カラスゴイ。

その名の通り、烏羽場色(からすばいろ)のコイなのです。

烏羽場色(からすばいろ)とは、黒い鳥の代表であるカラスの羽の色をさす。通常の黒より、さらに黒い色を形容する表現で、しっとりした印象のある艶やかな色合いなのです。ほんのわずかに、青みや 緑みがかかっているのも特徴なのです。

そんな「カラスゴイ」に魅了されまして、またまた衝動買いに近いのですが購入してしまいました。

そもそも鯉の種類は、日本在来種は野鯉(ノゴイ)と呼ばれます。他に真鯉(マゴイ)がおりますが、これは外来種の鯉です。また、真鯉は「ヤマトゴイ」と呼ばれることがあります。

琵琶湖の古い地層から在来種の鯉の化石が発見されていることから日本に鯉が生息していたことが証明されており少数が琵琶湖に生息しています。琵琶湖の棲息している鯉だけが在来種となります。

「カラスゴイ」は「ヤマトゴイ」から突然変異を起こした品種で漆黒色をした錦鯉の一品種と言えます。

外来種ですので、もちろん将来にわたって飼うつもりではありますが、カラスゴイを飼うのは初めてではなく、過去2度ほど、プログを書くはるか前にカラスゴイは飼っていたのですが、いずれもうまくいかずに死なせてしまっています。そもそも久しぶりにメダカをはじめ、水棲生物を飼い始めたので、いずれもうまくいっていない時期ではありました。

鯉自体は更に若かりし頃に屋外や屋内のどちらとも飼っており10年程度で死なせてしまいましたが経験はありましたが、久しぶりに飼育してみてカラスゴイを死なせてしまう結果になりましたので、まずはメダカの飼育の研究をして腕を磨いてからということにしました。

話を戻して、ネット販売を見ると、この「カラスゴイ」が高いところですと10cm程度で1万円というところもあり、ちょっと一庶民には手がでない金額だったのですが安く販売しているショップがありましたので、そこから購入した次第です。それでもなかなかの金額でして我が家で飼っている水棲生物の中では一番高いかもしれません(ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』除く)。

◆基本情報(※マゴイと一緒です)
名称   : カラスゴイ
最大全長 : 60cm(稀に1mを超す個体あり)
価格   : 1匹1,800~10,000円
寿命   : 20年(稀に50年を超す個体あり)
水温   : 5~35℃(活動温度)20~30℃(適温)
混泳   : 大きさが同じ程度の種であれば混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い(卵生)
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料

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❖飼育容器
成長して体は大きくなりますので容器の大きさは幅60cmは必要です。先に鯉は成長すると60cmになると書きましたが、小さな容器の中で混泳させていれば20~30cm程度に抑えられることもあります。エサをあげすぎず、1匹飼いをしない限り、容器にあわせた成長になります。

ろ過(水質維持)
鯉のエサの残りや排泄物は、鯉にとって毒性の強いアンモニアに変化して「ろ過バクテリア」により分解されて毒性の弱い硝酸塩に変化します。
排泄物が多い鯉を飼育するには、多くの「ろ過バクテリア」で有害なアンモニアをいち早く分解することが必要なので「ろ過バクテリア」の住み家となるろ過機を設置します。

「ろ過バクテリア」が生成した毒性の弱い硝酸塩も多くなると鯉の命を脅かします。

また、ホテイ草などの水草、牡蠣の殻などの浄化用品、生物ろ過のタニシは水質悪化を防いでくれる効果があります。

ホテイ草やタニシは、鯉が大きくなりますとエサになってしまいますが、鯉の大きさが20~30cm程度であれば食べられることもなく効果が期待できます。

ただし、ろ過機に勝る物ではありませんので、ろ過機を設置するのが一番得策であり、ろ過機が鯉の安全で快適な環境を維持してくれますし、人間側も水替えを頻繁に行わなくてよいなどメンテナンスも楽になります。

❖水替え
鯉はエサをよく食べて排泄物も多く水を汚す魚ですのでろ過機を設置していても週に2分の1程度を目安としてにカルキを抜いた新しい水と交換して有害アンモニアや硝酸塩を排除しないといけません。

ろ過機がない場合は、週に1度は総水量の3分の2程度を目安としてにカルキを抜いた新しい水と交換して有害アンモニアや硝酸塩を排除しないといけません。頻繁に行う水替えは鯉のストレスにもなりますので注意が必要です。

❖エサ
鯉は水温が20℃以上になればエサをよく食べるようになりますので2~3日に1回はエサを与えます。1週間程度エサを食べなくても弱りませんし死にませんので問題ありません。また、水温10℃以下になりますとエサを食べなくなりますので、その場合は与えなくても問題ありません。

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※最後に
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