※2022.12.09更新(タマミジンコ、ミジンコウキクサ追加)

今日は最高気温が20℃と暖かい日でした。それでもメダカたちはエサを欲しがるようなそぶりを見せませんでした。

今シーズンはエサをあげるのをやめましたので、それはそれでいいんですけども、やはり冬を間近に感じているのか?いくら昼間暖かくでも、シーズン中の動きとは違います。メダカたちは暖かくなっても泳ぎ廻ったりはせずに、日向ぼっこをしているようでした。

今シーズンもメダカはよくエサを食べてくれ、沢山の子孫を残してくれました。メダカに体力をつけてもらい繁殖してもらうには、やはり市販のエサが必要なのです。

メダカにエサをあげなくても、微生物が多く繁殖している、藻やコケなどが生えている環境であれば、繁殖はすると思いますが、多くの繁殖は見込めませんので、市販のエサをあげて一押ししてあげる必要があります。

メダカの市販のエサは、もう沢山のサイトで「オススメのメダカのエサ」として紹介されていますので、いろいろな情報が手に入ると思います。

そしてそれは、メダカの成長、繁殖、長寿を助けてくれるものであります。ただ、メダカだけを飼っていれば、いわゆるオススメのメダカ専用のエサをあげていればいいと思います。自分の飼育環境にあったといいますか、自分が好むエサをあげると思います。

ただし、メダカだけを飼っている方もいれば、メダカ以外の生き物を混泳させて飼っている方も多いと思います。そうなりますと、メダカ以外の生き物もエサをあげなくてはならない、と思うかもしれません。

メダカ以外の生き物、おそらく、タニシやカワニナなどの貝類やミナミヌマエビなどを混泳させることが多いと思いますが、これら生き物もそのまま飼っていては繁殖して多く増やす事は難しいと思います。

そこはやはり市販のエサの力を借りなくてはいけません。

ただし、メダカはメダカのエサ、タニシやカワニナには貝類のエサ、ミナミヌマエビにはヌマエビのエサと、それぞれ専用のエサをあげていますと、容器の中の水は、あっと言う間に汚れてしまい、容器の中にいる生き物は繁殖どころか、健全に生きることもできません。

容器の中のどの生き物が食べれるエサはあるんでしょうか?・・・答えはあるにはあります。

プレコ

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「プレコ」は、商品名、またパッケージのとおり、熱帯魚のプレコ用のエサです。この「プレコ」はとても万能のエサでして、メダカはもちろんですが、ミナミヌマエビ、そしてタニシやカワニナなどの貝類も食べてくれるということです。

「プレコ」の使用原料である「クロレラ」が、多くの生き物たちに高い栄養を与えているです。

「クロレラ」は「地球の生命の原点」として今から約20億年前に誕生したと考えられていますが、非常に微細なため、その発見は19世紀末のことでした。

「クロレラ」は直径3~8μm(ミクロン)のほぼ球形の単細胞緑藻で、主に湖沼や河川などに生息しています。

「クロレラ」は“食物連鎖の起点=生産者”として地球上の多くの命を支えており、「クロレラ」を食べて成長する動物プランクトンを餌として多くの魚が食べてという食物連鎖を形成しており、多くの生き物の成長に欠かせない存在となっています。

プレコに集まるメダカたち
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プレコに集まるヒメタニシたち。
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クロレラ

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上記の「プレコ」の使用原料である「クロレラ」そのものになります。人間の健康食品にも販売されており、メダカなどの生き物にも、とても体にいいエサとなっています。

先の「プレコ」と同様に沈下性のエサなので、底物の食料となりますが、上層や中層が住民の魚でも底(下層)まできて食べてくれるエサなのです。

底物はエビ、貝類だけでなく、熱帯魚ではコリドラス、そしてドジョウが食べつくしてくれます。

「クロレラ」には、9種類の必須アミノ酸、各種ビタミン、ミネラルを含まれており、魚の健康を維持するためにとても良いエサだと思っています。

そして、「クロレラ」自体が、動物プランクトンの「ミジンコ」や「ゾウリムシ」のエサになりますので、「ミジンコ」や「ゾウリムシ」を繁殖させて増やして、メダカにあげている方が多いのです。

1日の量は、飼育環境によってバラバラで1Lに1錠もあれば、3Lで1錠もありますので、最初は少なめにあげて様子をみて量を調整していきます。

エビオス錠



「エビオス錠」とは、乾燥酵母(ビール酵母)から生まれた指定医薬部外品です。
「エビオス錠」の成分である乾燥酵母 (ビール酵母を精製・乾燥させたもの)に含まれる40種の栄養成分が「胃もたれ・消化不良」などの弱った胃腸をいたわり、 元気な状態にしていきます。

「エビオス錠」とは、「ゾウリムシ」の培養に使用されることが多いです。

メダカに「エビオス錠」をあげますと、最初のうちは、メダカは様子を見ているのか?いきなり食べ始めることはありませんが、そのうちに「エビオス錠」の回りに群がり始めて食べ始めます。

1日の量は、飼育環境によってバラバラで1Lに1錠もあれば、3Lで1錠もありますので、最初は少なめにあげて様子をみて量を調整していきます。

PSB(光合成細菌)



PSBとは、酸素を発生させない光合成を行って生育する細菌、光合成細菌を主としたバクテリア剤です。

PSBは、紅色無硫黄細菌(Purple Non Sulfur Bacterla)の略で、光合成細菌の一種です。

光合成細菌の菌体成分には、豊富なアミノ酸やビタミンが含まれています。このことから、メダカ飼育においても栄養源としての利用が可能です。

PSBは、汚れの原因となる有害な有機物を分解し繁殖するので、水質浄化作用があり使用されることもある一方、メダカ飼育では人工飼料の他、ミジンコなどの動物プランクトンがエサとしても利用されています。

動物プランクトンを介した間接的な摂取だけでなく、メダカの稚魚は光合成細菌直接的な摂食も行います。

PSBは液状です。一般的なPSB商品の場合、飼育水10Lに10ml程度添加するのが適切な量と記載されているものが多いです。 60cm水槽(60L)の場合は50ml、90cm水槽(180L)の場合は150mlを添加するのが目安となっています。 

タマミジンコ



タマミジンコは、その名の通り、玉のような形をしたミジンコで、顕微鏡で観察すると、理科の教科書によくのっている、イメージどおりのミジンコらしい姿をしています。

このタマミジンコは、殻がやわらかく食べやすいせいか、メダカなどの小型魚が超絶に好んで食べます。

タマミジンコ以外で、ケンミジンコなどは殻が硬いせいか、魚があまり食べようとしませんし、殻の硬いミジンコも多いのです。また、メダカよりももっと大きな小型魚の愛好家の間で人気のオオミジンコは、その名のとおり大きいのでメダカの稚魚にはやや不向きだったりします。

タマミジンコは、メダカにあげますと、タンパク質やカルシウムが豊富で色揚げ効果もあります。幼魚期と成魚期のエサに適しています。サイズが大きいため稚魚は食べられません。

タマミジンコは、田んぼなどで捕まえてくることもできますが、多くのタマミジンコを捕るのは流石に大変ですので、一度に多くのタマミジンコを手に入れるには購入するのがいいと思います。

タマミジンコを購入して届いた後に、まずはタマミジンコの酸欠や餌不足を防ぐ為に、広い飼育容器へと移しましょう。

タマミジンコを投入すると、メダカは嬉々としてむさぼります。人工飼料のように与えすぎて残餌となる恐れがほとんどないのも大きなメリットです。

タマミジンコはもともと小柄で大きく成長した成体のミジンコでも1ミリ程度しかないので、生まれたばかりのタマミジンコや子供のタマミジンコは、よく見ないといとその存在を肉眼で確認できません。その為、時折、勘違いがおこり、購入したタマミジンコが全滅していると思われている場合があります。確かに、ミジンコ自体の寿命が短い為、 輸送の最中で寿命を終えて死んでしまうタマミジンコもたくさんいます。

しかしながら、ほとんどの場合、大きく成長したタマミジンコが寿命を迎えて死んでいるわけで、よく見ないと見えないような子供のタマミジンコはまだその水のなかで泳いでいるのです。 おそらく、寿命を終えたような肉眼で確認できる大人のタマミジンコが死んでいるだけで、肉眼で確認しづらい子供の個体が生きているのです。

よく袋の中を見ると小さなタマミジンコが泳いでいますので、そのまま袋ごと捨てていけません。

飼育飼育しているタマミジンコを採取する方法としては、タマミジンコは日中は水底の方に集まり、夜間は水面に浮かんでくるという性質がもっています。

そこで日中に採取する場合は容器の底の方から掬うようにし、夜は懐中電灯やライトで照らして光に集まってくる習性を利用して採取することができます。

タマミジンコのエサとしては、生クロレラさえあれば、タマミジンコの繁殖は容易です。昆虫飼育用のプラケースなどに水道水を入れて(2~3リットル)、カルキ抜きと生クロレラを数滴入れれば飼育の準備完了です。

最初の段階で唯一注意が必要なのは、生クロレラの濃度。濃すぎると水が強めのアルカリ性に傾き、ミジンコがあまり殖えない、もしくは死んでしまうので、生クロレラの量は控え目にするのが無難です。水がうっすらと緑色になる程度で十分です。

注意点としては、少しぐらいエサとしてタマミジンコをあげえすぎたかなと思っても 食べ残したタマミジンコは数日間は生きてくれますし、冷凍アカムシなどと違い食べ残しが腐敗して水を汚すというわけでもなく 鮮度を保った栄養価の高い活きエサとして飼育容器内を泳ぎまわり、メダカや金魚などのエサとなってくれますので 旅行や帰省などでエサを数日間、餌を与えられないといった場合も重宝します。

飼育できる水温は約10~35℃ととても広範囲で飼育することができるので気温の変化の激しい日本でももってこいの自家製活き餌です。水質は水質はpH7~8の範囲で、安定して繁殖・増殖してくれます。

ミジンコウキクサ



ミジンコウキクサは、メダカが食べられる植物性のエサです。

ミジンコウキクサは世界最小の種子植物で別名「仁丹藻(じんたんも)」と呼ばれ販売されることもある浮草の仲間です。 顕微鏡下においては表面のくぼみの中に世界最小の花を観察することができます。大きさは0.3mm~0.5mmで、20mmの大きさのメダカであれば食べられます(稚魚には不向きです)。

成分比率は約48%がタンパク質で、14.5%の食物繊維や9%の脂肪も含まれています。 そのほか、カロチノイド、ビタミン、ミネラルも含まれ栄養バランス的にも優れていると言われています。

カロチノイドは色揚げ促進には定番の栄養素ですのでもちろん、色揚げ効果も期待できます。 水を汚さないエサとして餌、メダカのおやつ、旅行などの留守時のエサなどとしても重宝されます。 

また、ミジンコウキクサは植物ですので、水質を悪化させる事なくメダカにエサを与えることができます。 旅行などで数日間、エサを与えられない時などは、あらかじめ水面に浮かべておけば安心です。そして ミジンコウキクサに適した環境であれば、水質浄化の役割を果たす場合もあります。

ミジンコウキクサを繁殖・培養・保管する場合は、ミジンコウキクサは強い光を好むという性質があり、 直射日光の元で管理することが理想的です。

直射日光で十分な栄養下においては、その増殖スピードはすさまじく、春~秋にかけてのシーズン中は屋外だと2日ごとに倍々のスピードで増殖します。冬もは増殖スピードは落ちますが、屋外で越冬することができます。



※最後に
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