飼育容器の近くに行きますと金魚たちが「エサくれ~!」と寄ってきます。
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水底に尾っぽを上にして動かない金魚がおりました。少しすると体を平行に保ち泳ぎ始めます。
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先週末の11月25日(土)、26日(日)にいきなり寒くなりました。12月中旬下旬の寒さで、最高気温も10℃を割り込むような気温でした。丁度、仕事で多摩市に行く用事がありまして、多摩に着きますと更に寒く感じたものです。多摩では雨が少しだけ降りましたが、みぞれ混じりの雨だったように感じます(すぐにやんでしまいました)。

そんな急激な気温の低下となりますと、もちろん屋外で飼っている金魚の飼育容器の水温も同じく急激に下がります。ただ、金魚は屋外で越冬できる魚ですし、関東の千葉であれば水は凍結することはありませんので、金魚が凍死してしまうことはありません。

しかしながら、こうも急激に水温が下がりますと他の心配も出てきます。

一番の心配は「転覆病」です。

「転覆病」は金魚がお腹を上に向けて逆さまになってしまったり、ひっくり返ってしまったり、お尻が浮いてしまい、体を水平に保てない症状になる病気です。

この「転覆病」を発症すると、ひっくり返ってしまったり、お尻が浮いてしまうので、金魚が体を水平に保とうとして体力を使ってしまい、衰弱して死んでしまいます。

この「転覆病」の原因ですが、金魚は自分の浮力を浮袋でコントロールしています。消化不良を起こしたり、水質の悪い状態で飼育することで、その働きがおかしくなったり、体内にガスが溜まるなどすると転覆症状が出てくるのです。

早期発見でしたら、エサのあげる量を減らすか、エサをあげずに消化を促します。

我が家は、おそらく前日にエサをあげたのですが、エサをあげる時間が遅かったことと、エサの量が多かったと思われ、その未消化による発症と思われます。

これであれば、一番の治療方法は絶食しかありませんので、これ以降はエサをあげずに様子を見ていますと、発症していたのを見かけたのが朝でしたが夕方には回復しておりました。

もし、それでも解消しないのであれば、別の飼育容器に金魚を移して塩浴させます。濃度は0.5%程度(1Lの飼育水に対して5gの塩)に調整してください。金魚の様子をじっくり観察し、徐々に回復しているようなら完治の見込みが出てきます。完治してから水槽に戻しますが、転覆癖がついた金魚はここからまた発症することがあるので、その場合は再び塩浴させます。これを繰り返すしかありません。

ただし、屋外の冬での容器の移動自体が金魚に大変ストレスがかけてしまう為、この塩浴前の絶食もしくはエサの量の抑制により症状を回復させたいところです。



※最後に
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