❖作成日:2018/05/26
❖更新日:2019/04/17
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ヒメタニシの繁殖
ヒメタニシの繁殖自体は簡単です。オスメス1匹ずつヒメタニシを入れておけば、いずれ、ヒメタニシの赤ちゃんがたくさん生まれて賑やかになるでしょう。
しかしながら、いつの間にか、賑やかだったタニシたちは徐々に少なくなり、最後には、すべてのヒメタニシはいなくなります。
このような状況にならない為の方法を記事にしてみました。
もし、興味があれば、もう少しお付き合いください。
ヒメタニシの繁殖自体は簡単です。オスメス1匹ずつヒメタニシを入れておけば、いずれ、ヒメタニシの赤ちゃんがたくさん生まれて賑やかになるでしょう。
しかしながら、いつの間にか、賑やかだったタニシたちは徐々に少なくなり、最後には、すべてのヒメタニシはいなくなります。
このような状況にならない為の方法を記事にしてみました。
もし、興味があれば、もう少しお付き合いください。
1.はじめに
最近、ヒメタニシの赤ちゃんが、あちこちの容器でたくさん産まれています。ヒメタニシは例年たくさん産まれていまして夏までは賑やかなのですが、夏を過ぎると徐々に数が少なくなっていき、秋から冬にかけて小康状態となるのですが、寒い冬を乗り越えられずにに、さらに数を減らして翌年の春を迎えてしまいます。
春に水替えと水生植物の植え替えをすると、ヒメタニシの死骸の殻の多いこと、多いこと...。これでは春から夏にかけて少なくなったヒメタニシでは、繁殖もままならないので、追加で購入するのが毎年の恒例行事でした。
スイレンの容器でも赤ちゃんタニシが育っています。
2.個体数が減少してしまう原因
過去を振り返りますと、原因は2点考えられます。
1つ目はヒメタニシのエサであるコケなどの藻類が不足していることです。この起因は繁殖による個体数の増加により、食料となる藻類が不足してしまい、餓死してしまっていることが考えられます。実はヒメタニシが死ぬ一番の原因は餓死なのです。
2つ目はヒメタニシが休むのに隠れる為、また越冬する為の用土が少ない環境であったと思われます。以前は低床に石や砂利を使用しておりました。
ヒメタニシは本来田んぼでは、土の中に潜って寒い冬を越す生き物ですので、この石や砂利を使用した環境はヒメタニシは用土に潜っていけませんので、冬眠できない環境であり、凍死してしまったものと思われます。
3.ヒントとなった出来事
ヒメタニシを1年を通してできるだけ死なさずに元気に育てるヒントとなったのは、昨年のハスの容器による飼育の経験です。
ハス容器の環境はというと、用土は『水生植物の土』を使用していました。さらにハスを元気に育てるのに『水生植物の土』の中に肥料を埋め込んでいたのですが、残念ながらハスは枯れてしまいました。
ハスは枯れてしまいしたが、肥料が残り、水を富栄養化してコケなど藻類がよく生えてしまう環境でした。
ヒメタニシはコケをよく食べており、エサがなくなるような事態にはなりませんでした。また冬は『水生植物の土』の中に潜り、寒さに耐えて春まで過ごしていたのです。
そうなのです!このような環境でヒメタニシは一匹も死なずに無事に越冬したのです!
4.ヒントから得た環境を作る
そこで今年も低床に『水生植物の土』を使用し、ヒメタニシが用土に潜れる環境、またコケなどの藻類が生えやすい環境にしました。
それでもヒメタニシがコケなどの藻類を食べつくして、食料が不足し餓死することも想定して、補助として『プレコ』を与えています。
この『プレコ』はドジョウもエビも貝も食べる万能なエサであると評判であり、半信半疑で使用してみたところ、予想以上にマドジョウやミナミヌマエビはもちろん、ヒメタニシも『プレコ』を食べており、もう沈下性のエサは『プレコ』以外に考えられません。
しかしながら、『プレコ』は与える数を注意しないと水が富栄養化しがちになる高カロリーなエサであり、富栄養化するとコケなどの藻類が増えすぎてしまいます。
ヒメタニシには適した環境になりますが、逆にメダカやエビには水質悪化した状態で生きていくことになります。水質の悪化が進むと最悪死んでしまうといったことになりかねません。
ただハスを植えていると、ハスが栄養をかなり吸収してくれますので、水がギリギリのところで汚れ過ぎませんし、メダカもミナミヌマエビもヒメタニシも何とか生きていけてるので最適な環境なのですが、それでも与えすぎないように注意しなくてはいけません。
◆ヒメタニシの食べるエサは?
・ザリガニのエサ(沈下性)
ヒメタニシは食べません。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールは大好物らしく、群がって食べます。
・メダカのエサ(浮揚性)
ヒメタニシは食べません。サカマキガイは大好物らしく、浮いているエサを水面を逆さに這うように泳いでいき、エサを食べます。
・プレコ(沈下性)
ヒメタニシは大好物です。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールも大好物です。群がって食べます。
・ザリガニのエサ(沈下性)
ヒメタニシは食べません。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールは大好物らしく、群がって食べます。
・メダカのエサ(浮揚性)
ヒメタニシは食べません。サカマキガイは大好物らしく、浮いているエサを水面を逆さに這うように泳いでいき、エサを食べます。
・プレコ(沈下性)
ヒメタニシは大好物です。レッドラムズホーンやサカマキガイといったスネールも大好物です。群がって食べます。
5.さいごに
うまくいけば、ヒメタニシたちは繁殖しても食料に不自由することなく個体数を減らさずに、冬は用土の中に潜って寒さをしのぎ、翌年春を迎えることができます。
毎年、個体数を維持するのにヒメタニシを購入するのも、財布にやさしくありませんので、うまく累代飼育ができればと思います。
赤ちゃんタニシにプレコを与えると集まってくる。
熱帯魚水槽からハスの容器に移動したタニシの赤ちゃん。
一か所に集まるタニシの赤ちゃんたち。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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