何年もメダカを繁殖させて育てていますが『そんな研究結果があるなんて知らなかった!』という記事がありました。「やはり奥が深い!メダカ飼育は!」と思います。

大人になってから、メダカ飼育を始めた頃は子供の頃の経験だけで何となく育てていましたので、失敗ばかりしていました。心を入れ替えて、いろいろ先人たちのお手本(プログや動画)を見させていただいたり、本を読んだりして、何とかメダカを繁殖させて元気に育てることができるようになりました。

まだまだ知らないことが沢山あるんでしょうね。まだまだ知らない事実や研究結果などを知れば、さらに面白くなるんでしょうね。

そんな奥の深いメダカですが、遺伝子でオスかメスかの性が決まりますが、夏の暑い時期で水温が25℃から28℃ぐらいの状態でメダカのオスとメスを交配させると、オスが多く生まれると言われているそうです。

それでは、低い水温であれば、メスが多く生まれるというのか?というと、そういう研究結果はないそうなのです。

最初のオスの生まれる水温の研究結果もずいぶん前の研究結果(いつだれが発表した研究成果は非公表)ですし、温暖化で25℃~28℃までなら、GWすぎに生まれて6月の梅雨に入り7月の梅雨明けに生まれる個体は、かなりの数がメスになるはずです。というのも、メダカの産卵シーズンがの最盛期といってもいい時期ですので、これが本当ならオスを生ませるのが大変で個体数がかなり少なくなるからです。

だいぶ前の研究結果ですので、もっと研究をすすめれば何か新しい事や現代科学による正確な研究が発表されるかもしれないですね。どなたか研究していないのでしょうか?

他にも、ダルマメダカも発生するのは、卵が高い水温の影響を受けた時でそうで、比較的低い温度(20℃)で発生させると10〜20%の発現(はつげん:現れ出ること)を示し、高温(28℃)で発生させると100%近い発現を示します。

温度と動物の「性」

メダカに限らず、魚は温度が高いとオスになるという論文は多いそうですが、はっきりしていないそうです。過酷な環境によるストレスが影響しているかもしれない話もあるそうですが解明がされていないようで、解明できればノーベル賞ものだということです。

温度が高いとオスになる動物は魚の他にも爬虫類や両生類におり、両者は性を決める遺伝子がなく、卵が孵るまでの「俯卵(ふらん)温度」によって性が決める種がいます。「温度依存性性決定」といいます。

ミシシッピワニやメガネカイマンなどのワニや二ホンヤモリなどは温度が高い時、低い時はメス、その中間ではオスが生まれます。

ミシシッピワニ(伊豆熱川のバナナワニ園で撮影)
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ニホンヤモリ(我が家で撮影)
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オーストラリアのサンゴ礁が有名なグレートバリアリーフの北の方で生まれた絶滅危惧種アオウミガメを調査したら、若いカメのほとんどがメスだったそうです。

アオウミガメも俯卵温度で姓が決まります。その温度の29.3℃を超えるとメスが生まれるのです。北部の繁殖地の島では1990年以降、繁殖地の砂浜の温度が29.3℃を超えており、地球温暖化の影響が懸念されています。

地球温暖化の影響で、オスメスの比率が偏る絶滅してしまう生き物が出てくるという声もあります。

メダカも研究がすすんで、もしそのような生き物であったら間違いなく絶滅に向かってしまいますし、品種改良もできなくなりますね。

温暖化を止めるも進めるのも人間次第です。



※最後に
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