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メダカの稚魚を育てるのが難しいと言われています。

稚魚の飼育となりますと、よく生存率の話がでますが、プロだと生存率80%とか90%などと言われておりますがバラバラですし、実際には数えているわけではないのでわからないと言ったところでしょう。

メダカは産卵数もこれはこれで数がバラバラでして、20~30個もあれば、10~50個と幅をもっている話もあります。

しかしながら、メダカはシーズン中は何度も産卵するので、沢山の子供が産まれ、うじゃうじゃと針子と呼ばれる子供が飼育容器の中を泳いでおりますので、そんな小さな魚の数を数えられるわけありません。

プロでもない一般人が稚魚を育てるとなりますと、かなり生存率は低くなることでしょう。

一般人ですと、うまく飼育したら全く死なさずの100%、また90%以上、逆に下手をすると生存率50%以下もあります。現実には多くの針子がいますので、できるだけ沢山の卵を採取して孵化させて、ある程度の死亡率を考慮して育てるというのが正しいかと思います。

生まれつき病弱な個体や先天性異常などの個体も健康な個体に交じって一定数産まれてきますので、ある程度の死亡率があるのは間違いありません。それに加えて飼育環境や、飼育方法が加わってきますので、死亡率はかなり高くなるでしょう。

ひとつ言えることが、屋内飼育で育てるよりも屋外飼育で育てる方が、生存率を高くすることができます。屋内飼育であれば、ろ過していない限りはエサをあげていくと水はグリーンウォーターになっていきます。

このグリーンウォーターは植物プランクトンの集まりですので、メダカの針子や稚魚にとってエサとなりますし、日光によって丈夫な体を作ることができます。綺麗で透明な水はプランクトンが少ない水であり、決してメダカの棲みやすい環境ではありません。ある程度濁った水のほうがメダカにはやさしい環境なのです。その環境に順応できたメダカだけが生き残ります。

メダカの稚魚を5匹、10匹と少数で育てると死亡率を考えると親メダカにするのは非常に難しいと言わざるえませんし、メダカを増やすには、その10倍は孵化させてもいいぐらいです。

弱肉強食ではなく、『適者生存』の原理なのです。



※最後に
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