屋外でメダカが繁殖するのは春(4月)から秋(10月)にかけて、一般的な条件ですと13時間以上の日照と18℃以上の水温です。

我が家では日照時間が短いので実際には半分の7時間程度で、水温18℃以上であれば繁殖が可能であることがわかりました。

春から夏前(7月初旬ぐらいまで)に生まれたメダカは秋には成魚になっており、冬になる前に成魚のフードを食べてもらい、体力をつけてもらい、冬を越すことができるのです。

しかしながら、秋(9~10月)に生まれたメダカは、冬になるまでに成魚になることは難しいです。メダカは生まれてから2~3ヶ月あれば成魚になり、産卵を始められるのですが、それはシーズン(4~10月)の前半で生まれた場合であります。

シーズン後半の秋(9~10月)に生まれた場合は、日に日に冬に向かって寒くなっていきますので、水温低下に伴い、メダカの活性が落ちて、エサを食べなくなるからです。

エサを食べなくては、体が大きくなりませんし、何しろ冬の寒さに向けて体力をつけることができませんので、ほっそりと小さい稚魚のまま冬に突入するというわけです。

❖メダカの仔魚(しぎょ)、稚魚、幼魚、成魚
 明確な定義はありませんが、以下の大きさと言われています。

 ・仔魚・・・ 3~4㎜程度
 ・稚魚・・・12~20㎜程度
 ・幼魚・・・20~25㎜程度
 ・成魚・・・25~40㎜程度

稚魚のまま冬に突入しても、いくら温暖化で暖かくなったとはいえ、屋外で厳しい日本の冬を越すことがなかなか難しいのです。屋内に入れるという手もありますが、どうしてもメダカを死なせたくない、また生まれた数が少ないので生かす必要がある、高価でレアなメダカであるといった場合は、屋内で冬の間は育てるのはよいかと思います。

しかしながら『強い者が生き残り、春になり繁殖する』という自然の摂理に則り、そのまま育てるのも手かと思います。この場合は、すべてのメダカの稚魚は春を迎えることはできません。しかしながら強者だけが生き残り、翌年春に、さらに強い世代を産んでくれるのです。

また、9月以降は採卵隔離しない、ということも手かと思います。稚魚が生まれても育たないかも、というよりは、春から夏にかけて産卵、繁殖により十分な数の稚魚が育ち、秋に成魚になって冬を越す事ができるというのであれば、秋の産卵で繁殖させることは不要という判断もあります。

メダカの稚魚のまま、冬に突入した場合は全滅してしまうのか?ということですが、そうではありません。先に述べたとおりに、強い者は生き残ります。

しかしながら、生き残れる環境は必要です。どんな状態の環境でも生き残れるのか?というとそうではありません。メダカの稚魚が生き残りやすい環境はあるのです。

メダカの稚魚が生き残りやすい環境は、それはグリーンウォーターの環境です。グリーンウォーターは植物プランクトンが大量に発生した水ですので、人間には見えなくてもメダカの稚魚にはいつでも食べられる自然のエサなのです。

冬は人工飼料をあげてはいけません。栄養価の高い人工飼料は冬の低体温で消化することができずに体調をくずして死んでしまいます。

グリーンウォーターの植物プランクトンは小さな稚魚でも口に勝手に入ってくる自然の食料であり、いつでも自然の食料を吸収できる環境で冬越しをしているということなのです。

そして、隠れ家である水草があるともっといいと思います。隠れ家がないとストレスにさらされながら、そして人間が観察しに近づいても驚いて冬でも起きてしまいかねません。ただし、沢山入れる必要はありません。冬の間に繁茂してしまうような水草であると、メダカの稚魚が動けなくなるほど、所狭しと茎や根を伸ばしてしまいます。

冬の間は間引きをすると、メダカの越冬環境を壊してしまいかねませんので、少なめに隠れ家として水草をいれるのがいいと思います。

屋外でもメダカの稚魚は生き残ります。冬の間は成長が止まるので、稚魚まま、あるいは幼魚となっているかもしれませんが、春になり、活性が上がれば、エサを沢山食べて、成魚になって夏前には産卵するようになります。

冬を越す体力のないメダカの稚魚はグリーンウォーターでも死んでしまいます。
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※最後に
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