※アドセンス再設定対応済

最近、ベランダから外を眺めますと街路樹や公園の樹は葉が紅葉して落ち葉となって道に落ちており、風に舞い上がっている光景を目にするようになりました。残り少ない葉の残った樹は、風が吹くとカサカサと音がするようになりました。

我が家のベランダに植わっております水生植物はすべて多年草(※1)であり、越冬さえうまくいけば翌年春には芽を出して繁茂し始めて、あっと言う間に間引くのが大変になるほど育っていきます。そして秋には葉が枯れて落ち葉になり、最後には地上部が枯れて冬を迎えます。

※1 多年草とは何年間も枯れずに育つ植物のことです。「多年草」「宿根草」と呼び方があります。地上部は枯れても地下器官が冬を越して生存し,春になるとそこから再び地上に芽を出すのが特徴です。

多年草の水生植物の場合は、何か越冬対策はあるのでしょうか。

越冬と言えども、雪国などの寒い地方の公園や街路樹などに行う竹や縄またはムシロなどを使用して、雪や寒さから守るなんてことはしません。

多年草の水生植物の場合(雪国以外)は、特に冬の対策することはありません。冬の間に注意することはひとつです。

越冬している間に水が枯れてしまわないように足し水を行い、地下器官が水に浸かっているようにします。水が枯れてしまうと地下器官が枯れてしまいます。

人間ですと寒い水に浸かっていると「寒い~。寒い~。」と凍えてしまいますが多年草の水生植物は逆なのですね。

また、実は多年草なのですが一年草(※2)のような扱いの水草があります。その代表格はホテイ草です。ホテイ草は多年草なのですが、日本の寒い冬の耐えることができずに枯れてしまいますので、1年草のように思われております。

越冬対策などをすればしっかり年を越すことができますし、よく問題になっている池や川などの放置されたホテイ草が水面を覆ってしまうことは、本来は冬の間に枯れてしまう個体が生き残り、春になって再び繁茂して問題を引き起こすのです。

※2 1年草とは種をまいた年に発芽して花が咲くまで育ち、種が付いて枯れていくサイクルを1年で行う植物のことを一年草といいます。1年で種が付くので、生長速度が速いのが特徴です。

多年草の話に戻りますと、冬の間位に地上部が枯れてしまうものにはスイレン、ハス、ガマなどがありますし、冬も枯れない常緑のミニシペルスもあります。また、地上部では枯れてしまうものの、水中葉を出して水中で育つナガバオモダカなどもあります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク