死にかけていたのを屋内に移動させました。見事に生き返りました。

カメラを構えると逃げてなかなか撮らせてくれないアベニーパファー。動きはユーモラスで見た目には愛らしいが、標的には一直線に急加速させて向かっていきます。
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コリドラス。アベニーパファーがきて、襲ってきそうな場合は瞬時に察して逃げます。襲われないなぁという時は逃げません(この違いはわかりません)。
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ヒーターの上で休んでいるものもいます。40cm水槽では見られない光景です。
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カノコ貝は昼間は用土に潜って、夜になると活動し始めます。
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臆病なヤマトヌマエビは昼間はミクロソリウムの上のほうにいます。夜になると降りて活動しています。写真は3匹ですが、葉の裏側に沢山おります。
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アベニーパファーを恐れないヤマトヌマエビは、アベニーパファーを気にせずに、テリトリーであるモス付き流木に登って、コケをひたすら食べております。
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石巻貝は裏返しにされてしまいます。アベニーパファーは貝も食べるのでエサになってしまうかもしれません。ちょっと小さすぎたかもしれません。
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※最後に
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