今年もカブトムシが蛹化しました。1ヶ月程度で羽化して地上に出てきます。それが夏の始まりを告げます。今までカブトムシの幼虫が容器の中にある食料のマットを食べる為に所狭しと動いておりましたが、蛹室を作って、そこで蛹になってしまいますので、マットを掘り返すことがなくなります。

暖かい気候と、邪魔をするものがいなくなる、この期間に「奴らの登場」となります。

「コバエ」です。

ほんとにどこから湧いてくるのかと思いますが、いつの間にか増えていますね。コバエは少しの隙間があれば侵入してきますが、おそらくマットに卵があって孵化しているのかなぁと思います。

コバエを侵入を許したら最後、コバエは成長が早く、産卵から羽化(親ハエ)になるまで、わずか10日前後です。卵を1度に50個前後産みますので、1匹の侵入(発生)を許して産卵し始めたら一気の増えていきます。

寿命は2週間ですが、その間に2回~3回産卵します。これが何匹もいて産卵していきますと、恐ろしいことになります。

毎年、蛹化前から物凄い数のコバエが大量発生しておりますが、今年に関しては、まだそんなに発生しておりません。ただし、すぐにコバエは大量の発生しますので、喜んではいられません。

コバエを何としても防除(ぼうじょ)しないといけません。「ぼうじょ」とは、ふせぎのぞくこと。予防し除くこと。特に、農作物を病害や虫害から防ぎ、それを駆除すること、という意味です。

この1ヶ月を乗り切るには、昨年も行いましたが、コバエを完全に防除はできないものの、とてもリスキーなやり方ですが、殺虫剤を使用した方法で乗り切ることにします。何といってもベランダですので、お隣様に迷惑をかけることはできません。

バケツに入れた殺虫剤にキッチンペーパーを浸して、マットの上に敷き詰めるといった方法です。科学薬品は入っていない殺虫剤ですが、羽化したカブトムシの成虫がマットの表面に出てきた場合は、死んでしまいかねません。

これは時限措置の対策で、地中の桶室で羽化を確認したら、すぐにやめないといけない対策です。羽化してから体が硬くなり地上にでてくるまで1週間から10日前後かかりますので、すぐに対策を完了します。

6月10日に第1回目の対策を行いました。カブトムシの蛹化が始まっていますので、数匹(おそらく、その10倍の個体数はいると思います)のコバエが元気に蠢いておりましたので、大繁殖一歩手前ということになります。

産卵から羽化(親ハエ)まで10日ですので、ちょうど10日経過したことになります。

結果としてコバエはいるものの、個体数が爆発的に増えるのを抑え込んでおります。

6月21日に殺虫剤に浸したキッチンペーパーが乾いていますので、再び浸しました。

本日は5日後の6月26日ですが、何とかコバエが大発生するのを阻止できました。

ただ、完全に抑え込んでいるわけではなく、何匹かは元気に動いております。

もう1回、対策を施したいところですが、今回はできません。

恐らく蛹化したカブトムシが羽化しているようなのです。そうしますと1週間から10日ほどで地上に出てきます。ただ、いつ羽化したかははっきり把握しておりませんので、もう1週間対策を講じますと、カブトムシの成虫がでてきてしまう可能性がありますので、ここでやめておきます。

この地上に出る期間が長ければ長いほど、コバエが大発生する可能性が高くなりますので、できるだけ早く地上に出たカブトムシを発見したいです。1匹発見次第、飼育ケースのマットの掘り返しを行って、全匹取り出します。


1週間前の殺虫剤を浸してマットに置いておいたキッチンペーパーです。もう既に乾いているので効果はなくなっています。
IMG_5335

コバエが何匹かおります。大発生は抑えられいる模様です。
IMG_5336

キッチンペーパーを取り除いて、マットも3㎝ぐらい表面を取り除きます。殺虫剤を使用していますので、カブトムシの成虫が地上に出てきた時に死んでしまいかねません。
IMG_5338

マットの表面を取り除いた後はカブトムシの成虫が地上に出てくるのを待ちます。
IMG_5339





※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク