屋外で金魚を飼っておりました。金魚は福ダルマ金魚を中心にフナやクチボソ、カラスゴイ、ヒドジョウと飼っておりますが、ろ過機、フィルター、エアーポンプの機器は設置せずにいわゆる止水環境で飼育しておりました。

「(止水環境でも)うまくいくのか?」と問われれば、「うまくいくけども、うまくいかないこともある。」というのが正直な回答でして、何がと言われれば、やはり「金魚」なのです。

「金魚の何が問題なのか?」ですが、これはズバリ「酸欠」です。

金魚を含めて多くの魚はエラで呼吸しています。金魚は口から水を入れて、エラから出すことで水の中に溶け込んでいる酸素を体内に取り込んでいます。

水の中には酸素が溶け込んでおり、溶存酸素といいます。溶存酸素が少ない場合は酸欠状態となり、水面に出て呼吸をします。水面で口をパクパクして泳いでいる状態です。これを「鼻上げ」といいます。

人に慣れておりエサが欲しくて口をパクパクさせていることもありますが多くは酸欠状態であります。

フナやクチボソ、カラスゴイ、ヒドジョウは止水でも問題ないんです。金魚だけが酸欠状態になります。

金魚は観賞用に品種改良されておりますので、内臓器官が原種のフナに比べて弱い傾向にあります。

我が家も金魚だけが酸欠状態になって「鼻上げ」状態になることが多いです。

我が家は水草を入れておりますので、夜になると光合成をしなくなり酸素を供給しなくなり、水草は呼吸で水中の酸素を取り込むようになりますので、一層、金魚にとって酸素不足になります。

特に夏は酸素不足がかなりのものになり、口をパクパクする音が大きくなります。

それでも、夏を1回、2回と超えて元気でいてくれるのですが、それは体力のある金魚だけです。後から福ダルマ金魚を追加で入れたのですが、別のアクアリウム店で購入した個体でしたが、到着したときにすでに元気がありませんでしたが、最終的には死なせてしまいました。

溶存酸素不足を解消するのには、水を流して酸素を取り込むのが一番の方法です。

そこで「ろ過機」を導入することにしました。「ろ過機」は、金魚によって汚れた水をろ過することと、水流を作ることで酸素を取り込んで、水の中の溶存酸素量を増やすのが目的です。

近くに電源がありませんので、ソーラーパネルを使用する方法をとります。したがってソーラーパネルによる電気で動く「ろ過機」でなければいけません。あまりパワーのある「ろ過機」は購入できませんし、安価なソーラーパネルはモバイル用に充電するタイプのものが多いのでUSB接続でなければありません。

また、もう一つの問題がソーラーパネルですと日光がなくなってしまうと電気を発電しなくなりますので、夜間は充電池で動くようにしないといけません。

これは小型のモバイルバッテリーでかなえることにしました。ただし、パススルー対応といって充電しながら給電する方式でないといけません。パススルーでないと100%充電が完了しない(または給電していない状態)と給電してくれないからです。

ソーラーパネルからモバイルバッテリーに給電し、モバイルバッテリーから「ろ過機」に給電し、稼働させる方式としました。1番の問題は、USB接続である程度パワーのある「ろ過機」があるかということです。

調べてみるとUSB接続のある「ろ過機」は3つありましたが、1つの「ろ過機」だけが、パワーもありメンテナンスもし易そうでした。

実際に購入してみてソーラーパネルとモバイルバッテリー、そして「ろ過機」を接続してみて、うまく稼働し始めました。








※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。