※アドセンス再設定対応済
※2022.01.23更新(タイトル変更)
※2022.01.24更新(日々の飼育)
※2022.03.27更新(タイトル戻す)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
12月に入りまして、寒い日が続いております。雲もどんよりとした日が続いており、いつの間にか師走の気候になっております。
それでも日中は日の光が差し込む時間帯もありました。ベランダに出てみますと、床にポツンを何かがおります。
「何だろう?」と思い見てみますとニホンヤモリの子供でした。でもじっとしており全く動きません。どうしたんだろう?と思い近づいて見ようとしても動きません。
以前、9月末にいた見つけた時には、近づこうとしますと元気に動いて逃げてしまいましたが、今回はそのような元気はないようです。
気温が低く寒くて凍えてしまっているのでしょうか。それとも冬眠していて、日が昇ったので日向ぼっこでもしに出てきたのでしょうか。
元気がないのであれば、救出してあげたいのですが、そもそも飼育できる生き物なのか判りません。
二ホンヤモリの生体が判らないので、ちょっと調べてみることにしました。
ニホンヤモリはトカゲの一種です。単にヤモリと呼ばれることもあります。
ヤモリは漢字では「家守」と書きます。その名の通り家を守るという意味があります。
ユーラシア大陸からの外来種と想定されており、日本固有種ではありません。日本に定着した時期については不明ですが平安時代以降と考えられています。日本の複数の都道府県において、レッドリスト(準絶滅危惧、情報不足など)の指定を受けています。
よくイモリ(井守)とヤモリ(家守)がごちゃごちゃになりますが、両者の違いは以下の通りです。
二ホンヤモリは、家の壁などにいて捕獲できるので、カナヘビと同じように販売していることは少ないです。
捕獲以外では、オークションやネット販売で探すことになります。ホームセンターやペットショップなどのリアル店では、ほとんどお目にかかることはないと思います。探すのが大変なので、捕獲前提で入手した方がいいと思います。値段は1匹1,000円程度が相場になります。
環境省のレッドリスト(絶滅危惧する野生動物リスト)には掲載されていませんが、乱獲せずに自分の飼育する頭数を捕獲することにしましょう。
ヤモリの食べ物は「生餌」だけです。特にコオロギとミルワームとデュビアが好物です。どれがいいかと言いますとコオロギの方が栄養バランスがよいのでコオロギがオススメです。ミルワームは脂肪過多になります。そしてデュビアは大きすぎて食べれないことがあります。二ホンヤモリは顔の大きさぐらいまでのエサしか食べれません。
この「生餌」だけしか食べないことは、飼育する上で一気に難易度が上がってしまいます。まず、「生餌」を買い求めないといけません。ホームセンターでは人工飼料しか置いてありませんので、ペットショップかネットで「生餌」を買い求めることになります。そして「生餌」自体を死なせないように育てないといけません。
そして繁殖させないと毎回購入するはめになりますし、「生餌」を育てるに飼育環境やエサが必要になり、人工飼料よりコストがかかります。そして「生餌」のコオロギやミルワームも口に合わないと食べない場合もあり、体の大きさにあった「生餌」を用意しないといけませんし、毎回同じ生餌では「栄養」が偏って病気になってしまいます。
まず、このプログを読んでいるのと同じで、生餌を飼育するノウハウを身につけなくてはならず、別のプログを読むことになるでしょう。
そして二ホンヤモリを飼っている途中で、メインで二ホンヤモリを飼育しているのか?生餌を飼育しているのか?わからなくなってしまう方は、やめておいた方が無難です。
コオロギなどの生餌をあげる場合は必ずカルシウム剤を添加してください。「生餌」の栄養価は高いのですが、カルシウムが不足します。カルシウムが不足するとクル病というとても危険な病気にかかってしまいますので、カルシウムの添加は忘れないようにしましょう。
・飼育ケース
蓋のついた飼育ケースで飼います。ニホンヤモリは脱走の名人ですので、高さの高いものが必要です。1匹で飼うのであれば縦15cm×横15cm×高さ15cmぐらいが理想です。
・水飲み場
ニホンヤモリは水を飲んで水分補給しますので、水飲み場を用意します。
・隠れ家
普段は臆病な性格で狭い隙間などに潜んでいますので隠れ家を用意しましょう。ロックシェルター、流木や石などです。
・床材
床にひくものは色々ありますが以下のものが代表的なものです。
・爬虫類用ヒーター
爬虫類用のパネルヒーターを設置して冬も活動させます。
水分を補給する為に、こまめに霧吹きを行います。ニホンヤモリには水入れはいりません。霧吹きの水がかかった壁や流木などから水を接種します。そして排泄物を掃除してください。
飼育ケースは半日蔭の場所に設置します。直射日光が当たる場所は避けます。夜行性ですが、全く日光が当たらない場所だと体が弱りますので、少しバスキングさせて丈夫な体にしてあげます。
ニホンヤモリは冬になり気温が低くなりますと越冬します。冬眠状態ではエサを全く食べなくなります。ただし、冬眠自体も難しく、そのまま死んでしまうこともあります。冬眠させないようにパネルヒーターを設置して25℃程度に設定して、冬も活動させる方法もあります。
結局、ベランダにいました二ホンヤモリは天に召されてしまいました。よく見ますと尻尾が切れており、左後ろ足も折れたような感じになっており、何かに襲われたような状態でした。
保護したかったのですが、何しろエサがありませんので、栄養を与えることができません。近くに販売している場所もありません。静かで暖かい場所に移動させて少し様子を見たのですが、夜になって動かなくなって天に召されてしまいました。どうしたらよかったのか?悩ましい限りです。
こんなところに何かいます。

ニホンヤモリです。尻尾が切れており、左後ろ足が折れております。

この時は動きましたが、もう弱っておりました。そうっと静かで暖かい場所に移動させたのですが、夜になって動かなくなってしまいました。

※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
※2022.01.23更新(タイトル変更)
※2022.01.24更新(日々の飼育)
※2022.03.27更新(タイトル戻す)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
12月に入りまして、寒い日が続いております。雲もどんよりとした日が続いており、いつの間にか師走の気候になっております。
それでも日中は日の光が差し込む時間帯もありました。ベランダに出てみますと、床にポツンを何かがおります。
「何だろう?」と思い見てみますとニホンヤモリの子供でした。でもじっとしており全く動きません。どうしたんだろう?と思い近づいて見ようとしても動きません。
以前、9月末にいた見つけた時には、近づこうとしますと元気に動いて逃げてしまいましたが、今回はそのような元気はないようです。
気温が低く寒くて凍えてしまっているのでしょうか。それとも冬眠していて、日が昇ったので日向ぼっこでもしに出てきたのでしょうか。
元気がないのであれば、救出してあげたいのですが、そもそも飼育できる生き物なのか判りません。
二ホンヤモリの生体が判らないので、ちょっと調べてみることにしました。
❖ニホンヤモリ
ヤモリは漢字では「家守」と書きます。その名の通り家を守るという意味があります。
ユーラシア大陸からの外来種と想定されており、日本固有種ではありません。日本に定着した時期については不明ですが平安時代以降と考えられています。日本の複数の都道府県において、レッドリスト(準絶滅危惧、情報不足など)の指定を受けています。
よくイモリ(井守)とヤモリ(家守)がごちゃごちゃになりますが、両者の違いは以下の通りです。
・「イモリ(井守)」は、水の中に棲んでいて井戸を守っている両性類
・「ヤモリ(家守)」は、家の中に棲んでいて家を守っている爬虫類
◆基本情報
名称 : 二ホンヤモリ
最大全長 : 7~10cm
飼育環境 : 夜行性
流木やロックシェルターなどの狭い場所に隠れていることが多い
価格 : 1匹500~1000円
寿命 : 5~10年
水温 : 20~27℃(活発に動く温度)
混泳 : 多頭で飼育可能
飼育 : 難易度は高い
繁殖 : 難易度は高い(卵生)
棲息場所 : 住宅の壁、樹の皮
-主に民家やその周辺に生息
-都市部では個体数が多く郊外では少ない
餌 : 生餌だけ(コオロギ、ミルワーム、デュピア)
名称 : 二ホンヤモリ
最大全長 : 7~10cm
飼育環境 : 夜行性
流木やロックシェルターなどの狭い場所に隠れていることが多い
価格 : 1匹500~1000円
寿命 : 5~10年
水温 : 20~27℃(活発に動く温度)
混泳 : 多頭で飼育可能
飼育 : 難易度は高い
繁殖 : 難易度は高い(卵生)
棲息場所 : 住宅の壁、樹の皮
-主に民家やその周辺に生息
-都市部では個体数が多く郊外では少ない
餌 : 生餌だけ(コオロギ、ミルワーム、デュピア)
❖どこで手に入れるのか?【2022.01.23】追記
捕獲以外では、オークションやネット販売で探すことになります。ホームセンターやペットショップなどのリアル店では、ほとんどお目にかかることはないと思います。探すのが大変なので、捕獲前提で入手した方がいいと思います。値段は1匹1,000円程度が相場になります。
環境省のレッドリスト(絶滅危惧する野生動物リスト)には掲載されていませんが、乱獲せずに自分の飼育する頭数を捕獲することにしましょう。
❖食べ物
この「生餌」だけしか食べないことは、飼育する上で一気に難易度が上がってしまいます。まず、「生餌」を買い求めないといけません。ホームセンターでは人工飼料しか置いてありませんので、ペットショップかネットで「生餌」を買い求めることになります。そして「生餌」自体を死なせないように育てないといけません。
そして繁殖させないと毎回購入するはめになりますし、「生餌」を育てるに飼育環境やエサが必要になり、人工飼料よりコストがかかります。そして「生餌」のコオロギやミルワームも口に合わないと食べない場合もあり、体の大きさにあった「生餌」を用意しないといけませんし、毎回同じ生餌では「栄養」が偏って病気になってしまいます。
まず、このプログを読んでいるのと同じで、生餌を飼育するノウハウを身につけなくてはならず、別のプログを読むことになるでしょう。
そして二ホンヤモリを飼っている途中で、メインで二ホンヤモリを飼育しているのか?生餌を飼育しているのか?わからなくなってしまう方は、やめておいた方が無難です。
コオロギなどの生餌をあげる場合は必ずカルシウム剤を添加してください。「生餌」の栄養価は高いのですが、カルシウムが不足します。カルシウムが不足するとクル病というとても危険な病気にかかってしまいますので、カルシウムの添加は忘れないようにしましょう。
❖飼育環境
・飼育ケース
蓋のついた飼育ケースで飼います。ニホンヤモリは脱走の名人ですので、高さの高いものが必要です。1匹で飼うのであれば縦15cm×横15cm×高さ15cmぐらいが理想です。
・水飲み場
ニホンヤモリは水を飲んで水分補給しますので、水飲み場を用意します。
・隠れ家
普段は臆病な性格で狭い隙間などに潜んでいますので隠れ家を用意しましょう。ロックシェルター、流木や石などです。
・床材
床にひくものは色々ありますが以下のものが代表的なものです。
-デザートサンド
赤みがかった砂漠の環境を再現する爬虫類用床材です。
-園芸用腐葉土
ニホンヤモリを飼育する場合や、土に穴を掘って生活をする爬虫類・両生類のために選びたい床材です。
・爬虫類用ヒーター
爬虫類用のパネルヒーターを設置して冬も活動させます。
❖日々の飼育【2022.01.24】追記
飼育ケースは半日蔭の場所に設置します。直射日光が当たる場所は避けます。夜行性ですが、全く日光が当たらない場所だと体が弱りますので、少しバスキングさせて丈夫な体にしてあげます。
❖越冬するのか?
❖天に召されました。
保護したかったのですが、何しろエサがありませんので、栄養を与えることができません。近くに販売している場所もありません。静かで暖かい場所に移動させて少し様子を見たのですが、夜になって動かなくなって天に召されてしまいました。どうしたらよかったのか?悩ましい限りです。
こんなところに何かいます。

ニホンヤモリです。尻尾が切れており、左後ろ足が折れております。

この時は動きましたが、もう弱っておりました。そうっと静かで暖かい場所に移動させたのですが、夜になって動かなくなってしまいました。

※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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