メダカや金魚などの水棲生物をマンションか一軒家のどちらで育てるのがいいのか?となりますと、やはり一軒家でして、一軒家であれば屋外でも屋内でも飼育が可能ですし、どうしても水回り、生き物、水草ときますと、例えば、容器の大掃除や水草の植え替えなどの作業を行う場合に作業場が汚れないということはありえませんので、一軒家である場合は庭で作業するのが何かと便利です。

最近の一軒家は庭のないタイプもありますので、そんな一軒家では難しいですが、庭のある一軒家であれば、庭で作業すれば、少々水がこぼれてしまったり、水草の用土などの泥で作業場を泥だらけにしてしまっても、庭に流してしまうと思います。

これがマンションですと、そうはいきません。屋外でも屋内でも作業する場所は、おそらくベランダになります。

そのベランダでも作業をすれば、水はこぼれると思いますし、作業場所は泥だらけになりますが、泥を流してしまえば排水管が詰まってしまいますので、古い用土を回収することになるので、後かたずけも大変ですね。

そんなアクアリウムの作業をするにあたり、何と言っても必要になるのは『水』ですが、この『水』をどこから汲んでくるのかというのがポイントになります。ベランダに水回りの設備がなければ、屋内の浴室、キッチンからバケツなどに水を汲んで作業する、もしくはホースをベランダまで伸ばすことになると思います。

そんな大変なことをせずとも、ベランダに「スロップシンク」さえあれば、水回りの作業が大変楽になります。

「スロップシンク」とは、ベランダやランドリースペースに設置されている、底の深い流し台のことを言います。スロップ(slop)とは英語で泥水や汚水のことを指す言葉で、これらを流すためのシンクがスロップシンクだというわけです。

スロップシンクです。我が家のものではありません。
スロップシンク

❖アクアリウムやガーデニングに!
メダカや金魚の飼育をする方は、飼育容器の水の入れ替えや足し水、そして容器や設備の掃除などが簡単になります。また、鉢植えやプランターなど、ガーデニングを楽しむ方は、水やりなどが簡単にできますし、家庭菜園で採れた野菜の収穫の際も、その場で泥を洗い流すことができます。

❖靴やアウトドアグッズに!
靴や、外で泥だらけになった子供服、屋外で使用した後、水洗いが必要なアウトドアグッズなどを洗う際、ベランダなどにスロップシンクがあればお風呂場などに持ち込む必要がなく、泥落としとして洗うことに便利です。どちらかと言えば、こちらが本来の使い方だと思います。

屋外で飼うことになったとして、意外に困るのが「脱走」です。メダカではないんですが、大きな魚、金魚や鯉、フナ、ドジョウから、小さなミナミヌマエビやヤマトヌマエビ、カワニナやタニシなんてところも「脱走」や「飛び出し」をしてしまうことがあります。

その場合に、ベランダの外壁が柵の場合ですと、柵の間から落ちてしまって死んでしまうことが多いと思います。もっと言いますと、1匹しかいない金魚、ドジョウとか、自分がはっきり認識している個体以外であれば柵から落ちたこともわからないかもしれません。

ベランダの壁はコンクリートに限ります。

外壁が柵のベランダです。「飛び出し」されると落ちちゃいますね。我が家ではありません。
ベランダに柵

外壁がコンクリートの壁です。我が家ではありません。
ベランダの形

万が一、「飛び出し」があっても外壁がコンクリートであれば落ちることはありません。特に脱出王の異名をもつドジョウやミナミヌマエビ、また、昆虫ではカブトムシやクワガタなどが逃げてしまっても、下の階に落ちてしまうことがなく、すぐ見つければ命を救うことができます。

特に下の階に落ちてしまいますと、下の階に住民の方に死骸があることや臭いを発してしまい迷惑をかけてしまいますので飼育管理を問われてしまい、よくありません。

この2つはマンションで賃貸でも分譲でも最初に確認したいところです。なかなか後からというのは難しいですので、アクアリウムライフを楽しみたい。特にベランダ飼育を楽しみたいという方は、2つが設備としてあったほうがいいと思います。



※最後に
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