今年の夏はカブトムシのケースを2つにわけました。毎年1つの飼育ケースにちょっと個体数が多い時でも詰め込んでしまっていた(カブトよ!御免!)のですが、今年は羽化不全で角が折れ曲がったオスの成虫がおり、どう考えても正常な強いオスにあっと言う間に喧嘩で負けて殺されてしまうからです。

そうなると、他にも小さくて、こちらも喧嘩すると殺されてしまったオスも入れてあげて、さらにオスだけじゃ寂しいだろうとメスも入れて合計4匹で飼っている飼育ケースと、そしてオークションで追加購入した個体を含めた10匹の飼育ケースの2つとしたのです。

10匹いる飼育ケースは、おそらくエサの取り合い、メスの取り合いで毎日元気に喧嘩をしており、夜でも大きな音が聞こえてきました。

そして、お盆を迎えた迎えないぐらいで、全員生命期間を全うして死んでしまいました。

10匹が少しずつ減っていきている途中で飼育ケースを下から見ますとマットの中にカブトムシの幼虫が蠢いておりましたので、無事に繁殖してくれとことを確認しており、後はどれくらいの数が産まれたのだろうというところです。

10匹の成虫はいなくなった飼育ケースはいずれ掘り返しをしますが、小さすぎる場合は死んでしまいますので、しばらく放置となるのですが、ここで一番の心配はコバエの大量発生です。毎日とは言いませんが、時々飼育ケースの様子を見るようにしています、

本日は外出したので夜になって様子を見ようと飼育ケースを開けてみたのですが、開けてビックリ!飼育ケースの中にはカブトムシの幼虫がマットの上で蠢いておりました。

カブトムシの幼虫が、このようにマットの表面上にでてきてしまうのは、幼虫は自分にとって最適な場所を探す行為『ワンダリング』といい、特にカブトムシは蛹室の場所、アゲハチョウなら蛹になる場所を探し求める行為であり、カブトムシ用語でなく、幼虫全般にいえる用語です。

そしてカブトムシで言いますと大きな幼虫が夏前に蛹になる場所を探し求める意味もありますが、晩夏に生まれた小さな幼虫が自分に最適で生きていける場所を探すことも『ワンダリング』といいます。

❖ワンダリングがされる意味
 ・酸欠状態
 ・病気になった場合
 ・蛹になる前
 ・マット内部が熱を持っている(再発酵)
 ・小さな幼虫(初齢、2齢)
 ・環境が悪い(エサが少ない、糞が多い)

『ワンダリング』がされる状況はよくない状況もあるのですが、小さい幼虫の場合はそのような行動があること、またエサが少なくなったことも影響しているのかもしれません。表面を見ると糞が多いかなと思いましたので、マット替えをしたいと思っております。


マット上のあちらこちらにおりました。
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なぜかエサ皿に3匹も入っておりました。
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こちらにも大きめに幼虫がおりました。
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※最後に
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