pH。ピーエイチ。

熱帯魚を水槽飼育をしている皆さんはご存じの通り、アルカリ性か酸性かを示す指標です。このpHですが、極端にアルカリ性が酸性になりますと熱帯魚や水草の生育に影響を及ぼす指標です。

pHの指標は14あり、中性が7であり、7より低いのは酸性、7より高いのはアルカリ性です。熱帯魚や水草が好むのはpH5.5~6.8の弱酸性の水であります。

そして水道水のpHは5.8~8.6で地域(元々の水質や浄水場の基準)や水道環境(錆びている)若干違いがありますが酸性に傾いており、アクアリウムのpHとはかけ離れているのです。

このpHですが、実は我が家ではあまり意識しておりませんでした。それは熱帯魚も水草の飼育もどちらかというと、うまく言っていたからです。熱帯魚を死なせてしまうことが滅多にありませんでしたし、水草も、陰性水草(生育に強い光が必要のない水草のこと)を植えておりますので、決して生育スピードが速いわけではない(陰性水草は少しの栄養しか取り込まないからです)のですが、たまに間引きしなくてはいけなくなっていたほどでした。

しかしながら、このところ水草の様子が変わりました。水草が育ちが非常に悪いのです。元気がないと言った方がいいでしょうか。

水草の生育が悪いのは、十中八九、水質が水草に合わないからです。ただ、生育が悪くなっても放っておいたのですが、一向によくなることはありませんでした。コケが生えてきているのです。

これは、いくら水槽の中が栄養が豊富であり、生育環境が整っている場所であっても、水質が水草の要求するものと書か離れている場合は、栄養を吸収せずに、コケが生えてコケが増えていくことになります。また、コケが水草の葉や茎の表面を覆うことによって、光合成が行えなくなり、水草が弱っていきます。

流石に、そのままにしておけませんので、水質のpHを測ってみることにしました。ただし、電子計測器でなく、原始的に水質検査試験紙を利用します。

正確なpHの値はわかりませんのですが、色で大体はわかります。

我が家のpHを測ったところ、結果は何と8.5程度でした。目を疑いましたが、高い、高すぎる!水道水の上限に近かったのです。水草が悲鳴をあげていたのです。熱帯魚もよく生きていたなと思います。

そこでpHを下げる水質調整薬を購入して、下げてみることにしたのです。

水質調整薬はの濃度が高いので、使用するのはごく少量です。100リットルに10mlですので、我が家の水槽は23リットルですので、2ml程度となります。あまりにも少量ですのでスポイトで2滴となります。

購入した水質調整剤は「テトラ (Tetra) PH/KHマイナス 500ml (淡水用) 」です。
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そしてスポイトで2滴(2ml)入れてみます。これだけで変わるのかな?
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水質検査試験紙です。左が水質調整剤を入れる前、右が水質調整剤を入れた後です。上から2番目がpHの値で、左は赤くなっています。右は黄色いので、6.5程度でした。大きく変化したことになります。水質調整剤はかなり濃度が高いこともわかります。
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水質調整剤を使用して、一晩様子をみます。水質に敏感なエビはおりませんし、熱帯魚は大丈夫かと思いますが、かなりpHが下がってので心配ではあります。うまくいけば、水質調整を続けて、水草がどうなるのかを見守っていきたいと思います。



※最後に
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