※2023.05.06改題(旧題:ヒドジョウとマドジョウの動きの違いについて)

ヒドジョウはマドジョウの色素変異個体です。我が家ではヒドジョウとマドジョウのどちらも飼っております。

どちらも基本的にはマドジョウには変わりないはずなのですが、今まで飼ってきて、この両者の動きに若干違いがあることがわかりました。あくまでも我が家での観察によるものですが、この違いで両者の生存率に若干の違いがあるのかな、とも思いますので書いてみます。

マドジョウは砂に潜り、ヒドジョウは砂に潜らない
マドジョウは外から購入するなり捕ってくるなり飼育容器にリリースしますと砂に潜ってしまい、しばらく出てきません。それに反してヒドジョウは砂には潜りません。石や流木、水草など物陰には隠れますが、砂には潜りらないのです。

もちろん、全くヒドジョウは砂に潜らないわけではありません。時々は砂に潜りますし、春になりますと鉢に植えていた水草の根の中から用土と一緒にでてくることもあります。

ヒドジョウは潜らないからか、寒くなる秋口に死んでしまうことがあります。冬の間も姿を見せますので潜っていないことがわかります。繰り返しますが個体により違い、砂に潜って冬を越すものがいるのが確かです。

ヒドジョウは夜に水面に出てくる、マドジョウは一切出てこない
ヒドジョウは夜になりますと水面に出てくることが多いです。飼育容器に沈めた植木鉢の上にいる、ホテイ草などの浮遊性植物やスイレンなどの浮葉性植物の葉や根に上に乗っかっている、単に水面に浮いているなどです。そしてヒドジョウが水面に出てくる場合は全身を見せているということです。

それに反してマドジョウが水面に出てくることはありません。水面に出てきても、ちょっと顔を覗かせている程度です。

ヒドジョウは養殖個体であり、人間慣れしているといいますか、野性味がちょっとなくなっているのかなとも思います。マドジョウは野生そのままに捕食者からの攻撃を回避するために水面に出てくることがないのかなとも思います。
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マドジョウは不定性のエサを水面に顔を出して食べる、ヒドジョウは沈下性のエサを好む
マドジョウは金魚やフナに浮上性のエサをあげていると、必ず水面まで浮いてきて泳ぎながら浮上性のエサを食べます。エサを食べることに貪欲な感じがします。

一方、ヒドジョウは滅多に水面に浮いてまでエサを食べることはありません。不定性のエサもやがて沈みますので、それを水底で食べています。それだとヒドジョウは餓死してしまいますので、ヒドジョウには沈下性のエサをあげています。



※最後に
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