屋外でメダカを初めて飼うとなりますと、当然メダカに対する知識はゼロです。まず最初にやるべきことは、インターネットの検索サイトで「メダカの飼い方」みたいな言葉を入力して、いろいろなサイトのメダカの飼い方を見たり、または書籍を購入して飼い方を見たり、リアル店での購入であればショップの店員さんに極意など聞いたりして、メダカや飼育に対する知識を身につけていくと思います。

飼育も最初に行うべき飼育容器の種類や大きさや用土、岩や流木、そして水草などのレイアウトなど、そしてメダカと一緒に飼うタニシなどの貝、ミナミヌマエビなどのエビ、シマドジョウなどのドジョウなどの情報も見るでしょう。

そして主役であるメダカです。どんなメダカの種類を飼おうか?費用の安い基本種?または高価なレア種?とメダカの種類に豊富さと煌びやかな姿に目移りすると思います。

いざ飼い始めたら、エサの量とタイミング、水替えの量とタイミング、メダカの病気や寄生虫による寄生の対処方法、水草の間引き、産卵時期や産卵した後の隔離などの仕方、生まれた稚魚の育て方など多岐にわたります。ただ購入してほったらかしにしておけばいいというわけではないことがわかると思います。

自分にとってベストな飼い方を数ある情報や実体験から確率していくと思いますが、必ずと言っていいほど情報と実体験は違うという事柄があると思うのです。

「メダカを飼う水深は浅い方がいい」という誤解

その中で結構誤解されているのが『メダカを飼う水深は浅い方がいい』ということです。

実は『浅い方がいい』わけではなくで『水深ではなく面積が広い方がいい』ということなのです。

メダカは水面を好む魚で、水面にあるエサを食べる習性があります。また水面であれば酸素を取り込みやすいといった側面もあります。

春の小川の風景や田んぼでメダカが泳いでいる姿の写真を見たことがあると思いますし、動画やプログなどの写真を見ても水面に集まっているメダカの姿をよく見ると思いますので、その辺りが誤解されているのかもしれません。

そこで、数多くある飼育容器の種類で目移りしてしまうと思いますが、できるだけ面積の広い飼育容器を購入した方がいいのです。

ただし、あまりにも浅いと夏の直射日光で水が沸騰してしまいますし、水が蒸発してしまい、メダカが煮干しのようになって死んでしまいます。

また、冬の寒さで水が凍ってしまう恐れがあります。水面だけが凍ってしまうのはいいのですが、水底まで凍ってしまいますと、メダカの凍死してしまいます。

そこで、購入する飼育容器は20㎝以上の高さのある容器が好ましいです。

「日照時間13時間以上で産卵する」という誤解

正確には水温18℃以上で日照時間13時間以上であれば、メダカは産卵するというものです。

他にも水温20℃以上で日照時間12時間以上という条件もありますし、水温18℃と20℃、12時間と13時間が混在している条件もあります。

これはあくまでも目安であり、特に日照時間はまったく根拠のない時間です。飼育環境によってメダカの産卵する条件は、まるで違うのです。現に我が家は長くても日照時間7時間と一般的に言われている13時間の半分程度ですが、しっかりとメダカは産卵してくれますし、稚魚も立派な成魚に育ちます。

もし、屋内でヒーターを点けて水温20℃以上、日照時間を7時間でも確保すれば、1年中産卵すると思います。

メダカの卵の孵化は積算温度250℃と言われています。これは例えば水温25℃の日が10日続けば孵化するというものです。

もしかしたら、メダカの産卵にも孵化のような積算温度の指標があり、基準値を超えると産卵を開始するなんてことがあるのかもしれませんが、寒くなったら産卵しないので成り立たないので、まったく根拠のない推測であります。おそらく、ある水温を連続して超えるような日が続けばの方が、ひょっとしたら?正解に近いのかもしれません。そんな推測をしながら観察をしてみるのもいいですね。
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※最後に
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