毎年 、恒例といっては何ですが、メダカの稚魚が孵化して泳いでいます。

今年は白メダカ、青メダカの方が産卵しており、ヒメダカ、黒メダカはいまいちといった感じなのですが、まだまだ6~7月とありますので、ヒメダカや黒メダカも沢山の卵を産んでくれることを期待しています。

隔離容器の中を所狭しと泳いでおりますが、ある時にいきなり一斉に数が減ってしまう場合がありますので注意が必要です。

親メダカと一緒に入れると、親メダカは口に入るものなら何でも食べてしまいますので、稚魚も食べてしまいますが、それはもう論外として、メダカがいきなり集団失踪したかのようにいなくなってしまうのは、色々な理由があります。

一番の理由としては、生まれたての稚魚の口が小さいので、大きなエサが入らずに餓死してしまうことです。

そして、同じ時期に生まれても成長具合も個体差がありバラツキが出ますので、早く大きく育った稚魚がなかなか大きくならない、小さな稚魚を襲って食べてしまうことがあります。そんな場合は、あっと言う間に個体数が減ってしまいます。

特にグリーンウォーターやマツモやアナカリス、ホテイ草などの水草だらけにしますと、状況を把握するのが遅れることになります。

グリーンウォーターとは、緑色をした水のことであり、植物プランクトンが大量に発生した状態です。屋外飼育であればベアタンク(用土を入れない)飼育で容器を放置しておくと、いつの間にかグリーンウォーター化していることがあります。

メダカの稚魚の飼育には、このグリーンウォーターでの飼育が最適と言われていて、植物プランクトンが大量に発生しており、稚魚がエサにするために、エサが豊富で安定してメダカの稚魚が育ってくれると言われています。

しかしながら、安定してメダカの稚魚が飼育できるグリーンウォーターなのですが、一部の稚魚が早めに大きくなって、小さな稚魚を襲って食べても個体数が減ったことがわからないのです。

これはマツモやアナカリスの水草が繁茂する状態でも一緒です。

これを回避するにはベアタンク(用土を入れない)飼育で、何も入れない容器で育てるのがいいのですが、グリーンウォーター化がすすんでしまう為、水草で水の中の栄養素を吸収させてグリーンウォーター化を抑えようとしますので、なかなか難しいところであります。

メダカの稚魚が産まれて泳ぎ廻っているところです。
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白い体なので白メダカでしょうか。
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※最後に
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