9月初めにカブトムシ幼虫の掘り出しを行い、47匹が生まれているのを確認できました。

シーズン終わりの掘り出し時には、すでにエサ不足でマット表面に出てきておりましたので、急いで新しいマットを入れました。ただ、生まれた数が数だけに、新しいマットも減りが早いだろうと想定はしておりましたが、1ヶ月はもつだろう(変な自信)とも思っておりました。

予想に反して、あっと言う間にマットは減っていき、日に日にマット表面が糞だらけになっていきました。

一昨日、飼育ケースを確認しますと、カブトムシの幼虫が自分にとって最適な生息環境(場所)を探す『ワンダリング』を目撃しましたので、至急マットを購入して交換することにしました。

飼育ケースの中はカブトムシの幼虫の糞だらけでしてマットは全交換となります。

そして毎回思うことなのですが、このカブトムシの幼虫の糞は、何か他の用途に利用できないのでしょうか。

一番は、糞自体が土に近い状態ですので、肥料にならないものかと考えると思います。

残念ながら、カブトムシの幼虫のマット自体には栄養分が少ないので、肥料として期待はできません。

したがいまして、ガーデニングで肥料の代わりに撒いても効果はありません。

せめて堆肥として、かさ増し(※1)として使用するのが関の山かと思います。

※1混ぜて量を増やして(底上げする、土の嵩を増す)

腐葉土と堆肥の違いですが、堆肥は有機物が分解された肥料のことを言い、腐葉土は葉を分解した堆肥のことを言います。

一般的に、堆肥は動物の糞や生ごみなどを完全に分解されて土のようになるまで発酵させたもので、葉の形を残る腐葉土とは区別されています。

ミミズの糞のように微生物を豊かにし土の団粒化(※2)に貢献し土が良くなることは確かだと思います。

※2土壌の団粒化というのは、土壌に含まれる粘土と有機物が、微生物が繁殖し活動する中で生産する糊のような物質で絡まり、土壌の粒子が徐々に大きくなり、大小の団粒(ミクロ団粒やマクロ団粒)ができるということです。

結局のところ、ガーデニングの土のかさ増しに使用するしかないというのが、マットの廃棄方法となります。

えらい糞だらけになってしまった飼育ケースです。カブトムシ幼虫がマットの上に出てきてしまっています。エサがないのです(すまん!)。
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糞が凄いです。いつの間にかダニが湧いております。
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カブトムシの幼虫は元気です。
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45匹になっておりました。前回より2匹少ないです。死んでしまった?死骸も見当たらないです。
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もう1つのケースは、まだ成虫が生きておりましたが、最後の成虫が死んでしまいました。成虫のシーズンは終了です。こちらには何匹いるのかな?とマットを掘り返しましたが、何と!1匹もおりませんでした。
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成虫のいた飼育ケースにもマットを入れて2ケースで育てることにします。それでも過密ですが、これがベランダ飼育の限界であり、むやみやたら飼育ケースを増やせないのです。
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幼虫をわけてマットに置くと、あっと言う間に潜っていきました。
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※最後に
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