最近は気温が20℃を割り込むようになってきました。11月も中旬をすぎようとしていますので、当然と言えば当然なのですが、明らかにメダカ含めて水棲生物たちの食欲が落ちてきていますので、冬の到来がわかるのです。

まだまだ、食欲が旺盛なのが「福だるま金魚」たちだけでして、他の水棲生物は動きもゆっくりになってきました。

淡水貝であるヒメタニシやカワニナも徐々に水面付近に現れることも少なくなってきました。

その代わりに現れましたのが「スネール」です。

アクアリウムの世界では、水槽内に発生・繁殖する小さな巻貝を総称して「スネール」と呼ばれています。

購入した水草などに付着して、いつの間にか大幅に数を増やして水槽のガラス面などに付着し、アクアリウムの鑑賞性を下げます。「モノアラガイ」や「サカマキガイ」「カワコザラガイ」などが代表例です。

夏場には姿を現さなかった「大物」がヒメタニシやカワニナの代わりに、我が物顔であちらこちらに徘徊?し始めるのです。

さて、ヒメタニシやカワニナはどこに行ったのか?死んでしまったのか?となりますが、ヒメタニシもカワニナも冬越しのために姿を現さなくなったのです。

ただし、ヒメタニシの越冬の仕方とカワニナの越冬の仕方は若干異なります。

カワニナに関していえば、冬の間は水底でじっとしています。水草や岩、流木があれば隠れて過ごしますが、何かの物の上に乗っかっていることも多く、水面から見るとカワニナが水底にいることが確認できます。

ヒメタニシはカワニナとは違い、水底の用土に潜り込んで冬越しをします。全部が全部ではないのですが、多くのヒメタニシが潜って冬越しをするのです。

従いまして、冬場はタニシが全滅してしまったかのように姿を現さなくなりますが、3月ぐらいになると少しずつ姿を現してくれるようになりますので、無事に冬を越してくれたんだなぁということがわかります。

ヒメタニシは水底に用土を入れている方が冬越しの成績がいいです。ベアタンクでメダカの稚魚を育てているのですが、そこにヒメタニシを何匹かを入れておりますが、冬越ししますと生き残っているヒメタニシが少ないです。

水温で言えば、低温につよいカワニナの越冬成績は抜群です。ヒメタニシはカワニナに及びませんが、用土を入れて越冬させてあげれば一定のヒメタニシが越冬でき、春に元気な姿を見せてくれます。



※最後に
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