本日も変わらず本州は高気圧に覆われており、晴天で暑い日が続いております。

屋外のメダカを含めた容器は水温を28~30℃に保っており、昨年のように猛暑による水温上昇で屋外熱帯魚がやられてしまうようなことはおこっておりません(メダカはお湯みたいな水温(36℃)でもへっちゃらでした)。

しかしながら、太平洋上にある台風8号が北西に向きを変えて進んでおり、27日に東北から関東に上陸する模様になってきました。

そこで気温に関しては日中でも30℃以下になりそうですので一息つきそうです。

ただ、暑い日が続きますと屋外にあります容器の水の蒸発はとても早く、水位がどんどん下がっていきます。水位が下がってきますと、メダカの泳ぐスペースがなくなってきて多頭飼育していればしているほど、密になりストレスとなります。水がなくなってくるということは、直射日光の影響を受けますので水温が高くなりやすくなります。また、エサの食べ残しや排泄物などが水で散らずに水質汚染が一気にすすみます。

いずれにしても、メダカたちの水棲生物の生命が脅かされることになります。

そのような事態にならない為にも「足し水」を行い、水位や水量を一定に保つことが必要になってきます。

屋外の足し水の作り方は以下のとおりです。

◆足し水の作り方

❖汲み置き(屋外)・・・オススメ
1.バケツなどの容器に水道水を溜める
2.最低半日置いて水道水のカルキを抜く
 (直射日光下であれば2時間程度でカルキが抜ける)

❖煮沸
1.やかんに水道水を入れる
2.沸騰して10分でカルキは抜ける

❖カルキ抜き剤
1.バケツなどの容器に水道水を溜める
2.カルキ抜き剤をいれて5分程度でカルキを抜く

カルキを抜き方でオススメしますのは屋外汲み置きの方法です。汲み置きで行うと、足し水時に水温の違いによるショックを受けてしまう場合があります。暑い日に行えば、容器の水も足し水の水温も高いですし、寒い日に行えば、容器の水も足し水の水温も低いので、水温の違いがありません。水質は、流石に容器の水と足し水は違いますが、煮沸やカルキ抜き剤で行うよりも容器の水質に近い水になります。

こうして用意した足し水を容器に入れますが、容器に入れる時に何も考えずに入れますと、泳いでいる魚たちを強い水流で驚かせることになりますし、水流によって特に底に堆積しているゴミなどを巻き上げてしまいます。底には魚にとって猛毒なアンモニアや亜硝酸を巻き上げます。アンモニアや亜硝酸の元は魚たちの排泄物やエサの残りなどです。細菌なども巻き上げられて病気になる可能性もあります。

そこで、巻き上げないように静かに入れることになりますが、そこは時間のない現代人ですし、どうしでも人間様から手軽にやりたいと思うはずです。一旦、小さな容器を浮かべて、そこに水を流す、他に少量にそうっと水を流す、壁面に当てながら水を流す、流木や石にめがけて水を流すなど、いろいろあると思いますが、もっと簡単な方法があります。

それは、ホテイ草などの浮遊性植物を利用した水の流し方です。

それは簡単でホテイ草の真ん中目がけて水を流せばいいのです。

ホテイ草が障壁になってくれますので、底に直接水が流れるがなく、用土やゴミなどは巻き上げられません。水は水面に沿って四方八方に流れてくれます。

何か容器を使用することはありませんし、水量を少なめに流す必要もありません。

やり方を見つけた時は「なんで気づかなかったんだろう?」と思いました。

ぜひ、ご検討ください。


◆ホテイ草に当てて水を流す足し水
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※最後に
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