本日は台風が近づいてきたので曇り空でした。少しポツポツと雨も降りますが、本降りにはなりません。
東京都心は9日連続で猛暑日でしたが、ようやくストップしましたし、全国でも猛暑を記録する地点はゼロと12日連続の猛暑日をストップとなりました。
6月初旬に蛹化したカブトムシが、いよいよ羽化したような状態になっています。飼育ケースの外から見ますと蛹室が黒くなっており、羽化した後の蛹の皮が見えておりました。
7月中旬にでてくる想定でしたが、もう少し早まるかもしれません。
カブトムシの成虫が地上に出てくれば、本格的な夏のシーズンが始まります。
カブトムシの成虫がいつ地上に出てきても、飼育ができるようにゼリーやエサ皿、新しい産卵用マットの準備は整っております。
気温は少し落ち着きましたが、蒸し暑くて外に出ると汗はかなり出ますので、冷たいアイスを食べたり、スイカを食べたりしていました。
昭和の時代は、夏と言えばスイカでして、夏になるとスイカがおやつとして、ほぼ毎日出てきたと言っても過言ではありませんでした。そして、余ったスイカをカブトムシや、クワガタ(ノコギリ、コクワ)にあげておりました。
月日は流れ、少年から青年、大人から親父になり、久しぶりにカブトムシを飼い始めたら、ある俗説に驚きました。
それは『カブトムシにスイカをあげると下痢をして体調を崩して死んでしまう』というものでした。
最初、この俗説を見た時に、幼少期に当たり前だった定説がひっくり返されてしまっておりますので、ちょっと戸惑いましたが、カブトムシの飼育に関して、ブランクが相当開いていたので、その間にカブトムシの研究が進んで、そのような事実が発見されたのかと思いました。
その時はそれで終わってしまったのですが、あちらこちらに情報があるのを見るにつけ、どうにも胡散臭い感じがしてきましたので、少し調べて見ました。
結果としては、これは、全く根拠のない俗説であります。
なぜ、このような俗説がでてきてのでしょうか。
そもそも野生下では落ちた桃やりんご、スイカになどに群がるカブトムシを映像や画像、本などで見たことがある人は多いのではないでしょうか。
何故か、スイカに群がる群がらないも議論の対象になっていますが、それはスイカ畑を取り巻く周囲に自然環境で大きく違います。そして、何と言っても割れたスイカがあることです。カブトムシはスイカが割ることができません。何かに原因で割れたスイカに群がっているのです。
カブトムシの成虫が集まる雑木林があるような自然豊かな場所でスイカ畑を行っているのであれば、カブトムシは飛んできてスイカにかぶりつきますし、そのような環境がなければ、当然スイカを目がけてカブトムシが飛んでくることはありません。
スイカを置くと、カブトムシは上手に平らげることができませんので、周囲のマットがべちょべちょに濡れていきます。夏場ですと腐りやすいので、強烈な臭いを発します。
そして専用のゼリーより、ハエやダニなどの虫がたかりやすいです。
現代ではスイカはカブトムシのエサとして、ちょっと扱いずらいのかもしれません。
当時からスイカよりバナナが推奨されていましたが、バナナは丸々一本とか半分あげないといけないのですが、スイカは自分で食べてから残りをあげることができますし、お手軽にあげることができますのでスイカであげていました。
その後、専用の餌であるゼリーや樹液パックが登場するまでは誰でもスイカやメロンなどの果実、そして蜂蜜を使用して飼育していたと思います。
『スイカは水分が多く下痢をして体調を壊して死んでしまう。』『スイカは栄養価が低く死んでしまう。』は、いずれも根拠がないものです。スイカの季節は(最近は冬でも販売しておりますが)基本的に夏の暑い時期であり、カブトムシの成虫が元気いられる僅かな時期なのです。
その僅かな時期にスイカをあげていても、あっと言う間にカブトムシの成虫のシーズンは終了してしまいます。もって1ヶ月、長くても2ヶ月といったところでしょうか。
スイカをあげると、どうして死んでしまうということになるのでしょうか?
いわゆる溺死・水死のような状態です。
ただし、これはスイカより栄養価が高く水分が少ないゼリーでも、マット交換を怠ったり、個体数を多く入れ過ぎることで排泄物で水浸しになれば、スイカと同様に衰弱して死んでしまいます。
東京都心は9日連続で猛暑日でしたが、ようやくストップしましたし、全国でも猛暑を記録する地点はゼロと12日連続の猛暑日をストップとなりました。
6月初旬に蛹化したカブトムシが、いよいよ羽化したような状態になっています。飼育ケースの外から見ますと蛹室が黒くなっており、羽化した後の蛹の皮が見えておりました。
◆蛹化から成虫になるまでの情報
・幼虫は蛹(さなぎ)になる準備を始めて2週間以内に蛹になる。
・蛹になってから、3週間ほどで蛹の殻を破り成虫が出てくる。
・羽化後、体が固まるのを待って1週間~10日程度で地上に出てくる。
・幼虫は蛹(さなぎ)になる準備を始めて2週間以内に蛹になる。
・蛹になってから、3週間ほどで蛹の殻を破り成虫が出てくる。
・羽化後、体が固まるのを待って1週間~10日程度で地上に出てくる。
7月中旬にでてくる想定でしたが、もう少し早まるかもしれません。
カブトムシの成虫が地上に出てくれば、本格的な夏のシーズンが始まります。
カブトムシの成虫がいつ地上に出てきても、飼育ができるようにゼリーやエサ皿、新しい産卵用マットの準備は整っております。
気温は少し落ち着きましたが、蒸し暑くて外に出ると汗はかなり出ますので、冷たいアイスを食べたり、スイカを食べたりしていました。
昭和の時代は、夏と言えばスイカでして、夏になるとスイカがおやつとして、ほぼ毎日出てきたと言っても過言ではありませんでした。そして、余ったスイカをカブトムシや、クワガタ(ノコギリ、コクワ)にあげておりました。
月日は流れ、少年から青年、大人から親父になり、久しぶりにカブトムシを飼い始めたら、ある俗説に驚きました。
それは『カブトムシにスイカをあげると下痢をして体調を崩して死んでしまう』というものでした。
最初、この俗説を見た時に、幼少期に当たり前だった定説がひっくり返されてしまっておりますので、ちょっと戸惑いましたが、カブトムシの飼育に関して、ブランクが相当開いていたので、その間にカブトムシの研究が進んで、そのような事実が発見されたのかと思いました。
その時はそれで終わってしまったのですが、あちらこちらに情報があるのを見るにつけ、どうにも胡散臭い感じがしてきましたので、少し調べて見ました。
結果としては、これは、全く根拠のない俗説であります。
なぜ、このような俗説がでてきてのでしょうか。
そもそも成虫は糞は水分を含んでいる
カブトムシの成虫は糞は糞でも、かなり水分を含んていますのでおしっこのようなものです。これは何食べても同じような状態のものがでてきます。
野生下ではカブトムシやクワガタは樹液を食べますし、捕まえようとしますと、おしっこがかかることも稀にあるのではないでしょうか(蝉は特に多いですね)。
カブトムシの幼虫はひまわりのタネのような糞をします。そして、夏になる前に蛹化して、夏になると成虫になり地上に出て活動を始めますが、カブトムシの成虫はおしっこのような糞をするのです。
これは、食べる物の違いで、成虫は野生下では樹液で飼育下では専用のゼリーや、スイカ、メロンなどの果実など水分を多く含んだ食べ物ですし、幼虫はマット(の最近)なので、固形物となりますので、排泄するものも変わってくるというわけです。
成虫と幼虫の排泄に関して、ごちゃごちゃになっている感じもします。
カブトムシの幼虫はひまわりのタネのような糞をします。そして、夏になる前に蛹化して、夏になると成虫になり地上に出て活動を始めますが、カブトムシの成虫はおしっこのような糞をするのです。
これは、食べる物の違いで、成虫は野生下では樹液で飼育下では専用のゼリーや、スイカ、メロンなどの果実など水分を多く含んだ食べ物ですし、幼虫はマット(の最近)なので、固形物となりますので、排泄するものも変わってくるというわけです。
成虫と幼虫の排泄に関して、ごちゃごちゃになっている感じもします。
スイカが嫌われる背景
何故か、スイカに群がる群がらないも議論の対象になっていますが、それはスイカ畑を取り巻く周囲に自然環境で大きく違います。そして、何と言っても割れたスイカがあることです。カブトムシはスイカが割ることができません。何かに原因で割れたスイカに群がっているのです。
カブトムシの成虫が集まる雑木林があるような自然豊かな場所でスイカ畑を行っているのであれば、カブトムシは飛んできてスイカにかぶりつきますし、そのような環境がなければ、当然スイカを目がけてカブトムシが飛んでくることはありません。
スイカを置くと、カブトムシは上手に平らげることができませんので、周囲のマットがべちょべちょに濡れていきます。夏場ですと腐りやすいので、強烈な臭いを発します。
そして専用のゼリーより、ハエやダニなどの虫がたかりやすいです。
現代ではスイカはカブトムシのエサとして、ちょっと扱いずらいのかもしれません。
飼育方法の確立
令和の今から2世代前の昭和の時代。1980年代半ばから終わり頃に専用の餌であるゼリーが登場しました。『第一次クワガタブーム』と呼ばれており、飼育マットや菌糸瓶ビンなどが、この頃から飼育用品が充実し始めました。
それまでは確かにスイカやメロンなど果実を与えていました。
それまでは確かにスイカやメロンなど果実を与えていました。
当時からスイカよりバナナが推奨されていましたが、バナナは丸々一本とか半分あげないといけないのですが、スイカは自分で食べてから残りをあげることができますし、お手軽にあげることができますのでスイカであげていました。
その後、専用の餌であるゼリーや樹液パックが登場するまでは誰でもスイカやメロンなどの果実、そして蜂蜜を使用して飼育していたと思います。
飼育法の確立や生態知識の周知が進んで次第に専用の餌であるゼリーにシフトした飼育方法が主流になっていったのです。
どうしてスイカを上げると死ぬということになるのか?
その僅かな時期にスイカをあげていても、あっと言う間にカブトムシの成虫のシーズンは終了してしまいます。もって1ヶ月、長くても2ヶ月といったところでしょうか。
スイカをあげると、どうして死んでしまうということになるのでしょうか?
それは、やはり水分なのですが、理由がやや違います。
カブトムシは『呼吸困難』に陥る可能性があるためです。
カブトムシの成虫は私たち人間のように、口や鼻で呼吸をしません。 お腹の両わきに『気門(国産カブトムシは9つ)』というところがあり、それを使って呼吸をしています。
スイカをあげて、そのまま放置した場合、飼育ケース内がスイカの水分(カブトムシがスイカをぐちゃぐちゃにしてなります)や、カブトムシに排泄の水分で満たされ、気門に水分が浸透して、最悪の場合は呼吸ができなくなり活動が鈍り衰弱死してしまうことがあります。
カブトムシは『呼吸困難』に陥る可能性があるためです。
カブトムシの成虫は私たち人間のように、口や鼻で呼吸をしません。 お腹の両わきに『気門(国産カブトムシは9つ)』というところがあり、それを使って呼吸をしています。
スイカをあげて、そのまま放置した場合、飼育ケース内がスイカの水分(カブトムシがスイカをぐちゃぐちゃにしてなります)や、カブトムシに排泄の水分で満たされ、気門に水分が浸透して、最悪の場合は呼吸ができなくなり活動が鈍り衰弱死してしまうことがあります。
いわゆる溺死・水死のような状態です。
ただし、これはスイカより栄養価が高く水分が少ないゼリーでも、マット交換を怠ったり、個体数を多く入れ過ぎることで排泄物で水浸しになれば、スイカと同様に衰弱して死んでしまいます。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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