メダカや金魚を飼いたい。
どうしてメダカや金魚を飼うのか?それは、人それぞれ理由はあると思いますが、一言でいうとメダカや金魚を飼うのが楽しいからです。
メダカや金魚を飼っていて楽しいことを考えますと、飼い始める前から楽しいことがあります。
どんなメダカや金魚を飼うのか?ちょっと市場に流通の少ないレアな高級魚を飼うのか?基本品種など飼い易く人気がある魚を買うのか?そして、どんな飼育容器で飼うのか?、例えば、屋内では水槽、そして大きさは30cm、45cm、60cmと色々な大きさがありますし、屋外なら睡蓮鉢、トロ舟なんかもあります。
飼育容器の種類や大きさが決まったら、飼育容器のレイアウトはどうしようか?水草は何を入れようか?用土は入れるのか?用土を入れるなら赤玉土や砂利を入れようか?はたまた用土は何も入れないベアタンク飼育にするのかとか、他にも、ろ過機やエアーポンプなどのアクアリウム設備をどうしようか?なんてあり、どうやって飼育していこう?なんて飼う前から考えるのはとても楽しいですよね。
そして、いざ飼育開始となりますと別の楽しみがあるわけです。それはまず繁殖です。自分が育てている可愛い生き物が増えていくのは最高ですよね。産卵した卵を見つけた時の喜び、そして大事に隔離して稚魚が生まれた時の喜び、日に日に大きくなっていく楽しみがありますよね。
また、そもそもメダカや金魚などが泳いでるところをぼーっと見ているだけでも楽しいといいますか、癒されると思います。
そして繁殖より、とても身近で毎日楽しめるイベントがあります。
それは『エサやり』です。
何でエサやりが楽しいんでしょうか?
考えてみますと、エサをあげるという行為は、エサを食べているのをみると何だか癒されて幸せの気持ちになります。また、お腹が空いている生き物に食事を与えることで救ってあげているという、子供に美味しい食事をあげて成長するのを喜ぶ親のような感覚なのかもしれません。
とにかく、メダカや金魚を飼いはじめますとエサをあげることになります。最初はエサの量や回数やタイミングなどわからないことだらけですので、インターネットや書籍で情報を得たり、ペットショップやホームセンターの店員、または飼育に詳しい友人や知人などの助言をもとにエサをあげ始めると思います。
そして必ずと言っていいほど「エサのやり過ぎで水が汚れてメダカが死んでしまう」という類の話を見聞きすると思いますので、最初は恐る恐る少量のエサをあげるはずなのです。
しかしながら、少量のエサというのは、あっと言う間にメダカや金魚は食べてしまいます。
メダカや金魚が食べている可愛い姿を見る楽しみ、癒しの時間は、わずか2~3分で終わってしまうのです。
これは、折角メダカや金魚を飼い始めたのに、ちょっとガッカリな瞬間でもあります。
もうちょっとメダカや金魚の食べるところを見ていたいと思うのが当然であります。少しなら大丈夫だろう!という考えが芽生えますので、飼い始めのころより徐々にエサの量が増えていくはずです。
そして、この頃には、おっかなびっくりやっていたエサやりに慣れてきたこともあります。慣れるというよりも、むしろ過信なのですが、最初に見聞きした「エサのやり過ぎで水が汚れてメダカが死んでしまう」ということがなく、メダカや金魚が元気に泳ぎ廻っているので、「大丈夫だな」とエサの量や回数が多くなってしまいがちになるのです。
立ち上げた当初は、エサの残りを分解する微生物が少ないことで、メダカや金魚に毒となるアンモニア(※)と亜硝酸(※)が増えていき、じわりじわりと水質汚染が進んでいきます。見た目ではわかりません。水質検査キットを使用して酸性かアルカリ性かの指標で、弱酸性~弱アルカリ性(メダカはpH6.5~7.5、金魚は7.0前後)であるかを確認すれば防ぐことができます。
水が白く濁ってきますと、かなり手遅れとなりますので、この状態(アンモニアや亜硝酸が増え過ぎて硝化バクテリアが急激に増えすぎた状態)にはなってはいけません。ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
一般的に、バクテリアが定着するのは1ヶ月ですので、この「1ヶ月の壁」を抜けれるかどうかとなります。
「1ヶ月の壁」を越えた頃、いわゆる春から夏場にかけてメダカや金魚の活性が上がってきますので、エサを食べる量が自然と多くなっておきます。メダカは長い産卵シーズン(4~9月)にもなりますので、体力をつけるために、さらにエサを食べるようになります。
これに勘違いしてしまい、必要以上にエサをあげてしまいます。
もし、ミナミヌマエビ、タニシ、ドジョウなどが混泳しているのであれば、この頃にメダカと同様に活性していますので、メダカのエサを横取りしに来ますし、エサの残りを食べますので、エサの量やタイミングが割と多くても消化してしまうのです。そして水草を入れていれば、硝酸塩は水草に吸収されて分解されてしまいますので、うまく生物ろ過のサイクルが廻ります。
しかしながら、その「生物ろ過のサイクル」の限界はきますので、アンモニアと亜硝酸が滞留していくわけです。
ミナミヌマエビがいると、水質がメダカより敏感ですので、ミナミヌマエビが死に始めます。そこで気づけばいいのですが、気づかないと引き続き、エサをあげ続けてしまいます。
そして、アンモニアや亜硝酸が増えていき硝化バクテリアの分解は追いつかない状態となっていき魚に猛毒な物質が蓄積されていきます。
ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
うまく「生物ろ過のサイクル」が続いていても、気づかないうちにエサをあげすぎてしまう原因となるものがあります。
それは「繁殖」です。
繁殖するということは、当然、個体数が増えるということです。メダカの場合、産卵した卵をそのまま放置しておきますと、何でも口に入る物を食べてしまう習性の親メダカは卵を食べてしまいますので、隔離容器に卵を移動します。
隔離容器の中で卵が孵化して、稚魚が育ち、成魚になるころに、親メダカのいる飼育容器に余裕があるのであれば、再び親メダカの飼育容器で、親メダカと一緒に飼うことになりますが、個体数がふえることで、自然とエサの量が多くなるのです。
この頃には、もしミナミヌマエビがいるのであれば、ミナミヌマエビも繁殖でかなり個体数が増えており、エサを食べてくれますので、エサを多くあげても消費してくれます。そして、ついついエサを多くあげすぎてしまいます。あまり意識をしていないと思います。
そして、アンモニアや亜硝酸が増えていき硝化バクテリアの分解は追いつかない状態となっていき魚に猛毒な物質が蓄積されていきます。
ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
こうしてみると、自分が意識していなくても、徐々にエサの量や回数が増えていき、メダカや金魚が全滅してしまうという結末を迎えてしまう可能性があるのです。
どうしてメダカや金魚を飼うのか?それは、人それぞれ理由はあると思いますが、一言でいうとメダカや金魚を飼うのが楽しいからです。
メダカや金魚を飼っていて楽しいことを考えますと、飼い始める前から楽しいことがあります。
どんなメダカや金魚を飼うのか?ちょっと市場に流通の少ないレアな高級魚を飼うのか?基本品種など飼い易く人気がある魚を買うのか?そして、どんな飼育容器で飼うのか?、例えば、屋内では水槽、そして大きさは30cm、45cm、60cmと色々な大きさがありますし、屋外なら睡蓮鉢、トロ舟なんかもあります。
飼育容器の種類や大きさが決まったら、飼育容器のレイアウトはどうしようか?水草は何を入れようか?用土は入れるのか?用土を入れるなら赤玉土や砂利を入れようか?はたまた用土は何も入れないベアタンク飼育にするのかとか、他にも、ろ過機やエアーポンプなどのアクアリウム設備をどうしようか?なんてあり、どうやって飼育していこう?なんて飼う前から考えるのはとても楽しいですよね。
そして、いざ飼育開始となりますと別の楽しみがあるわけです。それはまず繁殖です。自分が育てている可愛い生き物が増えていくのは最高ですよね。産卵した卵を見つけた時の喜び、そして大事に隔離して稚魚が生まれた時の喜び、日に日に大きくなっていく楽しみがありますよね。
また、そもそもメダカや金魚などが泳いでるところをぼーっと見ているだけでも楽しいといいますか、癒されると思います。
そして繁殖より、とても身近で毎日楽しめるイベントがあります。
それは『エサやり』です。
何でエサやりが楽しいんでしょうか?
考えてみますと、エサをあげるという行為は、エサを食べているのをみると何だか癒されて幸せの気持ちになります。また、お腹が空いている生き物に食事を与えることで救ってあげているという、子供に美味しい食事をあげて成長するのを喜ぶ親のような感覚なのかもしれません。
とにかく、メダカや金魚を飼いはじめますとエサをあげることになります。最初はエサの量や回数やタイミングなどわからないことだらけですので、インターネットや書籍で情報を得たり、ペットショップやホームセンターの店員、または飼育に詳しい友人や知人などの助言をもとにエサをあげ始めると思います。
そして必ずと言っていいほど「エサのやり過ぎで水が汚れてメダカが死んでしまう」という類の話を見聞きすると思いますので、最初は恐る恐る少量のエサをあげるはずなのです。
しかしながら、少量のエサというのは、あっと言う間にメダカや金魚は食べてしまいます。
メダカや金魚が食べている可愛い姿を見る楽しみ、癒しの時間は、わずか2~3分で終わってしまうのです。
これは、折角メダカや金魚を飼い始めたのに、ちょっとガッカリな瞬間でもあります。
もうちょっとメダカや金魚の食べるところを見ていたいと思うのが当然であります。少しなら大丈夫だろう!という考えが芽生えますので、飼い始めのころより徐々にエサの量が増えていくはずです。
そして、この頃には、おっかなびっくりやっていたエサやりに慣れてきたこともあります。慣れるというよりも、むしろ過信なのですが、最初に見聞きした「エサのやり過ぎで水が汚れてメダカが死んでしまう」ということがなく、メダカや金魚が元気に泳ぎ廻っているので、「大丈夫だな」とエサの量や回数が多くなってしまいがちになるのです。
立ち上げた当初は、エサの残りを分解する微生物が少ないことで、メダカや金魚に毒となるアンモニア(※)と亜硝酸(※)が増えていき、じわりじわりと水質汚染が進んでいきます。見た目ではわかりません。水質検査キットを使用して酸性かアルカリ性かの指標で、弱酸性~弱アルカリ性(メダカはpH6.5~7.5、金魚は7.0前後)であるかを確認すれば防ぐことができます。
※生物ろ過の流れ
エサの残りや排泄物
↓ 分解バクテリア
アンモニア(魚に毒)
↓ 硝化バクテリア
亜硝酸(魚に猛毒)
↓ 硝化バクテリア
硝酸(魚に無害)
エサの残りや排泄物
↓ 分解バクテリア
アンモニア(魚に毒)
↓ 硝化バクテリア
亜硝酸(魚に猛毒)
↓ 硝化バクテリア
硝酸(魚に無害)
水が白く濁ってきますと、かなり手遅れとなりますので、この状態(アンモニアや亜硝酸が増え過ぎて硝化バクテリアが急激に増えすぎた状態)にはなってはいけません。ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
一般的に、バクテリアが定着するのは1ヶ月ですので、この「1ヶ月の壁」を抜けれるかどうかとなります。
「1ヶ月の壁」を越えた頃、いわゆる春から夏場にかけてメダカや金魚の活性が上がってきますので、エサを食べる量が自然と多くなっておきます。メダカは長い産卵シーズン(4~9月)にもなりますので、体力をつけるために、さらにエサを食べるようになります。
これに勘違いしてしまい、必要以上にエサをあげてしまいます。
もし、ミナミヌマエビ、タニシ、ドジョウなどが混泳しているのであれば、この頃にメダカと同様に活性していますので、メダカのエサを横取りしに来ますし、エサの残りを食べますので、エサの量やタイミングが割と多くても消化してしまうのです。そして水草を入れていれば、硝酸塩は水草に吸収されて分解されてしまいますので、うまく生物ろ過のサイクルが廻ります。
しかしながら、その「生物ろ過のサイクル」の限界はきますので、アンモニアと亜硝酸が滞留していくわけです。
ミナミヌマエビがいると、水質がメダカより敏感ですので、ミナミヌマエビが死に始めます。そこで気づけばいいのですが、気づかないと引き続き、エサをあげ続けてしまいます。
そして、アンモニアや亜硝酸が増えていき硝化バクテリアの分解は追いつかない状態となっていき魚に猛毒な物質が蓄積されていきます。
ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
うまく「生物ろ過のサイクル」が続いていても、気づかないうちにエサをあげすぎてしまう原因となるものがあります。
それは「繁殖」です。
繁殖するということは、当然、個体数が増えるということです。メダカの場合、産卵した卵をそのまま放置しておきますと、何でも口に入る物を食べてしまう習性の親メダカは卵を食べてしまいますので、隔離容器に卵を移動します。
隔離容器の中で卵が孵化して、稚魚が育ち、成魚になるころに、親メダカのいる飼育容器に余裕があるのであれば、再び親メダカの飼育容器で、親メダカと一緒に飼うことになりますが、個体数がふえることで、自然とエサの量が多くなるのです。
この頃には、もしミナミヌマエビがいるのであれば、ミナミヌマエビも繁殖でかなり個体数が増えており、エサを食べてくれますので、エサを多くあげても消費してくれます。そして、ついついエサを多くあげすぎてしまいます。あまり意識をしていないと思います。
そして、アンモニアや亜硝酸が増えていき硝化バクテリアの分解は追いつかない状態となっていき魚に猛毒な物質が蓄積されていきます。
ある日を境に、メダカが1匹、2匹と死んでいき、突然の大量死で全滅ということになります。
こうしてみると、自分が意識していなくても、徐々にエサの量や回数が増えていき、メダカや金魚が全滅してしまうという結末を迎えてしまう可能性があるのです。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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