国産カブトムシを飼っています。毎年毎年、夏のシーズン間の掘り出しでカブトムシの成虫を見つけ出すがとても楽しみですし、1年間の幼虫飼育の成果でもありますので、大きな個体が多ければ、マットを沢山食べてくれて、うまくいったと思いますし、逆に小さな個体が多ければ、マットの量が少なかったのかなと思います。

そして、夏のシーズンが終わった後に掘り出すカブトムシの幼虫を発見すると、また来年もカブトムシの飼育をすることができると思いますと嬉しく思います。

とにかく成虫の場合は、大きい個体であれば嬉しく、そして、たまに出る「赤カブ」であれば、もっと嬉しいのです。今では「赤カブ」でなく「レッドボディ」なんだそうですね。

私には縁がないのですが、カブトムシに一般的な「黒い眼」「黒いボディ」の他に、眼(※)の色が「ホワイトアイ」「レッドアイ」など、遺伝学的に変異を遂げたカブトムシが人気なのです。

※「目」は、眼球やまぶた、目頭や目尻といった周辺のパーツを全て含めたものを指す場合が多く、「眼」は、生き物が光を感知する器官である眼球そのものを指します。 「目」と「眼」両者とも体のパーツである「め」を表す漢字として、どちらを使っても間違いではありませんが、「目」を使った表現は感覚的で幅広い特徴があります。

ホワイトアイ

ホワイトアイカブトムシ

ホワイトアイは外観は普通種であるが、突然変異した「白い眼」をしたカブトムシです。黒眼以外のカブトムシでは一番最初に市場に出てきた遺伝子変異種です。

ホワイトアイにはブランドがあり、「弥栄ホワイトアイ」があります。

❖弥栄ホワイトアイ
「弥栄ホワイトアイ」は、弥栄カブト・クワガタワールド様が作出したものです。そして、ブリーダーが累代したのがホワイトアイカブトムシと言います。

2001年の夏に島根県弥栄村のカブトムシ養殖場かた突然変異した一頭の白眼のカブトムシメスから始まりました。飼育繁殖に成功して販売するに至り、2003年に初登場(当時のビッターズ)しました。

その時の価格は30万程度の価格(オークション)であり、一般人には手が出ない者でしたが、翌年の2004年に一般のブリーダーの方が繁殖した個体が出回るようになり価格が徐々に安くなっていきました。

❖アルビノ
ホワイトアイは「アルビノ現象」であり、メラニン色素の欠乏により体毛や皮膚が白くなり、瞳孔は毛細血管の透過により色を出しています。劣勢遺伝や突然変異で出現した個体なのです。

アルビノには眼皮膚白皮症と眼白皮症がありますが、ホワイトアイは眼白皮症で遺伝子の突然変異です。眼だけ現れる白皮症で皮膚の色はほぼ正常ですな状態です。

❖遺伝子表記と発生確率
◆遺伝子表記
 ・ホワイトアイの白眼の遺伝子は、WW、WEと表記
 ・ホワイトアイの黒眼の遺伝子は、WBと表記
 ・普通種の遺伝子はBBと表記

◆出現確率
 ・WW×WWでは、次世代100%の確立でWWが出現
 ・WB×WWでは、次世代50%の確立でWW1個体、WB1個体が出現
 ・WB×WBでは、次世代25%の確率でWW1個体、WB2個体、WB1個体が出現
 ・WW×BBでは、次世代100%の確率でWBが出現

❖飼育・繁殖
飼育・繁殖方法は普通の国産カブトムシと一緒です。カブトムシは平均30個、多くて50個の卵を産卵しますので増え過ぎは注意が必要です。

レッドアイ

レッドアイカブトムシ

レッドアイは「赤い目」をしたカブトムシですが、白い目の「ホワイトアイ」よりは歴史の浅いの遺伝子変異種です。

レッドアイにもブランドがあり、「江田島レッドアイ」「阿古谷レッドアイ」があります。

❖江田島レッドアイ
「江田島レッドアイ」は、広島県江田島市のカブトムシのブリーダーさんが出所です。

養殖時に赤眼のカブトムシを発見して繁殖累代に成功したそうです。2007年にオークションに初登場しています。

特徴としては国産カブトムシの平均サイズと同じサイズだそうで、室内光やカメラ撮影では眼が葡萄色に見えます。また、野外の自然光ではワインレッドアイに見えます。

❖阿古谷レッドアイ
「阿古谷レッドアイ」は兵庫県川辺郡名川町阿古谷の街頭採取で捕まえたられたメスのカブトムシ1匹が最初です。

採取した方は、珍しいとわかったもののブリードするのは興味がなかった為、繁殖累代できるブリーダー方に譲渡しました。そして、そのブリーダーの方が繁殖に成功したのです。2004年にオークションに初登場しました。

特徴としましては、大型個体になりやすく、眼色は赤眼、ピンク、パールピンクと色々な色に見える個体が生まれます。

❖遺伝子表記と発生確率
◆遺伝子表記
 ・レッドアイの赤眼の遺伝子はRR、REと表記
 ・レッドアイの黒眼の遺伝子はRBと表記
 ・普通種の遺伝子はBBと表記

出現確率はホワイトアイと同様だそうです。

ホワイトアイはアルビノ現象の眼皮膚白皮症と言われております。眼皮膚白皮症は色素の欠乏が全身に起こり、外見上、目と皮膚に色素の欠乏した状態です。

しかしながら、レッドアイはさだかではないのです。

❖飼育・繁殖(阿古谷は難しい)
飼育・繁殖方法は普通の国産カブトムシと一緒です。
ただし、「阿古谷レッドアイ」は遺伝による体質が弱いのか、累代により、レッドアイの持つ頭数はわずかとなり、そのうち羽化不全や死んでしまう個体もでてきます。

レッドボディ(=赤カブ)

レッドボディカブトムシ

レッドボディは、その名の通り体がカブトムシです。別名「赤カブ」とも呼ばれています。

本来、カブトムシの体の色は黒いのに、赤いカブトムシがいるのは何故でしょうか?

それはDNAの違いで、色素の濃い、薄いがあるのです。

これはカブトムシが絶滅しないための生存本能による防衛なのです。

黒い体は夜では目立ちにくく、夜の暗闇に外敵から隠れて行動するにに適しています。夜型のカブトムシの体の色なのです。

逆に赤い体は、昼間でも活動でき、周囲に擬態して鳥や動物などの外敵に見つからないようにしているのです。昼型のカブトムシの体の色なのです。ただし、赤い体のカブトムシは夜に活動できないわけではなく、昼の活動も可能ということです。

これは急激な気候変動などの環境変化により、カブトムシが全滅しないように、DNA情報を変えることによって、それぞれ、どちらかが生き残るようにしているのです。

最悪の場合、どちらかが全滅してしまっても、どちらかが生き残ることによって、再び赤い体や黒い体のカブトムシが増えてくるのです。




※最後に
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