※2023.04.22改題(旧題:メダカとミナミヌマエビが毎日ポツポツ死んでしまわないようにする方法)
4月になり晴天で暖かい日が続いておりましたが、今日は小休止のようで、雨が降りました。それでも昼間はまだ生温い感じの気温でしたが、夜になりますと、風が吹いて急に寒くなり3月初旬の気温のようです。
暖かくなりますと、メダカやミナミヌマエビなどの水棲生物を飼い始める方がおられるかと思いますが、いざ新しい飼育容器を用意して飼い始めますと、毎日ポツポツと死んでしまうという事態になると思います。
まず最初に考えられるのは、メダカやミナミヌマエビを購入や譲渡してもらい、飼育容器に入れる際に生体にショックを与えないように水合わせをおこないますが、うまく行かなかったということです。ただし、うまく行ったとしても、何匹か死んでしまうことはよくあることなのです。「うまく行く」「うまく行かない」の境目がわかりにくいですが、数日中に「全滅」しなければ、うまく行ったと捉えてもいいと思います。
次に、エサやりでエサの与えすぎによる水質悪化によることです。これがほぼすべてと言ってと思います。特に導入時はメダカやミナミヌマエビには有害なアンモニアや亜硝酸を分解するバクテリアが増えていないことで分解がすすまずに、メダカやミナミヌマエビが中毒状態になって死んでしまうことは多々あるのです。
極論を言うとエサを上げない方がメダカやミナミヌマエビは長生きするかもしれないです。ただし、産卵をあまりしなくなりますので、メダカやミナミヌマエビが爆発的に増えていくことはなくなります。
そして、どんなに大きな飼育容器で、メダカやミナミヌマエビの個体数を少なめにして、水草を植えたりして環境を整えて、エサの量をできるだけ最適な量にしたとしても、恐らく一定数は死んでしまうと思います。
それは、元々弱い個体、寿命を迎えた個体もいると思いますし、またショップの飼育状態や移送されてきたダメージで弱ってしまった個体がいるからです。
❖ポツポツ死んでしまってデリケートな管理をしてしまうのは誤り
せっかく、メダカやミナミヌマエビを飼い始めたのに、毎日のようにポツポツと死んでしまうと、自分の飼育方法に疑念を持ち始めます。
「自分の飼育方法の何が悪いんだろう?」
「メダカやミナミヌマエビが死んでしまう原因は何だろう?」
と、原因を追究し始めます。
ここでは「原因はいろいろあると思うが、おそらく水質(悪化)である」という結論に行きついてしまうと思います。なぜなら、「水質悪化」というのは、一番結論としてわかりやすいからですし、自分を納得させられるからです。
そこで「水質が悪い=水替え」をすると思いますが、この水替えは、毎日ポツポツと死んでしまっているメダカやミナミヌマエビがいる、いわゆる弱ってきている個体には有効かもしれません。しかしその中には、この水質でも適応できているメダカやミナミヌマエビもいるのです。せっかく適応できている個体にとって、また水質を変えてしまうことになります。
水質に慣れてきていた一部のメダカやミナミヌマエビにとって、また環境がかわってしまいますので、逆に弱ってきてしまい、ポツポツ死が止まらずに最終的には全滅してしまうことになりかねません。
つまり、ポツポツ死 ⇒ 水替え ⇒ ポツポツ死 ⇒ 再び水替えという悪循環に陥ってしまうことで、ポツポツ死を加速させてしまうのです。負のスパイラルですね。
❖ある程度の数の個体数を飼育してみること
これを回避するには、実は5匹とかの少数精鋭でなく、ある程度個体数を多く入れるのがいいです。最低20匹程度は入れたいところです。
ちょっと乱暴ですが、この20匹の中には、とても強い個体が含まれています。水合わせでショックを受けてしまう個体もいますし、水質が少し悪化しただけで元気をなくしてしまう個体もいるでしょう。
その逆で、水合わせに全く気にしない個体もいれば、少々の水質悪化でもびくともしない個体もいるのです。
飼育容器にメダカ20匹、ミナミヌマエビ20匹を入れたとして、残念ながら一時的に徐々に死んでいきます。しかしそれは、飼育水にバクテリアが定着すれば、後は適切なエサの量を与え続けていれば、もうメダカやミナミヌマエビは死にません。逆に繁殖し始めて増えていくのです。
❖累代が進めば「自分の家の環境」では最強の個体が生まれる
いわゆる「適者生存」の原理です。この適者生存の意味は、生存競争で環境に最も適したものだけが生き残って子孫を残しうることなのですが、この中で環境をは「自分の家の環境」です。
もちろん「自分の家の環境」は人それぞれです。直射日光が1日中当たる環境もあれば、日航は午前中だけ、また午後だけとか、半日蔭の環境もあると思います。
そんな「自分の家の環境」で育ったメダカやミナミヌマエビは、とても長生きしてくれます。「自分の家の環境」であれば「最強のメダカ」「最強のミナミヌマエビ」が出来上がるのです。そして累代(代を重ねること)が進めば進むほど、「自分の家の環境」に適合したメダカやミナミヌマエビが生まれ育つのですから、無敵な個体ができあがります。
こう書きましたが、導入時に「いかにメダカやミナミヌマエビを死なせず、生き残ったメダカやミナミヌマエビが繁殖して増やすにはどうしたらよいか?」かに頭を悩ませている方が多く、ネット掲示板やブログには、「毎日ポツポツと死んでしまいます。原因は何でしょうか。理由は何でしょうか。」というような相談事が沢山載っているのが実情です。
これには教科書的な答えが載っていますが、数学のように公式があるわけではなく、ベストプラクティス(最も効果的、効率的な実践の方法。 または最優良の事例のこと)のようなものですかっら、最終的には自分で自分の家にあった飼育方法を確立させるしかないのです(言うが易し 行うが難しですね)。
1年目ですぐにできる人もいれば、何年もかかる人もいます。かく言う私も軌道にのるまで4年ぐらいかかってしまいました。
メダカやミナミヌマエビの飼育は、非常に奥が深いのだと、思った次第なのです。
4月になり晴天で暖かい日が続いておりましたが、今日は小休止のようで、雨が降りました。それでも昼間はまだ生温い感じの気温でしたが、夜になりますと、風が吹いて急に寒くなり3月初旬の気温のようです。
暖かくなりますと、メダカやミナミヌマエビなどの水棲生物を飼い始める方がおられるかと思いますが、いざ新しい飼育容器を用意して飼い始めますと、毎日ポツポツと死んでしまうという事態になると思います。
まず最初に考えられるのは、メダカやミナミヌマエビを購入や譲渡してもらい、飼育容器に入れる際に生体にショックを与えないように水合わせをおこないますが、うまく行かなかったということです。ただし、うまく行ったとしても、何匹か死んでしまうことはよくあることなのです。「うまく行く」「うまく行かない」の境目がわかりにくいですが、数日中に「全滅」しなければ、うまく行ったと捉えてもいいと思います。
次に、エサやりでエサの与えすぎによる水質悪化によることです。これがほぼすべてと言ってと思います。特に導入時はメダカやミナミヌマエビには有害なアンモニアや亜硝酸を分解するバクテリアが増えていないことで分解がすすまずに、メダカやミナミヌマエビが中毒状態になって死んでしまうことは多々あるのです。
極論を言うとエサを上げない方がメダカやミナミヌマエビは長生きするかもしれないです。ただし、産卵をあまりしなくなりますので、メダカやミナミヌマエビが爆発的に増えていくことはなくなります。
そして、どんなに大きな飼育容器で、メダカやミナミヌマエビの個体数を少なめにして、水草を植えたりして環境を整えて、エサの量をできるだけ最適な量にしたとしても、恐らく一定数は死んでしまうと思います。
それは、元々弱い個体、寿命を迎えた個体もいると思いますし、またショップの飼育状態や移送されてきたダメージで弱ってしまった個体がいるからです。
❖ポツポツ死んでしまってデリケートな管理をしてしまうのは誤り
せっかく、メダカやミナミヌマエビを飼い始めたのに、毎日のようにポツポツと死んでしまうと、自分の飼育方法に疑念を持ち始めます。
「自分の飼育方法の何が悪いんだろう?」
「メダカやミナミヌマエビが死んでしまう原因は何だろう?」
と、原因を追究し始めます。
ここでは「原因はいろいろあると思うが、おそらく水質(悪化)である」という結論に行きついてしまうと思います。なぜなら、「水質悪化」というのは、一番結論としてわかりやすいからですし、自分を納得させられるからです。
そこで「水質が悪い=水替え」をすると思いますが、この水替えは、毎日ポツポツと死んでしまっているメダカやミナミヌマエビがいる、いわゆる弱ってきている個体には有効かもしれません。しかしその中には、この水質でも適応できているメダカやミナミヌマエビもいるのです。せっかく適応できている個体にとって、また水質を変えてしまうことになります。
水質に慣れてきていた一部のメダカやミナミヌマエビにとって、また環境がかわってしまいますので、逆に弱ってきてしまい、ポツポツ死が止まらずに最終的には全滅してしまうことになりかねません。
つまり、ポツポツ死 ⇒ 水替え ⇒ ポツポツ死 ⇒ 再び水替えという悪循環に陥ってしまうことで、ポツポツ死を加速させてしまうのです。負のスパイラルですね。
❖ある程度の数の個体数を飼育してみること
これを回避するには、実は5匹とかの少数精鋭でなく、ある程度個体数を多く入れるのがいいです。最低20匹程度は入れたいところです。
ちょっと乱暴ですが、この20匹の中には、とても強い個体が含まれています。水合わせでショックを受けてしまう個体もいますし、水質が少し悪化しただけで元気をなくしてしまう個体もいるでしょう。
その逆で、水合わせに全く気にしない個体もいれば、少々の水質悪化でもびくともしない個体もいるのです。
飼育容器にメダカ20匹、ミナミヌマエビ20匹を入れたとして、残念ながら一時的に徐々に死んでいきます。しかしそれは、飼育水にバクテリアが定着すれば、後は適切なエサの量を与え続けていれば、もうメダカやミナミヌマエビは死にません。逆に繁殖し始めて増えていくのです。
❖累代が進めば「自分の家の環境」では最強の個体が生まれる
いわゆる「適者生存」の原理です。この適者生存の意味は、生存競争で環境に最も適したものだけが生き残って子孫を残しうることなのですが、この中で環境をは「自分の家の環境」です。
もちろん「自分の家の環境」は人それぞれです。直射日光が1日中当たる環境もあれば、日航は午前中だけ、また午後だけとか、半日蔭の環境もあると思います。
そんな「自分の家の環境」で育ったメダカやミナミヌマエビは、とても長生きしてくれます。「自分の家の環境」であれば「最強のメダカ」「最強のミナミヌマエビ」が出来上がるのです。そして累代(代を重ねること)が進めば進むほど、「自分の家の環境」に適合したメダカやミナミヌマエビが生まれ育つのですから、無敵な個体ができあがります。
こう書きましたが、導入時に「いかにメダカやミナミヌマエビを死なせず、生き残ったメダカやミナミヌマエビが繁殖して増やすにはどうしたらよいか?」かに頭を悩ませている方が多く、ネット掲示板やブログには、「毎日ポツポツと死んでしまいます。原因は何でしょうか。理由は何でしょうか。」というような相談事が沢山載っているのが実情です。
これには教科書的な答えが載っていますが、数学のように公式があるわけではなく、ベストプラクティス(最も効果的、効率的な実践の方法。 または最優良の事例のこと)のようなものですかっら、最終的には自分で自分の家にあった飼育方法を確立させるしかないのです(言うが易し 行うが難しですね)。
1年目ですぐにできる人もいれば、何年もかかる人もいます。かく言う私も軌道にのるまで4年ぐらいかかってしまいました。
メダカやミナミヌマエビの飼育は、非常に奥が深いのだと、思った次第なのです。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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