マツモで休むミナミヌマエビです。
IMG_5253


ミナミヌマエビの繁殖が最盛期を迎えています。夜になるとミナミヌマエビはマツモの葉や茎につかまって、ゆっくり休んでおります。マツモは敵から身を守るのに最適な水草です。

マツモは、古くは金魚の水草と定番でして人気です。金魚は食欲旺盛で雑食性も強いですが、柔らかい水草は大好物ですので、マツモや、もう一つの定番のアナカリスは、おやつがわりに食べられてしまう水草です。

マツモは日本中の池や川で自生できる水草でして、自然環境に適応する能力が高く、とても丈夫で、育てやすい水草です。

マツモは沈水性浮遊植物でして、水中で生きている水草ですが、土に植えなくてもよく、水中に漂いながら繁茂していく水草でして、ただ、容器の中に入れておけば、条件が揃えば勝手に繁茂していくといった初心者向けの水草なのです。

条件も特段難しくなく、日光が当たる場所であれば問題ありません。冬は水が水中まで凍らない0℃から夏は猛暑の40℃まで耐久性が高い水草でして、値段もリーズナブルなのです。

マツモや金魚のエサになる金魚草としても有名ですが、メダカ飼育で容器に入れておきますと、産卵してくれるという水草でもあります(個人的にはホテイ草が1番と思います)。

ミナミヌマエビにとっては、最適な水草でして、ミナミヌマエビは、どこかに足場があると乗っかる習性がありますので、岩や流木などのレイアウトを司る物の上にいることや、タニシを混泳させているとタニシが水面まで登ってきた時に、タニシにつかまって休んでいる光景を見かけます。

沈水性浮遊植物のマツモは、まさにミナミヌマエビの足場というより、生活空間にうってつけで、よくマツモにつかまって休んでいる様子が見られます。特に夜になると顕著です。

そして、マツモの上で脱皮します。脱皮後は甲羅が固まるのがしばらくかかりますので、敵に襲われやすく、甲羅で防御できなくなります。マツモは避難所としても最適で、水中からの敵から守ってくれます。

産卵の最盛期を迎えたミナミヌマエビは抱卵しながら休んでいる姿を見ることができます。ここで産卵して稚エビが隠れ家として利用して大きく育つのです。

もうひとつアナカリスという水草がありますが、マツモの方が葉の隙間が狭く、水面に拡がるように繁茂しますので、外敵からの攻撃に身を守りやすい水草です。

そんなマツモも枯れてしまうことがあります。

それは日光不足です。水質や水温はほぼないと思います。ただし、日光不足だけには弱く、枯れたり、溶けたりする要因になります。

また条件が揃えば、すぐに増えてしまい、メダカなどの遊泳スペースを奪ってしまいますので、増えてきたら間引くといったことをしないといけません。面倒だから今週末とかでなく、水面を覆っているなと思ったら、すぐに間引いてください。

うまく使用すれば、水質も改善してくれて、一石何鳥にもなってくれるマツモです。




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(10本)
価格:1220円(税込、送料別) (2021/6/15時点)





マツモも白い花が咲きます。
IMG_6869

アナカリスに横たわった抱卵しているミナミヌマエビです。
IMG_5260

こちらもミナミヌマエビです。
IMG_5265



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

スポンサーリンク