ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』ですが、夏の最後で少し寒く?なりしましたので、動きが少し悪くなりました。

そもそも『ミッピーちゃん』は、夏以外は屋内の暖かい水槽の中ですごしますが、夏の間だけ、運動不足解消が目的で屋外プールで過ごしてもらっています。しかしながら、今年は日によって寒暖の差が激しく、水温が25℃を下回る日が何度かありました。

ミシシッピニオイガメの一般的な適温は23℃~30℃なのですが、『ミッピーちゃん』は水温が高い方が好きで、以前には水温が低くなった冬に便秘をおこしてしまい、病院にお世話になった過去があります(ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(74)便秘(寄生虫)で動物病院へ行く!の巻)。

そこで『ミッピーちゃん』は暖めの30℃の水温で暮らしてもらっております。暖かすぎかと思いきや、すこぶる体調もよく活発に動いてくれております。

水温が29℃でも28℃でも駄目なのです。少しでも低いと動きが悪くなるのです。

原産地は北アメリカ(サウスカロライナ州の夏の平均気温は23~26℃、冬の平均気温は6~8℃)はですので、決して暖かい気候とは言えません。そして、そのDNAを受け継いでいるのかといいますと、温室に慣れてしまい、まるで南米熱帯に棲んでいるカメのようなのであります。

南米熱帯にすむカメの一例としては、アカアシガメでして、頭や前肢に赤やオレンジの模様が入る、リクガメの中では派手な色合いの亀です。見た目に美しいだけでなく、多湿環境を好むため日本の気候に適応しやすい事で人気が高いリクガメです。

原産は、アルゼンチン、ガイアナ、コロンビア、スリナム、トリニダード・トバゴ、パナマ、パラグアイ、ブラジル、仏領ギアナ、ベネズエラ、ボリビアと南米全般に生息しておりましす。

この中で、年間を通して気温の高い国であれば、パラグアイが挙げられます。

そのパラグアイの首都であるアスンシオンの夏の平均気温は31~33℃、冬の平均気温が23~25℃と、とても高い気温なのです。

そんなところでも、今の『ミッピーちゃん』なら、快適に過ごすことができるのかも知れないです。

さて、8月末から9月初めにかけて、人間にとっては相変わらず暑かったのですが『ミッピーちゃん』にとっては水温がちょっと寒かったのでロックシェルターの奥でじっとしていることが多くなりました(わかりやすい!)。

これが真夏ですと元気に散歩したり、日が当たるとロックシェルターに逃げ込んだり、熱帯夜の夜にはロックシェルターの上でのんびり寝ている姿を見られます。日本の熱帯のような気候が好きなようで、しっかし適応してしまっているのだと思います。

屋外でも少し寒くなると、我が家族は『寒そうにして可哀想~。』とせっせとお湯を足したり、屋外なのにヒーターを入れたりと、過保護ともいえる対応をしておりました。とにかく大好きなのです。

そのうちに猛暑が再びあるかなと思って放っておきましたが寒い日はしばらく続き、とうとう『寒いから屋内に入れてあげよ?』というので、ちょっと早いかもしれませんが、今年の屋外避暑地での夏休みは終わりとなりました。


屋外プールから暖かい屋内水槽に戻ってきた『ミッピーちゃん』です。
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テラコッタトンネルの上で気持ちよさそうに寝ています。
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『ミッピーちゃん』をよく見ると起きておりました。カメラを見ております。
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※最後に
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