◆ドキュメント
作成日付:2020/11/05
更新日付:2020/11/06

◆はじめに

メダカを飼い始めますと、最初はインターネットや書籍を参考に、ショップの店員さんのアドバイスを頼りに、自分なりに試行錯誤で何とか飼育していくと思います。

メダカの環境が安定してくる最初の1ヶ月を無事に越したら、あっと言う間にメダカの「抱卵」する姿を見ることができるわけでして、産卵した水草の卵を見ますと「うまくいったなぁ」と思うわけです。

そして、ドキドキしながら「孵化」を待つわけですが、ある日水面をメダカの稚魚が泳いでいる姿を見て、繁殖にまずは成功したことを喜ぶわけです。最初の1匹が生まれた後は、次々に稚魚が生まれていき、水面一面にメダカ稚魚たちが泳いでいる光景を見て「順調に増えているな。」とか、「こんなに増えていいのかな。」とまで思うのです。

しかしながら水面一面に泳いでいたメダカの稚魚たちは、1匹2匹と徐々に少なくなっていき、気が付いたら、数匹しか生き残っていない、ということになります。

生まれたメダカの稚魚の無事に親メダカに育てたいと思っていても、どうすればよいのか?と疑問が生まれてくると思います。

メダカの稚魚の生存率をアップさせる為の話を書きますので、興味があれば覗いていってください。



◆生まれてから何日目からエサをあげるのか?
一般的には稚魚の容器には沢山の卵を入れると思いますので、沢山の稚魚が孵化すると思います。ただし一番最初に生まれた稚魚に合わせてエサをあげればいいと思います。

生まれたての子はヨーサックと言う養分の入った袋をもっています。その栄養がなくなるのが大体2〜3日ですので、生まれてから2~3日後に微量を与え始めましょう、

稚魚の数にもよりますが10匹程度であれば、最初は人差し指と親指で一掴み程度です。
エサをあげた後、よく観察してみて、2~3時間後(メダカの稚魚は親メダカのように2~3分でという食べ方はできません)で食べているようであれば、半日後に再度エサをあげます。エサを食べきれていないようであれば、翌日にまた与えましょう。

◆1日何回くらいエサをあげますか?
普通の育てる場合は1日2回が目安です。我が家はエサを朝夕与えています。エサを食べ残ししない程度に稚魚専用のエサを与えます。

もっと早く出来るだけ大きく育てたい場合は1日5回くらいに増やします。ただしエサの食べ残しや排泄物で水質が悪化しやすので注意が必要です。1日1回でも死ぬことはありせん。

メダカ稚魚を死なせてしまう原因は「餓死」です。エサを与えないと「餓死」ですし、与えすぎると「水質悪化」を招きます。非常にデリケートな問題です。

◆どれくらいの大きさになれば親メダカと一緒にできるのか?
親メダカは口にはいるものであれば、自分の産んだ卵でも稚魚でも食べてしまいます。従いまして、親メダカの口より少し大きくなったら、大体1.5cm程度の大きさになったら一緒に入れてもよいと思います。

実際に測ることはできないと思いますので、繰り返してしまいますが、一緒に泳ぐ親メダカの口に入らなさそうだなと思うような大きさになったら、一緒にするといいと思います。

◆生まれてから何日目から水換えをするのか?
メダカの稚魚は生まれてから1cm程度まで水換えしないのが理想です。足し水の場合でも、水が少なくなるギリギリまで行わない方がいいと思います。

それだけ、水の温度や水質変化で、簡単に稚魚は死んでしまうのです。
どうしても水換えするのであれば、コップで1杯汲み出して同じ分量だけ足すくらいに止めておきましょう。

グリーンウォーターで育てたい場合は、日の当たるところに置いておけば自然とグリーンウォーターになっていきます。その場合は水草やタニシなどは入れてはいけません。植物プランクトンの栄養となる養分を吸収してしまうのです。何もいれずに、もしあれば他の容器のグリーンウォーターを少し入れてグリーンウォーター化していきます。

◆育たない、大きくならない
メダカの稚魚が育たない場合は、エサが不足している場合が一番多いです。稚魚はエサを食べるのがうまくありませんので、食べやすいパウダー状の浮上性のエサをあげましょう。

次に日当りがよい場所で育てましょう。日光がメダカの健康で体を大きくしてくれます。日当りが強く死んでしまうのでは?と思い、日陰に移動させると健康な体を作ることができずに、病気にかかりやすくなり死んでしまいます。

また、容器は水量の多い大きな容器で育てましょう。小さい容器では大きく育ちません。大きな容器でメダカの稚魚をあまり沢山入れずに、スイスイ泳がせるようにしましょう。

◆稚魚が減ってしまう
最初は沢山のメダカが生まれて水面に稚魚が賑やかに泳いでいる姿が見れます。しかし、ある日、いつの間にか少なくなっていることに気付くのです。

メダカの稚魚が死んでしまう一番の原因はエサが不足しており「餓死」してしまうことです。稚魚は小さすぎて食べている姿が観察しずらいのですが確実にエサから栄養を蓄えています。

ただし、生まれたばかりの稚魚はエサを食べるのがうまくありません。パウダー状で浮上性のエサをあげましょう。メダカの稚魚の「餓死」を避ける為に、こまめに観察してエサをあげていきましょう。

また、1㎝程度大きくなったメダカは、後から生まれてきた個体や育ちが悪く大きくなっていないメダカを食べてしまいます。共食いです。メダカは口に入るものであれば、何でも食べてしまいますので、小さな個体や、後から入れた卵なども大きく育ったメダカのエサになってしまいます。

◆稚魚が全滅した
メダカの稚魚が一夜にして全滅してしまうことがあります。ポイントは「エサ」になります。メダカの稚魚が死んでしまう一番の原因は「餓死」です。

この「餓死」を回避する為にエサを与えることになりますが、生まれたばかりのメダカの稚魚はエサを食べているかがよくわかりませんので、ついつい多めにあげるようになってしまいがちです。

容器の中では魚にとって猛毒なアンモニアが増えていきます。ろ過バクテリアもいますが処理能力が追い付かなくなってしまい、やがて致死量を超えてしまい一斉に死んでしまうのです。

特に一番危険なシーズンは梅雨の時期です。雨がメダカ稚魚の容器に降りそそぎますと、容器内の水温と水質を変えていきます。

降りそそぐ雨は容器内の水温を低下させます。そして酸性に替えていくのです。そして梅雨の合間に照らされる太陽は、夏と同じような強烈な日差しですので、容器内の気温を上げていくのです。

そして水温が乱降下することにより、耐えきれなくなったメダカの稚魚は死んでしまいます。

◆大きさに差がでてしまう
メダカの稚魚にも個体差があります。しっかりエサを食べて、成長するエネルギーに変えて大きくなる個体とうまく消化できずに成長できない、あるいは成長が遅い個体がいるのは仕方がありません。

人間に例えてみますと、同じ親で同じ家に生まれて同じ小学校に通っても、小学校の段階で成長に違いがあるのと同様です。

せめて大きいメダカが小さいメダカを共食いしないように、大きいメダカを別の容器に移してあげましょう。



◆おわりに
メダカの稚魚を育てるのは大変そうですが、ポイントを抑えてうまく育てられれば、沢山の親メダカが泳いでいる光景をみることができます。そしてメダカが増えすぎて困るぐらいになると思います。そうなれば、色々な種類のメダカの繁殖を楽しめますし、品種改良などにも挑戦できます。

自身の環境で一番よい飼育の方法を発見できたら、自分にとってもメダカのとっても幸せです。



※最後に
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